盛り付けた料理がひときわ映える「白いお皿」のような住まいです

窓の家 | 2023.10.17

滋賀県湖南市にある「窓の家」K邸は、モノトーンのシンプルな色合いが、緑の多い周りの環境にひときわ映えるお宅です。Kさんご家族は、ご夫妻と2人のお子さまに猫が2匹。「窓の家」に住んで、3年が経ちました。

■建物概要
ご住所:滋賀県湖南市
竣工年月:2020年6月
延床面積:125.8m²(38.05坪)
■ご家族構成
ご夫婦+お母さま+お子さま2人+猫

「この家を例えると『白いお皿』かな、と思うんです。それもよくできたお皿。機能美があるし、丈夫で使いやすい。そして何より、盛り付けた時に料理が映えるんですよ」

今回は、「窓の家」のことをそう評する奥さまに、この家に住むまでと、住んでからのお話をお伺いしました。

学生時代の文房具から始まり、無印良品の製品を愛用してきている奥さま。以前から「無印良品の家」の存在も知っていたそうです。
「モデルハウスを見て、おしゃれだなと思っていたら、無印良品がつくっていると知って、驚きました。まだ家を建てることなんて考えもしない頃でしたが、印象に残りました」

その記憶がよみがえってきたのは、ご結婚して、お子さまのご誕生を機に、家づくりを考えた時。ご主人と連れ立って、改めてモデルハウスを見学に行きました。
「必要な機能だけがあるような、『引き算の美学』とも言うべきコンセプトが、とてもいいと思ったんです。シンプルなつくりの家を、工夫しながら自分たちの心地よい住まいにしていくのは、楽しそうですし、結果的に長く暮らしていける住まいになるだろう、と感じました。もちろん、断熱や防音といった基本的な性能はしっかりしているところにも安心感がありました」

ご主人とも意見が一致した奥さまは、協力しながら、モデルハウスの見学などもしていきました。
「どのモデルハウスもテーマが明確で『こういう暮らし方もあるな』と、腑に落ちましたし、『自分たちはどのような家にしたいか』というイメージを具体的に考えるきっかけにもなりました。他の会社もいくつか比較検討していたのですが、一室空間の開放感も含めて、とてもしっくりときたので、『無印良品の家』にしよう、と話が決まりました」

土地も見つかったご夫妻は、検討を重ねた上で、ご家族のライフスタイルや好みにより合致していると考えて、「窓の家」を選択しました。

家づくりは「すっきりとしたレイアウトで、ストレスなく生活できる、可変性の高い間取り」という基本のコンセプトをベースに、ご夫妻の希望を組み込んでいく形で進めていきました。

「ウォークインクローゼットなど収納スペースを確保した上で、生活空間には棚などをあまり置かないような間取りにすることを心がけました。1階は、階段の周りを回遊できるようにして、『行き止まり』のない間取りにして、生活動線をスムーズにしつつ、子どもたちが気持ちよく動き回れるような空間にしました。

LDKの空間を大きく取りたい、という意図もあって、浴室と洗面所は2階に設けました。2階は、将来子どもたちの個室が必要になることを想定して、可変性の高い間取りにもしてあります」

そのほかにも、冷蔵庫が収納できるスペースをつくったり、洗濯スペースとウォークインクローゼットを隣り合わせにしたりと、担当者とも細かくやりとりを重ねて完成させた住まい。実際の暮らし心地には、ご主人やお子さまたちも含めて、満足されているそうです。

「家としての性能の高さを実感しています。夏涼しくて、冬暖かいので、想像していた以上に心地よく過ごせています。普段は当たり前のように使っているのですが、ふとしたことで、断熱や防音といった機能に気付かされる。そのさりげなさが気に入っています」

ソファなどの家具も最小限にして、一室空間ならではの開放感もご家族で楽しんでいます。住まいの快適さを保っていこうと考えることで、もの選びに対する意識も変わった、と奥さまは語ります。

「収納を少なくしたことで、ものをむやみに増やすことがなくなりました。もちろん、必要なものは手に入れます。でも、棚などを増設することはできるだけしないようにして、すっきりとした空間を保とう、という意識を持つようになったので、選ぶときもよく吟味するようになりました」

「窓の家」の大きな特徴である「窓」から見える景色も楽しんでいるそう。

「リビングの一角から見上げると、吹き抜けを通して2階の窓から外の自然が見えるんですよ。それを見ているだけで、心が落ち着くんです。だから、子どもたちと一緒になってリビングに寝転がったりしています」

そう笑う奥さま。お子さまたちの成長に伴って変化していくライフスタイルに合わせて、部屋のレイアウトなども少しずつアレンジしながら、ご家族で「窓の家」での暮らしを満喫しています。

「可変性の高さも含めて、長く快適に暮らせるための知見が詰まった家だな、と感じています。性能面などの基本がしっかりしているから、安心してより心地よくする工夫を楽しみながら暮らしていける。住めば住むほど、この家にしてよかったな、と思えます」

※掲載写真は取材時のものであり、現在はご採用いただけない仕様もございます