木の家 No.97
毎日の生活と子育てがしやすい家
木の家 | 2016.11.22
横浜市青葉区、東急田園都市線あざみ野駅から車で10分程の閑静な住宅地に建つ「木の家」U邸。
Uさんは、ご夫妻と3人の男の子の5人家族。最近はよくご家族でアウトドアを楽しんでいるのだとか。
奥様はこの家で暮らし始めてからガーデニングが趣味のひとつになったそうで、玄関のまわりやお庭には綺麗に手入れされた植物が植えられています。
「庭仕事をしたり家の中を整理整頓したり、生活について考えるのが楽しくなりました」と奥様。
そんなUさんご夫妻が家づくりを考え始めたのは2年前のこと。
「それまでは、主人の転勤の度に賃貸マンションを点々としていました。いつかは庭付きの一戸建てで暮らしたいなあと漠然と考えていて、長男が小学校に入学するタイミングが来たことが具体的に検討を始めるきっかけになりました」という奥様。
いくつかのハウスメーカーを検討したUさんご夫妻。その中のひとつに無印良品の家もあったのだとか。
「無印良品は学生の頃から文房具などを愛用していたので、自然と家にも興味を持ちました。木のぬくもりが感じられる家が良いと思っていたので、その点でも無印良品の家は魅力的でした」(奥様)。
ご主人は、「無印良品の商品は好きだけど家はどうなんだろうと初めは半信半疑でした。でもホームページなどで調べていくうちに、SE構法や断熱性能など、他のメーカーにはない特長があることがわかってきました。“永く使える、変えられる”というコンセプトにも惹かれましたね。それまで家に対してそういう発想を持ったことがなかったので新鮮に感じました」と話します。
Uさんご家族は、当時住んでいた埼玉県にあるモデルハウス(熊谷店)を訪れました。そのときの印象をこう振り返ります。
「外観のデザインがかっこいいなと思いました。玄関から家の中に入るとすぐにリビングというのはちょっと衝撃でしたが(笑)。子供たちがモデルハウスの中を楽しそうに走り回っているのを見て、実際に暮らしているイメージが湧きました」(ご主人)。
「私もそれを見て、こんな家で子育てがしたいと思いました」とお二人とも大変気に入ったようです。
その後、ご主人の仕事場が東京都内に移ることになり、通勤の利便性や奥様のご実家との距離を考え、神奈川県横浜市にエリアを絞って土地探しを始めます。
「土地探しと並行して、そのエリアから一番近いモデルハウス(港北ニュータウン店)へ相談に行きました。そこで、“はじめての家づくり講座”に参加したんですが、講座に参加したことで頭の中が整理されて、何をすべきかが明確になって良かったです」(ご主人)。
土地は10ヶ所くらい見た中から現在の場所に決定。
「南側道路で陽当たりが良く、木の家の開放感を生かせること。また、3人の子供たちがのびのびと遊べるように、ある程度の広さを確保できることが条件でした」(奥様)。
「この土地を見に行くときには無印良品の家の担当者も同行してくれたので、その場で大まかなプランを考えることができました」(ご主人)。
「工事中は、埼玉から何度か見に来ました。完成するのが待ち遠しかったです」(ご夫妻)。
「プランニングについて、両親からは吹き抜けのスペースがもったいないから部屋にした方が良いんじゃないかとか、収納が少ないんじゃないかと心配されました。完成した家を見て納得してくれたようですが(笑)」奥様。
U邸のプランは、1階にリビング、ダイニング、キッチン、和室、水まわり。2階はフリースペース、ご家族の寝室にクローゼット、ご主人の書斎、浴室があります。
「プランニングのコンセプトは毎日の生活と子育てがしやすい家をつくりたいということでした」という奥様。
家中を見渡すことができるキッチンや、広い洗面室はそんな奥様のご希望を叶えたもの。
「半個室のスタディコーナーも気に入っています。私が家事の合間にちょっと調べ物をしたり、子供たちが宿題をしたりするのに使っています。リビングから視線が遮られているので、作業の途中でも机の上が見えないのが良いですね」(奥様)。
ご主人の希望は、広いリビングと自分専用の書斎をつくることでした。
「吹き抜けのあるリビングは開放感があって本当に気持ち良い空間です。室内の天井の高さが230cmと聞いて、はじめ少し低いかなと思いましたが、吹き抜けとのバランスを考えるとちょうど良いんだなと納得しています」というご主人。
また「玄関から続く土間収納はアウトドアの道具を置いておくのにすごく便利。室内の収納はそれほど多くありませんが、持ち物を増やしすぎなくて良いと思います」とも。
奥様はこう続けます。「実際に暮らしてみて、本当によく考えられた家だなと感じています。日差しや雨を遮ってくれる軒や、風通しが良く汚れが溜まらないバルコニーはとくに気に入っています。雨の日でも吹き抜けの手すりに布団を干すことができるんです」。
「月々の光熱費は7~8千円程度ですね。夏のピーク時でもエアコン1台(26℃設定)を24時間稼動させても1万5千円くらいでした。冬はガスの床暖房を使用して2~3千円。一番寒い1月2月でも月9千円程度ですから、以前暮らしていたマンションと比べても決して高くないと思います」(奥様)。
後日、Uさんからメールでこんなメッセージをいただきました。
「この家は、外観や内装がかっこいいだけではなくて、本当に生活がしやすく気持ちのいい家だなと実感しています。ストレスなく快適に暮らせています」。
取材中も2階のベッドでお子さまがとても気持ち良さそうにお昼寝をしている光景が印象的でした。