アンティークのステンドグラスやテラコッタタイルが調和する空間

木の家 | 2009.3.31

ガルバリウム鋼板張りのモダンな建物に一歩足を踏み込むと、インテリアは人の温もりを感じる柔らかな空間が広がっていました。
アンティークのステンドグラスを組み込んだ室内窓、銅をモチーフとした作家のハンドメイドの照明器具、自然の節目を楽しむパイン材と、味わい深い雑貨やインテリア小物の数々。
住まい手の気持ちが隅々まで行き届いた、滋賀県の「木の家」をご紹介します。

■建物概要
ご住所:滋賀県東近江市
竣工年月:2008年12月
建築面積:69.56㎡(21.04坪)
延床面積:123.39㎡(37.32坪)
■ご家族構成
ご夫婦+お子さま2人

まず、二人の理想の家のイメージを固めてから
Kさん夫妻の家づくりのスタートは、予算やスタイルにとらわれず、理想の家を徹底的に話し合うことでした。
「先にモデルハウスを見ると余計な情報が入るような気がしたんです。その前に自分たちの家のイメージをまとめて共有しておきたかった」とKさん。二人が大切にしたかったのは、明るく、木を基調にした温かな雰囲気、そして安心安全な家でした。
「無印良品が好きだったので、最初に『木の家』のモデルハウスを見に行ったのですが、第一印象はがらんとしていて住みづらそうで、家というより店舗やギャラリーに近い感じ。この時は正直なところ『木の家』の良さはわからなかったですね。それから住宅展示場巡りもしたのですが、自分たちが求めている家にはなかなか出会えなかった」。
そこで改めて「木の家」のシンプルで開放感のある空間を思い出したKさん夫妻。「何ができるのか。可能性を含め、自分たちの家に対する想いを聞いてもらおうと、再びモデルハウスを訪ねました」。

「木の家」の懐の深さと頑丈さに納得
「ハウスメーカーは『これはできません』ということが多かったけれど、無印良品の家の対応は柔軟でしたね。テラコッタタイルやステンドグラス、作家ものの照明など、私の希望をうまく採り入れてくれました」と奥様。
一方、Kさんは「私は建物の構造や基礎も重視していたのですが、頑丈で合理的なSE構法の考え方にも納得できました」。
このほか、家族が過ごす場所を中心に据えて、家族とふれあいながら暮らしたい。自然光をできるだけ採り込みたい。そんな希望も「木の家」なら実現可能。「私たちの理想を突き詰めると、やはり『木の家』が良いのだと確信しました」。
遊びに来た友人は誰もが、外観はクールだけど、中に入ると木の香りが漂う温かな空間に驚くそうです。「内装に使った木は生きてる感じがして、節目にも愛着が持てます。満足度は高いですね。生活全般を扱う無印良品の総合力を実感できる家です」。
いろいろな暮らしの器になれる「木の家」の懐の深さが感じられるK邸でした。