木の家 No.120
快適だから、家にいる時間が長くなりました
木の家 | 2018.5.15
和歌山県和歌山市郊外を走るバイパス沿いに建つ、自動二輪の販売店。黒を基調としたスタイリッシュなデザインの店舗の裏手に「木の家」T邸があります。
Tさんご一家は、ご夫妻とふたりのお子さまの4人家族。ご長男は大学に通うため家を出ており、現在は、ご夫妻と高校生の次男の3人暮らしです。Tさんご夫妻が「木の家」を建てたのは、約1年半前のことでした。
家づくりのきっかけは、当時住んでいた住居が老朽化して、補修工事の必要に迫られたことでした。
「当時は、鉄筋コンクリート造の4階建ての建物に住んでいました。店舗兼住居としてつくられた建物で、現在の場所に店舗を移転してからも住んでいたのですが、築40年近くなり、水まわりや外壁も含めての大幅な補修工事が必要になりました。見積もりを取るまでもなく、手間も金額もかなりかかることが予想できました。『だったら今の店舗の敷地に余裕があるから、そこに住み心地のいい家を建てよう』と、夫婦で意見が一致したのが家づくりのはじまりでした」と、ご主人は経緯を語ります。
いろいろな住宅会社のモデルハウスなどをまわりはじめたタイミングで、「無印良品の家」の担当者がカタログを持ってきました。その担当者とはプライベートでの親交もあり、ご夫妻も自然に「木の家」をはじめとした「無印良品の家」に興味を持ったそうです。
「カタログを見て、まず『無印良品の店舗とのギャップがあまりないデザインだな』と感じました。いかにも『家』という外観ではなく、ちょっと倉庫っぽいイメージもあるところがよかったです」と「木の家」の第一印象を振り返るご主人。
ご主人と同じく、シンプルな外観が「好印象」だったという奥様。「『ここにしようかな』と、検討していた他の住宅会社もあったのですが、カタログを見た後にふたりで大阪南店や、グランフロント大阪 家センターに行ってモデルハウスを見学する中で、『無印良品の家、いいやん』と、考えが変わっていきました。食器や食品、寝具などを愛用していたので、無印良品の商品に親しみがあったことも、私にとっては大きかったです」 。
基本構造や性能に関しては、ご主人が担当者に話を聞きながら確かめました。
「とくに耐震性は気になったので、真っ先に聞くと『SE構法を採用することで、地震に対する強さを数値で証明、保証している』と詳しく教えてくれました。他にもトリプルガラスを採用していることや断熱性が高いなど、さまざまな話をしてもらうことで、性能面での疑問を解消していきました。外観は気に入っているし、耐震性もすぐれている。知っている人から買える安心感もある。あと、やっぱり親交がある担当者のことを『応援したい』という気持ちもあったので、ここに決めました」。
デザインと性能への満足感に加え、無印良品というブランドと担当者本人への信頼感。それらのピースがすべてそろって、ご夫妻は納得して「木の家」を選びました。
内装や間取りを決めていく中で、料理好きの奥様が「こだわった」のは、アイランドキッチンでした。
「前の家でも、キッチンはリフォームして対面式にしていました。動きやすく、家族とも対話しやすくて、気に入っていましたが、『木の家』では、より開放感のあるアイランドキッチンで料理を楽しみたかったんです」そう語る奥様は、担当者と打ち合わせを重ね、清潔感のあるステンレス製にしたり、収納スペースをたっぷりと設けるなどの工夫を随所に入れ、「料理教室みたい」と友人たちにも驚かれるほどのすっきりとした空間を完成させました。
また「動線」に気を配った結果、前の家よりもキッチンそのものは小さくなったものの、ぐっと使いやすくなったそうです。
間取りは「木の家」の特長を生かして、仕切りを減らし、広々としたスペースを確保しました。
「前の家が、細かく仕切られた間取りで不便を感じることがあったので、思い切って部屋数を少なくしました。使い勝手は、家族みんないいと感じていると思います。私は『自分専用の部屋』が欲しいな、とちょっと思ってもいますけど(笑)。次男が独立して家を出て行ったら、彼のスペースを使わせてもらおうと楽しみにしています」と奥様はほほえみながら話します。
一方で、ご主人は「ぼくは、内装や間取りにそんなにこだわりはなかったです。仕事場から帰ってきたら、風呂入って寝るだけやから、寝室がちゃんとしていて、ゆっくりできるソファがあればいいです」と笑いますが、住み心地の良さは、1年以上暮らして実感しています。
「夏は暑くないし、冬は寒くない。前に住んでいた家では、隙間風もあったので、冬場は各部屋ごとにエアコンを稼働させていたりしていましたが、『木の家』では、1台だけで快適です。
今までは、仕事上の付き合いや夫婦共通の趣味であるツーリングやゴルフでの外出も多かったのですが、綺麗で快適だから、家にいる時間が長くなったように思います。掃除も前よりするようになりましたし」。そう語るご主人の横で、「夫も私もこの家が気に入っています」と奥様もうなずきます。
仕事に趣味に、何事にも全力で取り組んでいるTさんご夫妻にとって、「木の家」は、リラックスしてくつろげる、快適な空間となっているようです。