無印良品のインテリアアドバイザーに聞く「夏の住まいを心地よくするニオイ対策」
みんなでつくる住まいの手引き | 2026.8.21
「みんなでつくる住まいの手引き」では、快適な暮らしに役立つ知識や住まいを長持ちさせる適切なお手入れ方法をお伝えします。あなたも一緒に「賢い住まい手」を目指しましょう。
今回のテーマは「夏のニオイ対策」。気温も湿度も上がる夏は、家のあちこちでニオイが気になりがち。こまめにお掃除しているつもりでも、ふとした瞬間に「あれ?」と感じる方もいるのではないでしょうか?
無印良品のインテリアアドバイザーのまみさんに、住まいを心地よく保つコツを聞きました。
1.無印良品の家の住まい手に「夏のニオイ事情」を聞きました
2.キッチンは「ごみをごみにしない」
3.洗面所は「風を通す」
4.衣類は「乾かしきる」
5.玄関は「通気と自然素材」
6.ニオイ対策におすすめの無印良品アイテム
1.無印良品の家の住まい手に「夏のニオイ事情」を聞きました
「夏場、家の中でニオイが気になる場所は?」という質問では、全体の6割以上の方が「キッチン」と回答。キッチンは水仕事も多く、生ごみも出るためみなさんの悩みどころのようです。一方で「住まいのニオイ対策をしていますか?」という質問には、「はい」と答えた方は半数以下。ちょっとした工夫を知るだけで、快適になる余地があるともいえます。
(アンケート:2026年7月インスタグラムにて実施)
Q. 夏場、家の中でニオイが気になる場所を教えてください。

Q. 住まいのニオイ対策をしていますか?

Q.みなさんのニオイ対策を教えてください
・食後の食器などを放置しない。窓を開けて換気をする
・排水口など毎日洗う
・生ゴミは冷凍する
・臭いがでない袋にゴミを入れている
・除湿機で湿気を取り、カビを発生させない
・エアコンのフィルター類は隔週で掃除してカビ予防
・カビになりそうな場所を、そもそも設計段階で作らなかった
・生ゴミ乾燥機を使っている(購入時に自治体の補助が出たので思い切って!)
・無印良品のフレグランス(ウッディ)を使っている
2.キッチンは「ごみをごみにしない」
アンケートでも多くの方が気になっていたキッチンのニオイ。特に気になるのは生ごみのニオイですよね。まみさんは、とってもシンプルな3つの方法で解決しているそうです。
「ニオイは気になってから対策するよりも、予防するのが一番です」
生ごみは「ごみになる前」に冷凍する
野菜の皮や切りくずなどの生ごみは傷みも早く、あっという間にニオイを放つようになります。まみさんの場合は「ごみになる前」に冷凍してしまうのだそうです。アンケートでも同じ方法で対策している方もいらっしゃいました。手軽で効果が大きい、おすすめの方法です。

「当日のうちに大きな袋にまとめて冷凍庫に入れてしまいます。ごみになる前だから、汚くはないんですよ。冷凍庫の隅に専用コーナーを作っていて、ごみ収集の日に捨てればニオイ知らずです!」
三角コーナーは置かない
三角コーナーは便利さもありますが、三角コーナー自体に汚れやカビがつきやすいというデメリットもあります。まみさんの場合、ごみになるものはシンクの排水口にまとめてしまうそうです。排水口にネットをかぶせておけば、水も切れてニオイがこもりにくくなります。
「ネットは毎日取り換えています。ネットごとビニールに入れられるので簡単です。排水口は、使った後に上ぶたを開けて乾かしておくとニオイ対策になります」
Q.排水口用のネットはどんなタイプを使っていますか?
穴が大きめのネットを選ぶと通気性もよく、ニオイがこもりにくいのでおすすめです。ストッキングタイプなども通気性がよいです。
見落としがちなニオイの原因に注意
意外と見落としがちなのが「シンク下の収納」と「ふきん」。シンク下の収納は湿気がこもりやすい場所なので、日ごろから物を詰め込みすぎないようにしましょう。ふきんは、生乾きの状態が続くと雑菌が繁殖し、あっという間にニオイはじめます。洗ってもニオイが落ちなければ、早めに新しいものと取り換えてしまった方が賢明です。
「シンク下のニオイ対策には脱臭用の炭がおすすめです。炭は外で干せばくり返し使えてエコです。ふきんも、ニオイが気になったら雑巾として使って、潔く新しいものに交換してしまった方が清潔です」

ごみパトロールのすすめ
家のごみをためないというのも大切。ごみの収集日に「捨てるのを忘れてしまった!」とならないように、前日にはごみパトロールをしましょう。

①メインで捨てている大元のごみ袋を持って、家中の小さなごみ箱をまわる
②冷蔵庫や冷凍庫の中もパトロールで必ずチェック
③まとめるルートを決めておくとうっかり防止になる
3.洗面所は「風を通す」
部屋干しをしたり洗顔をしたり、湿気がこもりがちな洗面所。脱臭グッズだけでは解決が難しいため、一番のニオイ対策は「風を使うこと」だといいます。
「洗面所はニオイの原因がいろいろありますが、一番大切なのは、風の通り道を作ってあげることなんです」
風の通り道の作り方
窓を開ける場合は、必ず2ヶ所以上開けるようにしましょう。1ヶ所だけ開けていても風が流れにくく、あまり効果的ではないそうです。窓のない洗面所や窓を開けづらい場合はサーキュレーターを活用。狭い空間でも風の通り道ができるのでとても便利です。
「部屋干しのニオイなどは、脱臭用の炭だけではなかなか解消できません。『こもった空気を動かすこと』が一番なんです。サーキュレーターは邪魔にならないクリップ付きのものがおすすめ。浴室乾燥機も頼りになります」
こまめに「小掃除」

毎日使う洗面所は、髪の毛が落ちるし、ジメジメしがち。とはいえ、毎日きちんと掃除するのは大変ですよね。そこでまみさんはついでに行う「小掃除」を習慣にしています。
①洗面ボウルは使い終わったら水分を軽く拭き取る
②スキンケアなどで使ったティッシュやコットンで、排水口の縁やシンクについた髪の毛を拭き取る
③汚れが気になるときは、使い古しの歯ブラシで磨く(歯ブラシはそのままごみ箱へ)
④洗面所の隅にフローリングワイパーを置いておき、気になったときにはすぐに使う
「どれも、歯みがきタイムにちょっとやるくらいで十分です。ついで掃除を続けていると、大掛かりな掃除をする必要がなくなるので、結果的に楽になりますよ」
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洗面下収納も湿気に注意。タオルはオープンな場所へ
洗面台下の収納も湿気が多い場所。シンク下収納と同じく、詰め込みすぎず、脱臭用の炭を忍ばせておくと安心です。タオル類はニオイが移りやすいので、オープンな棚に置くのがおすすめです。
「タオル類を洗面下収納にしまう場合は、ときどき開けて風を通してあげてくださいね」
4.衣類は「乾かしきる」
湿気の多い時期にありがちなのが、洗ったはずの服からフッと嫌なニオイがすること。衣類のニオイ対策は徹底的に乾かすこと。「乾かし方を知ること」が大切です。
「衣類をしまったとき、一つでも生乾きの物が混ざっていると他の衣類にも湿気がうつり、ニオイが広がってしまいます。だからこそ、徹底的に乾かすことが大切なんです」
ニオイを防ぐ洗濯のコツ
干す前に「パタパタを5回以上」

洗濯物を干す前に、軽く振る。形を整えるだけでなく乾きやすさにも効果抜群なんです。目安として、5回以上パタパタと振ると、風が通り乾きが早くなるそうです。特にドライ洗いのものは脱水時間が短いので、しっかりパタパタするといいでしょう。
「余談ですが、パタパタするときはそばにエアプランツを置いています。飛ばした水分が植物をうるおしてくれて一石二鳥です」
洗濯物同士の間隔を開ける
なるべく早く乾かしきるのがニオイ予防のポイント。干す際はなるべく間隔を開けて風の通り道を作ります。サーキュレーターや浴室乾燥機も活用しましょう。

「乾いてもニオイが残っている物があれば、そのまま着ずにもう一度洗い直すのが正解です」
湿気の多い時期や暑い時期は洗濯の頻度を増やす
汗や水分を吸った状態で衣類を長時間放置するのは避けたいもの。特に暑い時期は洗濯する頻度を増やして、清潔を保ちましょう。頻度を増やすのが難しければ、コインランドリーを活用するのも一つの手です。
「たとえば、2日に1回を毎日洗濯するようにする。1回あたりの洗濯量は半分になるので、手間自体がさほど増えるものでもないんです。でも無理する必要はないので、週に何回かはコインランドリーを使ったりしながら、自分が続けられる方法を試してみてくださいね」
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Q.クローゼットのニオイ対策を教えてください
ニオイの主な原因は「詰め込み過ぎ」。衣類の間に間隔を開けると、通気がよくなり、ニオイや湿気も解消されます。まずは詰め込みを解消して、その上で脱臭用の炭や除湿剤を取り入れると安心です。
「お出かけ前などにクローゼットの扉を開けて、風を通しておくのもおすすめです。西日が入る場合は、洋服の日焼けに気をつけましょう」
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5.玄関は「通気と自然素材」
玄関はどうしても風が通りにくく、湿気がこもりがちです。靴などのニオイの元も気になりますよね。洗面所と同じく、風を通してあげること、そして靴箱まわりは消臭アイテムが活躍します。
「玄関って、扉を閉めるとどうしても風の巡りが悪くなるんです。ときどき、サーキュレーターをつけて風を通してあげましょう」
人が見る場所だから、消臭アイテムもおしゃれに
来客や宅配など、玄関は人から見られることが多い場所。あからさまに除湿剤や消臭アイテムを置くのはちょっと恥ずかしいかもしれません。おすすめなのは、脱臭用の炭や木材など、自然の素材を使った消臭アイテム。そのまま置いても、カゴやグラスなどに入れてもサマになります。

「私は無印良品のレッドシダーブロックを靴箱に入れています。自然な木の香りで、玄関に立つとふわっと香り、癒されます」
6.ニオイ対策におすすめの無印良品アイテム
まみさんおすすめの夏のニオイ対策向け無印良品のアイテムをご紹介します。
シンク下や洗面下の収納、クローゼット、玄関など、どこにでも使える優れもの。ニオイを吸ったら天日干しすることで、くり返し使えます。
紙おむつにも使われる、吸湿機能に優れた素材を使った除湿剤です。フック穴付きなので、ハンガーにかけて使うこともできます。
消臭効果のあるレッドシダーの商品を作る際に出る端材を活用しました。紙やすりで削ると香りが戻ります。一袋あたり約30~50ピース入り。
置く、はさむ、吊るすの3WAYで使用できます。洗面所や玄関などの風の通り道づくりに。
お話を聞いた人:
無印良品 インテリアアドバイザー まみさん
無印良品インテリアアドバイザー歴13年。インテリアコーディネーター、キッチンスペシャリスト、整理収納アドバイザー1級、整理収納アドバイザー2級認定講師。
建築設計、リフォームアドバイザーを経て無印良品へ。日々お客様とお話しながら暮らしの提案を行っている。お店のおたよりでも暮らしのヒントを連載中。自宅はグリーン優先の部屋だが、いつかハリネズミを飼って癒されたい。
無印良品では、大きなことから小さなことまで、 お客さまの「できたらいいな」や「こうしたい」をアドバイザーがサポートします。詳しくはこちらから。







