木の家 No.71
友人家族たちが一度に25人遊びにきたこともあります
木の家 | 2014.7.29
滋賀県東近江市。琵琶湖の東側に位置し、豊富な水資源に恵まれた土地。
ここで生まれ育ち、現在はご家族3人で暮らしているTさん。無印良品との出会いは早く、小学校2年生の頃だったといいます。
「自宅の近所にあった西友の無印良品で色鉛筆を買ってもらい、とても気に入って使っていました。それ以来の無印良品ファンで、今でもよく雑貨や洋服を購入します。でも、まさか家まで買うことになるとは思っていませんでした(笑)」。
そんなTさんが無印良品の家を知ったのは、たまたま目にしたインターネットのホームページ。「なんとなく気にはなっていましたが、家づくりはまだしばらく先のこと。自分たちにはあまり関係のないことだと思っていました」(ご夫妻)。
「ある日、偶然、無印良品の家 彦根店のモデルハウス前を車で通りかかりました。無印良品の家が本当に建っていておどろきました」というご主人。
せっかく近くにモデルハウスがあるのだからということで、後日買い物の帰りに訪れることに。
第一印象をたずねると、「シンプルなつくりに惹かれました。窓が多くて開放感があり、一目見て気に入ってしまいました」とご主人。一方、奥様は「おしゃれで良いけど、まさか自分がこういう家に住むことはイメージできませんでした」と若干の温度差があった様子。
それでも、入居者宅見学会やモデルハウスへ何度か足を運ぶうちに、お二人の気持ちは住宅購入へと向かっていったようです。
「もともとの無印良品好きも手伝って、決断にはそれほど時間がかかりませんでした。家を購入するなら消費税増税前にという思いもありました」というご主人。
「他のハウスメーカーもいくつか検討しましたが、スペースの多様さなどの機能面やメンテナンスのしやすさなどの点で無印良品の家が良いなと思いました」(ご夫妻)。
また、「無印良品の家には値札がついていたので、価格に対する安心感がありました」と語る奥様。
「金銭的な不安はありませんでした。夫婦2人で働けばなんとかなるだろうと楽観的に考えていました(笑)」というご主人。
「予算に縛られるよりも、せっかく建てるのだから妥協せずに自分たちの希望を実現したいという思いが強かった」といいます。「お互いの両親からの資金援助もあり助かりました。無印良品の家と聞いて父親は心配していましたが、実際に完成した家を見て気に入っているようですね」(ご主人)。
土地探しは、ご主人の実家と職場から近いエリアに絞って探しました。
「いくつか候補地の中から日当りの良さなどを考慮して、この場所に決めました」。「工事中はよく現場を見に来ました。着々と家が出来上がっていくのが楽しみでした」とご主人。
T邸のプランは1階にキッチン、リビングダイニング、水まわり、洋室があります。
「間仕切りの無い一室空間と大きな吹き抜けはどうしても実現したかったポイントです」というご主人、「以前は1LDKの家に住んでいたので、この家で暮らすようになって室内の移動が遠く感じます(笑)」という贅沢な悩みも。
お部屋の真ん中に置かれた大きなビニールプールはお子様のプレイスペース。これも広い空間を生かしたT邸ならではの使い方。
2階に上がるとすぐに広いフリースペースがあり、パソコンなどをするワークスペースと繋がっています。主寝室は将来間仕切りをして使えるように2つのドアを設置。
「とにかく何も無い広いスペースが欲しかったんです」(ご主人)。
家の中でとくに気に入っているという、つくり付けの棚には、世界中を旅して撮影した写真や、集めたカップなどが飾られています。
「この家で暮らしはじめてからよく掃除をするようになった」というのはご主人。奥様は「寝転んで大きな窓から見上げる空が好きです」といいます。「夜には星や月が奇麗に見えるんですよ」(奥様)。
「友人もたくさん遊びに来るようになりました。子どもを含め一度に25人くらいが来たことがあり、そのうち15人くらいは泊まっていきました。この家だからできる楽しみだなと感じました」(ご夫妻)。
「遊びにきた友人からは、窓が大きくて気持ちがいい。でも光熱費がかかりそうと言われることがありますが、実際の金額を言うと驚かれます」という奥様。
「冬は暖房を使うので1万円くらい。夏は8千円くらいです。エアコンは4台設置していますが、家の気密性が高いのでフル稼働することはありません」(奥様)。
「この家には概ね満足しています。強いて言えば照明をもう少し増やしても良かったかなと思っているくらい」というご主人。「家族の変化に合わせて間仕切りをつけるなど、自分たちの暮らしに合わせて変えていきたい」と語ってくれました。