平屋が理想の家になる「陽の家」登場

コラム | 2019.9.13

5年ぶりの新商品は「平屋」
無印良品は、5年ぶりとなる新商品「陽の家(ようのいえ)」を発表しました。庭とつながる、家族とつながる。子育て世代から終の棲家まで。「陽の家」は、大開口を介して庭と室内がひとつながりになる「平屋」の家です。
「陽の家」の商品詳細ページも公開していますが、この「陽の家」をどのような思いでつくったかについて、開発担当者が何回かに分けてコラム形式でご紹介していきたいと思います。

今回登場した新商品「陽の家」に限らず、無印良品の家のコンセプトは「永く使える、変えられる」です。家は快適に永く使えてこそ、その資産価値を高め、私たちの暮らしを豊かにしてくれます。そのためには家は暮らしの変化に寄り添い、自由に住まい方を変えられる「なんの変哲もない、しかし性能の良い箱」であることが重要であると私たちは考えています。

無印良品の家はそのコンセプト通り、商品そのものも「長命」です。
木の家」は2004年、「窓の家」が2007年、そして「縦の家」は2014年にそれぞれ販売、以来、細かい改良は加えていますが、基本的な商品デザインはどれも全く変えていません。
もともと「永く使える」ための飽きのこない質実剛健なデザインとしているので、変える必要がないのです。

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木の家

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窓の家

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縦の家

いま、なぜ「平屋」なのか
陽の家」は、2014年に3階建ての「縦の家」を発表してから、実に5年ぶりの新商品となります。既存の商品が古くならないので、あえて新しい商品を出す必要がないこともあり、次の商品を「平屋」と決めるのに2年、実際の商品開発に3年と、たっぷり時間をかけました。
新商品を「平屋」と決めた大きな要因は、やはり「お客様の声」です。「無印良品の家で平屋を建てたい」というお客様の声は増えています。また全国的にも、新築される家のうち、平屋の割合も年々増えているのです。この傾向は、止まらない少子高齢化の時代の中で、階段のないフラットな住空間、外(庭)とのつながりなど、2階建てや3階建てとは異なる平屋の暮らしやすさが、子育て世代をはじめ、子供たちが巣立ったあとの熟年夫婦などの幅広い世代に受け入れられ、また働き方改革による住む場所の自由度の拡大など、今後どんどん多様化する「暮らしのかたち」に対応できる家が求められている、ということではないでしょうか。そんな「いま」だから、無印良品の家では、「平屋」について真剣に考えてみたのです。

どんな「平屋」なのか
ところが、「次期商品は平屋」と決めてから、開発に予想以上に時間がかかってしまいました。
平屋もほかの商品同様、「永く使える、変えられる」であるために、「性能の良いただの箱」であるという基本コンセプトに全く迷いはなかったのですが、階段のないフラットな平屋だからこそできる、合理的かつ平屋の良さを最大限に生かす「究極にシンプルな箱のかたち」とはどんなものなのか考え続け、気付くと3年の月日が経っていました。

どのような「究極の箱」になったのかは、まずは本日公開された「陽の家」の商品詳細ページをご覧ください。予約制ですが、モデル棟見学会も開催いたします(ご予約はこちら)。
また今後「陽の家」は、大分、和歌山、高崎と続々とモデル棟がオープンする予定です。トークイベント「平屋が理想の家になる」も開催しますので、ぜひご参加ください。

この連載コラムでは、「陽の家」のかたちの詳細とその理由(わけ)や、開発者の思いを綴って行きたいと思っています。「みんなで考える住まいのかたち」では、「陽の家」についてのみなさまのご意見・ご感想もお待ちしております。どうぞ、よろしくお願いいたします。