住まいのかたち
ヒストリー

インターネット上でお客様とのコミュニケーションを行い、
新しい商品やサービスを模索していた中で、
「家をつくってほしい」そんな声がありました。
そこからたくさんのヒヤリングが始まりました。
そして2003年、無印良品は「暮らし」を提案する企業として
「家」をつくることになります。
家は暮らしの象徴です。約7000アイテムを超える商品を
包み込む器として無印良品の家のプロジェクトは始まったのです。

2000年

ムジ・ネット株式会社(現 株式会社MUJI HOUSE設立

MUJI.net(WEBサイト)スタート

インターネットを通して新しい生活空間を提案し、新しいモノやコトの開発・販売を行うMUJI.netがスタート。
ネット通販だけでなく、お客様とともにプロセスを共有できるコミュニティーサイトとして住まいの取り組みがスタートしました。

www.muji.net
2001年

コーポラティブハウスの取り組み発表

住まいのモノを田園調布コーポラティブハウスに実際に住むメンバーと共同開発。

2002年

住空間事業部設立

新築戸建て住宅「MUJI+INFILL 木の家」、都市型住宅「MUJI+INFILLコンクリートの家」、マンションリフォーム「MUJI+INFILLリノベーション」発表。
住まいの考え方をスケルトンとインフィルに明解に分け、あとから家の中身を自由に組み替える事ができることを目指しました。
それぞれプロトタイプをつくりましたが、最も実現可能性の高かった

「木の家」が先駆けて誕生します。
またインフィル開発の第1弾として、限定店舗にてセミオーダー「MUJI+INFILLキッチン」の販売行いました。

新築戸建て住宅「MUJI+INFILL 木の家」

都市型住宅「MUJI+INFILLコンクリートの家」
2003年

「MUJI+INFILLリノベーション」モデルルーム発表

ワンルームの一方の壁にキッチン、収納、ワークスペースを格納して扉をつけました。
すべての扉を閉じると何もない空間になり、キッチンだけ開けば部屋すべてがキッチン、ワークスペースの前の扉を開ければすべてがワークスペースというように、目的にあった空間に変化するという仕組みを提案しました。

2004年

無印良品からのメッセージ「無印良品の家」発表

無印良品は暮らし方のメッセージとして「家」への発言が多くなっていきます。このメッセージでは「無印良品は着実に、そしてていねいに『家』に向かいます。」という言葉で締めくくられています。

無印良品からのメッセージ「無印良品の家」

モデルハウス第1号「無印良品の家 有楽町店」オープン
商品第1号「木の家」販売開始

有楽町の無印良品の店舗内にモデルハウスをつくりました。
無印良品から家が発売された事に注目され、一日500人もの見学者が訪れました。発売当時は16タイプのスケルトンの大きさを決め、価格を明解にすることでそれまでの家づくりに対して、「商品」としての家を提案します。

木の家

「家」の販売
無印良品有楽町の店舗内に初の販売拠点となるモデルハウス

「無印良品の家 有楽町店」をオープン。
「無印良品の約7000アイテムの商品を包み込む暮らしの器として、また暮らしの象徴として「無印良品の家」は生まれました。
コンセプトは「永く使える、変えられる」。
無駄を排した飽きのこない普遍的な形の追求、構造計算を全棟に適用し、構造体の安全性と信頼性を高め、さらに外断熱の採用による高い快適性、などを基本としました。
時代の変化や家族の成長に対応し、何世代にも受け継いでいけるような家を考えました。

2005年

無印良品の家「強さの秘密展」開催

強さの秘密展無印良品有楽町のATELIER MUJI スペースにて、無印良品の家SE構法の強さの秘密を紹介、展示しました。

強さの秘密展
2006年

集合住宅への取り組み 事例1・マクハリタマゴ

869戸の大型集合住宅のモデルルームの間取りを考えたプロジェクト。キッチンを家の中心に据え、全ての部屋からの視線は真ん中のキッチンにつながる間取りを提案しました。

事例1・マクハリタマゴ(千葉県幕張新都心)

無印良品の家「ここちよさの秘密展」開催

光と空気を上手に使う木の家のしくみ、快適に住まうためにできること。迷わずまっすぐに考えてできた合理的な住まいを、無印良品有楽町のATELIER MUJI スペースにて紹介、展示しました。

無印良品の家「ここちよさの秘密展」
2007年

無印良品からのメッセージ「家の話をしよう」発表

「住まいをつくる方法は誰も教えてくれません。」から始まる、無印良品からの暮らし方のメッセージを発表しました。

無印良品からのメッセージ「家の話をしよう」

書籍「家の話をしよう」発刊

書籍「家―良い家の作り方」発刊

本の出版とリノベーション
2007年3月に発刊した書籍「家の話をしよう」では、古い住宅を買って自分の暮らしに合わせた住まい方を紹介しました。自分の家ですからお仕着せのものでなく、自分の想い通りの家を手に入れる方法を考えよう、というリノベーションの提案です。
2008年11月には、リノベーションについてのアンケートでは9500人もの方にお答えいただき、関心の高さがうかがえます。約半数の方が、中古のお住まいを買って改修して住んでもいいと回答しています。無印良品では、リノベーションについてもっと可能性を考えていきたいと考えています。
2008年3月には、書籍「良い家の作り方」も発刊して、暮らし方の提案をしています。

家の話をしよう

良い家の作り方

新商品「窓の家」発売開始

箱形の「木の家」に対して、もうひとつ対局にあるような家型の「窓の家」をつくります。子供が絵に書くような「家のかたち」、人々の記憶中にある家の原型を探し求めます。窓を自由な位置に付けられるようにして、何を見て暮らすか。ということを提案し、外部と内部をどうつないでいくのか、窓を通して家を考えようとその名前を名付けました。

窓の家

「木の家」と「窓の家」
「木の家」は自然エネルギーを最大限活かす大きな庇を持った箱形。「窓の家」は子供が絵に描くような三角屋根のかたち、名前通りその窓に特徴を持ちます。どちらも永く使っていただくために、間取りの可変性を大切な理念としました。そのため、内部の間仕切りはなるべくつくらずに、大きなひとつながりの空間をつくり、後から必要に応じて仕切っていける様になっています。
家族の成長に合わせて部屋を仕切る、ライフスタイルの変化にも対応できるということが住まいを永く使うことにつながっていくのです。

木の家

窓の家

オリジナル開発商品「MUJI infill」発売開始

戸建住宅、集合住宅を問わず、可変性のある暮らしを考えていく中で、住宅設備や建築金物の開発もしてきました。業者にすすめられたものから選ぶのではなく、自分らしい住まいをつくるために、手間はかかりますが自分で住まいを編集するためです。
飽きのこないスタンダードなものを短い流通経路で販売することで、住まいの編集者を応援しています。

レバーハンドル

みんなで考える住まいのかたち」プロジェクト開始

「くらし」について皆さまの声を直接聞いてみようと考え、WEB上でのアンケートを毎月1回、半年間で6回行いました。
1回のアンケートの回答者はのべ1万人を超え、くらしを考えていく上での様々な示唆に富んだ多くのご意見をいただきました。
まだまだ進化の途中ですが、この活動を「みんなで考える住まいのかたち」と名付けました。既成の枠組みにとらわれず柔らかい発想で現代の日本の住まいの可能性を考えていきたいと思います。

2008年

集合住宅への取り組み 事例2・新高根プロジェクト

千葉県の船橋市新高根に150戸の集合住宅のプロジェクト。大きなダイニングテーブルを中心に、食事をするだけでなく、子供が勉強をしたり、お父さんが仕事をしたり、家族がそれぞれの時間を同じ空間で共有できる様な間取りを提案しました。

事例2・新高根プロジェクト(千葉県船橋市)

訪問リサーチ開始/第2期アンケート開始

みんなで考える住まいのかたちでの調査はWEB上にとどまらず、実際のお住まいのお宅に訪問させていただき、収納の量や、暮らしの中で困っていることなどを調査する訪問リサーチを始めました。
その分析した結果を第2期アンケートへとつなげました。

三菱地所との共同企画「MUJI VILLAGE」集合住宅プロジェクト(パークハウス 木々 津田沼前原)発表

千葉県船橋市にある152戸の集合住宅のプロジェクト。WEB上でのみなさんのご意見とアンケートをもとに、それまでのモデルルーム一室のコーディネートとは違い、一つのスケルトンに対して選択可能ないくつもの間取りを考えました。このプロジェクトでは専有部分の住戸の間取りだけでなく、共有空間についても提案。みんなで使えるライブラリーやキッチンスタジオ、ゲストルームなど、集まって住むことの豊かさを提案していきました。


住人祭イベント開催

「住人祭への取り組み」
集合住宅を考えていくと、コミュニティのあり方について色々と考えさせられてきました。
そんな時に「住人祭」というものの存在を知りました。住人祭とは隣人祭りとも呼ばれる、フランスから始まったお祭りです。1999年、フランスの青年が集合住宅の隣の老人が亡くなったことに気付かずにいたことを悔やみ、それをきっかけに始まりました。今では年に一度5月に行われ、ヨーロッパでは750万人が参加する大きなお祭りになりました。ルールは何もなく、飲み物や食事を持ち寄って会話をするだけ、隣の人との目に見えない壁を取払い、居心地の良いコミュニティづくりにつながっています。暮らしを考える上で、良いコミュニティを考えることは不可欠だと感じ、無印良品ではこの運動を応援しています。展覧会やセミナーを通じて多くの方にこの運動を知ってもらい、実践していただきたいと考えています。


リビタとの共同企画「リノベーションプロジェクト」発表

新築の戸建て住宅だけでなく、都市にあるストックをどう活用していくのかを考え始めます。
すべてをはぎ取り、スケルトンの原型をできるだけとどめ、最低限のインフィルを追加していく事、後から住まい手がつけ足していくような「手がかり」をつくっていく事を模索します。このプロジェクトは住み手に「自分の家は自分でつくる」という家に主体的に関わるような文化をつくっていくための提案とも言えました。

リノベーションプロジェクト

「住まいのかたち展」開催

住まいのかたち展MUJI新宿にて、これまでに行ってきたプロジェクトの紹介をテーブルに、みなさまからいただいたご意見を風船に吊るして紹介、展示しました。

住まいのかたち展
2009年

「住まいのリノベーション展」開催

MUJI新宿にて開催したこの展示会では、無印良品が考えるリノベーションを、完成したプロジェクト第1号物件を通して、住まい方の変化による間取りの事例をご紹介しました。

住まいのリノベーション展

構造セミナー「自分でできる建物診断」開催

MUJI STUDIOにて開催。「住まいの診断ポイント」についてお伝えするとともに、耐震改修の実例を通して知恵と知識をみなさんと共有しました。

三菱地所との共同企画「自由が丘19スタイル」集合住宅プロジェクト(スタイルハウス目黒緑が丘)発表

新築分譲マンションでありながら、購入者が自由に間取りを設計できるというプロジェクト。そのために一つのスケルトンに間取りの可能性を可視化するため、いくつもの間取り案をつくって提示します。
広告には自由な間取りの象徴として茶室を表現してみました。

自由が丘19スタイル

オリックス不動産との共同企画「白井小町」集合戸建てプロジェクト発表

暮らす人+オリックス不動産+無印良品。みんなでつくるこの街は、千葉ニュータウン白井エリア、計画総戸数177戸の戸建住宅街。ここに無印良品の家が建ち並ぶ街がついに実現しました。

白井小町

新商品「朝の家」発売開始

「木の家」「窓の家」についで考えた「朝の家」です。
朝がおとずれ、暮らしがこれから始まるように、自分の暮らしをそれぞれの住まい手が自分で考えてもらいたいという想いを込めてつくりました。家が暮らしの背景となるような家です。
木の家、窓の家に比べると、何も主張しないことをテーマに、また家の工業化ということを追求し、工業化の家としてのディテールの完成度と反復性を考慮した家です。

朝の家
2010年

集合住宅
「MUJI VILLAGE」プロジェクト(パークハウス 木々 津田沼前原)
「自由が丘19スタイル」プロジェクト(スタイルハウス目黒緑が丘)
集合戸建て
「白井小町」プロジェクト
3プロジェクトが2010年度グッドデザイン賞を受賞

「未来の家プロジェクト」開始

熱エネルギーを計算するという、家のデザインではなく、自然エネルギーをデザインすることを目指しています。年間冷暖房付加計算を事前に実施し、目に見えない自然エネルギーをいかに可視化するかをテーマにしています。これからの暮らし方を考えた家づくりを開始しました。

2011年

住まいと緑「家族の森プロジェクト」(ユトリシア参番館)発表

1500戸の大規模マンション。1ヘクタールを超える大きな中庭があり、そこを家族の森と名付けました。
1階の住戸には専用庭があり、緑のある暮らしの豊かさを提案していきました。

家族の森プロジェクト

三菱地所との共同企画「ザ・パークハウス弦巻」住まいと緑プロジェクト発表

通常のリビングルームとは別に、もうひとつ緑に囲まれたリビングルームを提案します。多目的に使われる日本のリビングは、乱れやすいもの。そこで目的を分け、視線を気にしないような、一人のくつろぎの空間を緑で包んで提案してみました。そこにいつでも一人まどろむ事ができるようなデイベットをしつらえました。

ザ・パークハウス弦巻プロジェクト

間取り研究「都心で暮らす住まいのかたち」プロジェクト発表

無印良品とつくる都心の住まい「Brillia浅草橋」は、「間取り研究」やコラムで、皆さんと一緒に考えてきたことが実現したプロジェクトです。共働き世帯の多い都心のマンションでの暮らしは、家事を効率的に行えることがとても大事ではないか、と考えました。できるだけ効率よく家事を行いながら、その分、家族で過ごす時間を増やしていく。また、家事を行いながらも家族の気配を感じて過ごす。「Brillia浅草橋」では、これらの解決策を提案しました。

都心で暮らす住まいのかたちプロジェクト

全棟温熱シミュレーション「+AIR」導入開始

住宅には太陽熱、光、風などの自然のエネルギーを最大限に活用するパッシブデザインと、そしてその効果を「見える化」することが重要と考え、お客様に提案する全ての無印良品の家において、1棟ごとに日当たり、通風、室内温度、使用エネルギーのシミュレーションするしくみ「+AIR」を新たに導入しました。


2012年

UR都市機構との共同企画「MUJI×UR 団地リノベーションプロジェクト」開始

MUJI×UR団地リノベーションプロジェクトは、これまでにない暮らし方を賃貸住宅で実現しようとする試み。古いものを壊してつくり変えるのではなく、愛着を持って長く丁寧に住みつないでいく。団地の明るさ、風通しの良さを活かしながら、新たな時代の暮らし方にあわせていく。皆さんと一緒に、新しい地域コミュニティのかたちや、団地の再生についても考えていくプロジェクトです。


2013年

書籍「『無印良品の家』に会いに。」発刊

「無印良品の家」で建てられた住まいを訪問し、お住まいの方々にお話をうかがうプロジェクト「家に会いに。」が本になりました。

書籍「無印良品とみんなで考える住まいのかたち。」発刊

のべ約10 万人から寄せられた住まいのかたちのアンケートをもとに、これからの「住まいのかたち」をまとめた本が発刊されました。間取りを中心にいろいろな角度から理想の姿と重ね合わせ、その結論としていくつかの間取りを提案。現在の日本人のライフスタイルや空間への思い入れが浮き彫りにされます。



「ぜんぶ、無印良品で暮らそう。」三鷹の家の住まいモニター入居開始

家も、家具も、ぜんぶ無印良品で生活したら、どんな毎日になるんだろう。無印良品では三鷹に建てた「無印良品の家」に2年無料で住む人を募集。当選した住まいモニターの無印良品に囲まれた暮らしがここに実現しました。


HOUSE VISION 2013 無印良品 × 坂 茂「家具の家」発表

家を支える構造体として柱や壁を考えるのではく、収納家具そのものを建築を支える柱と考えた、空間も資材も無駄が無い住宅として、坂 茂氏により1995年に「家具の家」は開発されました。この展示では、構造体の家具を、無印良品の収納モジュールと合致させることで、収納小物などを含めて合理性を追求しました。


2014年

新商品「縦の家」発売開始
「縦の家」2014年度グッドデザイン賞ベスト100受賞

「縦の家」は、狭小地を縦に広く使う、都市型住宅の新しい提案です。高気密高断熱で室内の温度や空気の質をコントロールする「無印良品の家」の特性を活かして、3層の吹き抜けのどこにいても同じ快適さを実現しました。

縦の家
2015年

無印良品のリノベーション「MUJI INFILL 0」発売開始

インフィル・ゼロとは、無印良品がお手伝いするリノベーションの原点。自分らしく暮らすためのすっぴんの住空間。本当に必要なものだけを残して、暮らしの「0(原点)」をつくり、自由にパーツやアイテム、素材を「+(プラス)」していくという住まいの発想です。
無印良品 有楽町リノベーションセンター(東京都)にて、施工・受注が始まりました。


新しい小屋を提案するプロジェクト「MUJI HUT」発表

「都会で働き、週末は自然の中の小屋で過ごす」というテーマに、
六本木ミッドタウンにて、「コルクの小屋」「アルミの小屋」「木の小屋」の展示発表を行いました。それぞれジャスパー・モリソン氏、コンスタンチン・グルチッチ氏、深澤直人氏の3人のデザイナーがデザインを担当。


2016年