小さな住まい
建物が主役ではなく、暮らしが主役の家。
少ないモノで暮らすこと。小さく暮らすこと。
場所・時間・お金に縛られない暮らし方を、みんなと一緒に考えます。
無印良品と「小さな住まい」を一緒に考えるYADOKARIは、ミニマルライフ・タイニーハウス・小屋・多拠点居住などをテーマとしたライフスタイルマガジン「YADOKARI」の運営をはじめ、国内では珍しい小屋・タイニーハウスの企画開発、それらを活用した空き地や遊休地の再利用・まちづくり支援など、小さな暮らしを軸に様々な活動を展開しています。
「小さな暮らし」が大きな豊かさをつくる
YADOKARIをはじめたのは2012年のこと。前年の東日本大震災の爪痕がまだ色濃く残る時期でした。その頃、これからの暮らし方について真剣に考え、行動する人々や団体が現れ始めます。というのも、私たちは、大地震で全壊した建物や、津波でたくさんの家屋があっけなく押し流されていく様子を見て、ものはいつか消えてなくなるということを痛感し、大きな家を建てて、多くの物を抱えて生きていても、自然災害の多いこの国では何があるかわからないとおもったことが大きな理由です。それまで大事にしてきたものは一瞬で崩れていく。それなら、最初から物を持つことに執着せず生きていくことのほうが道理に合っているのではないか。「大きい暮らし」よりも「小さな暮らし」の方にこそ分があるとも言えるのです。
このコーナーでは、無印良品とYADOKARIが収集した「小さな住まい」についてみなさんと一緒に考えていきたいと思います。さまざまなご意見をお待ちしています。