子どものお友達が遊びに来ると家中で遊んでいます

窓の家 | 2021.11.16

福島県郡山市にある「窓の家」I邸は、外構の緑や紅葉の木と真っ白い壁のコントラストが美しいお宅。Iさんご一家は「窓の家」に住み始めてまもなく1年を迎えます。

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■建物概要
ご住所:福島県郡山市
竣工年月:2020年12月
延床面積:94.39m²(28.55坪)
■ご家族構成
ご夫婦+お子さま1人

10年以上前から「無印良品の家」を知っていたご主人。まだ独身だった当時、郡山市にあった「木の家」のモデルハウス(※現在は閉店)を見たそうです。

「当時はあのような外観の家はあんまりなかったので、格好いいと感じました。窓が大きかったのも印象的でしたね。その後、結婚を機にあの『木の家』を建てようと考えましたが、県内に『無印良品の家』のモデルハウスがなかったので諦めました。賃貸アパートに家族3人で暮らしていましたが、子どもが小学校に上がると物も増えて手狭に。窮屈さから家族のストレスも溜まってきていたので、いよいよ本気で建てたいと考え出したのが3年ほど前です」

家を建てるにあたって、まずご夫妻は一般的な工務店の住宅展示場巡りをスタート。しかしどこを見ても間取りとデザインに違いが感じられず、しっくりこない感覚が続きます。次第に展示場巡りも行かなくなりました。

「うまくいかない理由を考えたときに、やっぱり『無印良品の家』を求めている自分に気付きました」と振り返るご主人。そこで思い切って新潟県にある「無印良品の家」の展示場に足を運びます。「木の家」はすでに知っていたので、気になっていた「窓の家」を見るためです。

「『木の家』は横の抜け感がありますが、『窓の家』は縦の抜け感を感じてよかったですね。空間が全然違うことに驚きました。楽器をやっているので、天井の高さは好印象でした。また『木の家』と違って、壁全面が白いのも魅力的でした。壁が真っ白だと汚れが目立つ恐れがあるので抵抗感がありましたが、モデルハウスを見たら意外と落ち着きました。病院で働いているので、病院の白い壁のように感じて違和感がなかったのかもしれません(笑)」

「窓の家」の特徴でもある、見ているだけでも気持ちのいい真四角の大きな窓も「窓の家」を選んだ決め手となりました。さらに「無印良品」に対する信頼も大きなポイントです。

「インテリアコーディネートが苦手なので、他の工務店の家だと家具選びに困ると思いました。でも『無印良品の家』なら無印良品の家具を置けば、変にならない安心感があります。また展示場巡りをしていたときは、壁紙やフローリングのサンプルを『何百種類の中から好きなデザインが選べますよ』とプレゼンしていただいていましたが、選択肢が広すぎてベストな選択ができるのかが不安でした。逆に『無印良品の家』ならモデルハウスで「こういうデザインです」と提示されていてわかりやすかったです」

断熱性耐震性といった性能も作りがシンプルなだけでなく、担当者の説明にも納得感があったため、家づくりに対する信頼につながったと振り返るご主人。施工も新たにオープンした宇都宮店ができるようになったということもあり、10年以上前に見た憧れの「無印良品の家」の中から、「窓の家」で家を建てることを決めました。

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順調に進んでいたプランニングでしたが、最後の最後に間取りを大きく変更することになりました。

「父から土地を借りる都合上、当初はもっと北側に建てる予定が今の位置になりました。最初はお風呂も2階にする予定でしたが、1階に変更。『木の家』と同じスケルトン階段にする予定も変えました。急遽いろいろと間取りを変えましたが、担当の方が柔軟に対応してくれて助かりました」

予定とは違う間取りに変わっていった中でも、ご主人が強くこだわり続けていたのは玄関からリビングにかけての動線です。

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「リビングの広さ、リビングと納戸の床のつながり、納戸の収納スペースの確保は実現したかったです。結果的に納戸スペースは3畳になりました。納戸には玄関からもリビングからもアプローチできるようになってよかったですね。床のつながりは動物好きな妻がペットを飼うことを想定しました。ゲージの場所を考えると床がつながっているとすっきりするはず。実際に今、犬のゲージを納戸に配置してきれいにおさまっています」

キッチンに関しては新潟店のモデルハウスに行った際に奥様が「これがいい」と言ったので、新潟店のキッチンをそのまま導入しました。一方でキッチン奥の扉を設置するかどうかは、最後まで悩みました。

「前に住んでいた家の食器棚を使うことにしていたので、いずれ最初の食器棚と違うサイズの食器棚を入れた際に扉が干渉したらもったいないと思って断念。目隠しは天井からロールカーテンをすれば十分なので、特に問題はないですね」

「窓の家」の特徴でもある大きな窓を活かすため、カーテン選びにも時間をかけました。いろいろと悩んだ末、枠の中にたまりができないよう内付けのロールカーテンではなく外付けのスライドスクリーンにして窓枠を際立たせる形に。

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「一番大きな窓にもロールカーテンを付けると、せっかく枠を取ったのに中に入ってしまうのがもったいないかなと感じました。スクリーンが縦に揺れてなびく動きになって面白いです。窓によってベストな用途や見え方を考えて、カーテンの種類を変えたのもこだわりです」

小学生のお子さんの荷物もリビングに集約。勉強もリビングでやっているといいます。お子さんの個室は悩みましたが、今では作る必要性を感じていないそう。

「間取りの中に子どもの遊ぶ空間を作っている方も参考にしましたが、今はお友達が遊びに来ると家中が遊び場。子どもの個室の有無をそんなに悩む必要もないと思いますね」

かつてはお出かけ好きだったご主人も、休日はおうちで過ごすことが増えました。庭に花や植物を植えたり手入れをしたりする時間が好きだそうです。

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「父と母が結婚する際に祖母が植えたオオデマリの木は、整地する前からうちの敷地内に植えてあった大事な木。別の場所に移植してからうちの庭に戻しました。施工途中からは、父も交えて楽しく家づくりをしていきましたね。これからは我が家だけでなく、敷地内の実家の生垣や植栽も手入れをし、植物を通してつながりや空間の統一感を持たせたいです。父と母が実家の横にラベンダーを植えているので、我が家にもラベンダーを植えて一緒に育てていきたいですね」

家族のつながりが増える明るい「窓の家」。「これからの暮らしが楽しみです」と、ご主人は笑顔で語ってくれました。

※掲載写真は取材時のものであり、現在はご採用いただけない仕様もございます