No.35
永く住み続けられる住まいになったな、と思います
MUJI INFILL 0 | 2020.2.25
神奈川県川崎市のマンションの一角に「MUJI INFILL 0」によってリノベーションされた、Iさんの住まいがあります。もともと新築のマンションに住んでいたIさん。住み心地は悪くなかったそうですが、手狭なこともあって、引越しを考えるようになりました。
［概要］
・ご住所：神奈川県川崎市
・築年数：1975年
・リノベーション完成年月：2019年7月
・面積：61.08m² / 10階
当初は、新築のマンションに絞って物件を探しました。ほどなくして、リノベーションをすることを前提に、中古マンションに目標を切り替えました。
「新築マンションをいくつか検討したのですが、場所などの居住条件と値段のバランスが取れた物件を見つけることができませんでした。そこで考え方を変えて、中古マンションを探すことにしました」。そう振り返るIさん。
リノベーションは「MUJI INFILL 0」で行うことは最初から決めていました。
「無印良品の商品が好きなので、無印良品 有楽町（※現在は閉店しています）などによく行っていました。そこで『無印良品の家』のモデルハウスを見学して、シンプルなデザインや『永く使える、変えられる』というコンセプトに好感を持っていました。だから『MUJI INFILL 0』でリノベーションすることを念頭に置いて中古マンションを探しました。他のリノベーション会社を調べることはありませんでしたね」と語るIさんは、通勤時間や周辺の環境などの条件を細分化して、それぞれを数値化するなど、精緻な物件探しをしました。
同時に「初めての物件探しセミナー」などに参加して、「MUJI INFILL 0」のリノベーションへの理解を深めていきました。
「スケルトンにして、構造体の状態や配管の位置や状況を確認する、という丁寧な住まいづくりを知り、中古マンションでも、安心して暮らせる住まいにしてもらえる、と信頼感が生まれました」。
条件にかなった物件も見つかり、Iさんの住まいのリノベーションが本格的にはじまりました。
「最も心がけたことは、フレキシビリティーという『MUJI INFILL 0』の特長を生かした住まいにすることでした。もちろん中古物件なので制限がありましたが、そのなかで、どこまでライフスタイルの変化にも対応できるか、柔軟さのある間取りにできるかを考えました」。
大胆な間取りの変更も行いました。
「もともとは風呂場に洗濯機を置くスペースが設けてありましたが、そこにあると、家事動線がいまひとつ良くならない。それだったら、ということで、それまで収納スペースだったところに新たに専用の洗濯コーナーを設けました」。
また、ご自身の好みも反映させました。
「すっきりとした印象の室内にしたかったので、リビングやキッチン周辺の棚の高さを統一して、壁も塗装にしました。床材も、部屋の雰囲気に合うものを吟味して選びました。以前の住まいではスリッパで過ごしていたのですが、触り心地がとても良いので、いまは裸足で過ごしています」。
完成した住まいの住み心地は、上々だとIさんはいいます。
「予想以上に良かった部分が多いですね。なかでもアイランドキッチンは使い勝手もよく、快適ですね。時間を見つけてもっと料理をしたいと思っています。以前の住まいに比べて、倍ほどの広さになったことに加え、収納もしっかり設けたので、趣味だったレコード集めを復活させました。光熱費も以前の住まいのときから面積が大きく変わったにも関わらず、微増程度で収まっています。これは驚きでしたね」。
遊びに来るご友人たちからも好評だというIさん。
「永く住み続けられる住まいになったな、と思います。デザインは飽きが来なく、つくりは劣化しにくい。老後の暮らしのことも視野に入れて住まい探しをしたので、とても満足しています」。
ご自身で選んだ照明器具の配置を考えたり、ベランダの改良を計画するなど、さらに心地良くするための工夫や努力を続けながら、いまの住まいでの暮らしを楽しんでいるIさん。
これからリノベーションを考えている方々にアドバイスをいただきました。
「よく考えることに尽きると思います。住まい探しから、間取りやインテリアの選択など、検討を重ねていくことで、自分がどんな住まいで暮らしたいか、ということもはっきりしてくると思います。『MUJI INFILL 0』のリノベーションは、間取りなどの柔軟性の高さがあるので、住みだしてからも、その時々の状況に合わせて間取りなどを変えられるので、永く暮らしたい方にはおすすめですよ」。
