木の家 No.180
「家族の顔が見える家」で快適に過ごしています
木の家 | 2021.9.21
宮城県登米市にある「木の家」A邸は2面採光の窓が目を引くお宅。Aさんご一家は「木の家」に住んで2年半が経ちました。
広々としたウッドデッキも特徴的で立派なA邸。同じ敷地内には奥さまのご両親が住むご実家があり、ご夫婦はもともとここでご両親と同居をしていました。
「同居をする前から子どもが生まれたことで、やっぱりお友達を気軽に呼びたいし、自分たちの空間が欲しいからいつかは家を建てたい気持ちがありました」と振り返るお二人。同居をして1年ほど経った頃、奥様のご両親が同じ敷地内に家を建てることを承諾してくれたことで本格的に家探しが始まりました。
「無印良品の家」はもともと奥様が先に知っていました。
「無印良品は好きだったんですが、家を建てるのはどこか現実的ではなく、手が届かないような感覚でした」(奥様)
「無印良品は小学生の頃から遠くの店舗へ文房具を買いに行くほど好きでした」と語るご主人は、奥様から「無印良品の家」を教えてもらったことで興味を持ちました。そしてお二人は仙台のモデルハウスへと足を運びます。
「開放的な一室空間がよかったです。リビングから吹き抜けるような開放的な空間を求めていたので、すごくいいなと思って即決でした」(ご主人)
「私は少し戸惑いがありました。でも家の機能や性能の面を知っていくと、納得できる部分が多かったです」と奥様。窓が多いにもかかわらず、季節を問わず快適に過ごせる断熱性は奥様にとって大きな決め手に。
見学会に参加して「無印良品の家」の空間使いや快適さ、間取りに好印象を持ったお二人。他の住宅メーカーも検討していましたが、「モデルハウスと同じ間取りを提案したら断られました。やっぱり『無印良品の家』しかないと、二人で納得して決めました」と言います。
一方で、奥様のご両親からは他の住宅メーカーを検討しないことを心配されたことも。「最初は不安そうでしたが、完成現場見学会に連れて行ってやっと納得してくれました」と奥様は笑いながら振り返ります。
こうして自分たちの希望を叶えてくれる「木の家」を選んだお二人。家づくりはモデルハウスの間取りを参考にしつつ、細かいところでお二人ならではのこだわりを追求しました。
「もともとリビングの1面は壁にして、もう1面だけを窓にしようと考えていました。でも南の方に広く土地が取れなかったので、日の光があまり入らない可能性が出てきたんです」(ご主人)。そこで担当者が都心のマンションのように、南向きと東向きの壁がすべて窓になっていて夜景が楽しめるような2面採光を提案。
「家具が配置できなくなる不安もありましたが、2面採光にして正解でした。光が多く入るので気持ち良さや目線の抜け方が全然違います」と奥様もご満悦です。
窓に近い場所に配置した階段も、当初は位置を迷っていたそうです。「階段を上りながら外の景色を見られるようにこの位置にしました。階段に腰かけて外を眺めることもでき、圧迫感もないのでここにして正解でした」(ご主人)。
玄関の窓も大きくしたことでリビングから見える抜けのよさを意識。視線を広々とさせることで開放感を出しました。ここは奥様のお気に入りです。
また玄関からリビングに入るドアにもこだわりが。幅を広めにして曇りガラスにすることで圧迫感をなくしました。「いつもは開けっ放しにしていますが、冬場の暖房効率を上げたいときは閉めています」(奥様)。
「夏はサラサラ、冬もひんやりしないこの床材を選んだのもこだわりです。お風呂やトイレも含めて統一したので家のつながりも感じることができます。一年中素足で気持ちよく歩けます」(ご主人)。
同じ敷地内に住むご両親も「木の家」に大満足。家を通したコミュニケーションが増えました。「父はこの家をすごく気に入っていて、すぐ隣にある納屋をこの家に似せた外観にリフォームしました。今ではリビングで一緒にお酒を飲んで外を眺めて『いい家だね』と言ってくれています」(奥様)
キッチン脇にも外に出入りできる大きな窓を作りました。「3世代が集まって庭でBBQをよくやっています。キッチンから食材をそのまま持って行けるので便利です」(ご主人)
家族が楽しく過ごす工夫はそれ以外にも豊富です。「どこからでもキッチンに行けるアイランドキッチン。天板も広いのでみんなで同時に作業できるのが楽しいですね。また冷蔵庫の隣の壁はホワイトボードにしたので、文字を書き込んで子どもに勉強を教えることもあります」(奥様)
実際の住み心地を聞いてみると、お二人は「満足です」と口を揃えます。「冬場でもエアコン1台で十分暖かいです。オール電化ですが、エアコンをつけっぱなしの冬場でも電気代はそれほど高くありません。日が射している時間帯はエアコンを消しても暖かいくらいです」(ご主人)
1室だけ壁を設けた2階では、将来的にお二人のお子様のお部屋を作ることも検討しています。「自分のやりたいようにレイアウト変更ができるので、どんな状況になっても楽しめそうです」とご主人は言います。
「一番大事にしたことは家族のコミュニケーションです。みんなの顔がどこにいてもわかる家にしたかったので、理想通りになりました。一室空間で子どもたちが家中を走り回っていたりウッドデッキで遊んでいたりする姿を見ると、『木の家』にしてよかったと思いますね」と、ご夫妻は笑顔で話してくれました。