親族や友人たちもいやすい場所になれば、と願ってリビングを広くしました

木の家 | 2021.3.23

宮城県名取市の閑静な住宅街にある「木の家」S邸は、白を基調とした外観が印象的なお宅です。Sさんご一家はご夫妻と長女の3人家族。近く2人目のお子さんの出産を控えるなか、ご夫妻にお話をおうかがいしました。

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■建物概要
ご住所:宮城県名取市
竣工年月:2019年9月
延床面積:124.37m²(37.62坪)
■ご家族構成
ご夫婦+お子さま2人

無印良品の商品を愛用していたお2人ですが「無印良品の家」の存在を知ったのはご主人の方が先でした。
「無印良品のお店に買い物に行ったときに知りました。まだ家を建てる予定もないころだったのですが、無印良品が家を手がけている意外性もあって、印象に残っていました」と振り返るご主人が、あらためて「無印良品の家」のことを意識したのは、ご結婚し、お子さまを授かって「永く暮らせる住まいを」と、戸建てを建てることを具体的に考え出したときでした。
「大きな買い物だから」(ご主人)と、数多くの住宅メーカーを比較検討することにしましたが、その候補のなかに「無印良品の家」も入っていました。

初めてご夫妻で、仙台北店「木の家」のモデルハウスを見学したときの印象は、おおむね良好だったものの、いくつかの懸念もあったそうです。
「無印良品の商品全般に通じるシンプルなデザインが『格好いいな』と思いました。木を多用した内装や開放感のある間取りも好感を持ちました。ただ、シンプルさゆえに『いろいろな部分でコストを抑えているのかもしれない』とも感じました」そう語るご主人に、奥さまも言葉を続けます。「夫に『無印良品の家』の存在を教えてもらって、予備知識もなく見学に行ったのですが、一室空間を最初に見たときは『こんなつくりってありなの?』と驚きました。『家は壁で細かく仕切るもの』という固定観念があったんですね。ただ、間仕切りが少ない、家族の気配を感じられる家で暮らすのは楽しそうだな、と好感を持ちました」。

ご夫妻は、その後も他のメーカーと並行しながら「無印良品の家」のことも調べていきました。
「他と比較検討することで、間取りなどの可変性を高くした『無印良品の家』に、ますます魅力を感じるようになりました。子どもが生まれ、彼らが大きくなって、と時を経るにつれて家族のライフスタイルは変わっていくはず。その変化に寄り添ってくれるつくりなら、永く暮らせる家になるだろうと感じました。また、断熱性耐震性を調べて、想像以上にコストと手間をしっかりかけながら家としての性能を高めていることも知り、『木の家』に住みたいという気持ちが定まっていきました。こちらの考えがまとまるまで待ってくれる担当の方の姿勢も『無印良品の家』にしようという気持ちを後押ししました」と口を揃えるご夫妻は、ホームページで施工例・入居者インタビューを読み込んだり、実際に入居者宅見学会に足を運んだりして、ご自身たちが実際に住むイメージを固めた上で、奥さまのご実家に隣りあった土地に「木の家」を建てることを決めました。

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家づくりの際に、とくに気を配ったことは「リビングを広く、そして収納スペースもしっかり設けること」。それを基本コンセプトにして、ご夫妻の希望を組み込んでいきました。

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「私たちだけでなく、親族や友人たちもいやすい場所にしたかったので、出来るだけリビングを広くしたいと思いました。キッチンは動線がスムーズになるアイランド式にしましたが、料理をしている手元が見えないようなつくりにした上に、リビングから直接見えない場所に収納を設けて、すっきりとした見た目になるようにしました。あと、リモコンなどがまとめておける『窪み』を一角に設けてみました」(奥さま)。

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「玄関から入って、靴を脱いで、洋服を部屋着に着替えられる一連の動作をスムーズに行えるように間取りや動線を工夫しました。あと『木の家』の魅力をより味わいたかったので、床をパイン材にして、ウッドデッキを設けました」(ご主人)。
その他にも、階段の下に洗濯スペースを設けたり、2階に廊下を設けたりと様々な工夫を凝らしました。

「担当の方にも何度も相談をして、自分たちの心地よさを追求しました。いろいろ迷いながら決めていきましたが、満足した間取りになったと思います」と話すご夫妻。実際に暮らしはじめて1年(取材時)が経ちましたが、その住み心地は上々です。

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「迷ったところも含めて『こうしてよかった』と感じています。予想以上に良かった部分も多いです。例えば収納は、あえて奥行きを短めにしてあれこれ詰め込めないようにしたのですが、見た目がとてもすっきりしました」(奥さま)。

「エアコンは1階に設けた1台だけで、快適に過ごせています。年に1、2回ある猛暑のときのために2階のベッドルームに小型のエアコンを設置してもいいかもしれませんね」(ご主人)。

ウッドデッキで東北の秋の風物詩「芋煮」をご友人たちと楽しんだり、オンラインでの「飲み会」にリビングから参加するなど「木の家」の特長を活用した暮らしを満喫しているSさんご家族。外構を整備するなど、より住みよくするためのアイデアも豊富です。

「子どもたちが大きくなったときなどには、部屋の間取りを変えるなどして、その時々のライフスタイルに合わせた住まいにしていきたいです。『木の家』にして良かったと思っています」
ご夫妻はそう語ってくれました。

※掲載写真は取材時のものであり、現在はご採用いただけない仕様もございます