こだわりいっぱいのMUJI×UR[最終回]
2018年 10月 4日
2017年 3月 9日
こんにちは、こんにちは!
東京・光が丘パークタウンの住まいレポーター、ケーシーです。
今回は、愛知県名古屋市、桜田団地の新プランの取材レポートです。
今回の桜田団地は、名古屋駅に次ぐターミナルである金山総合駅からたった徒歩7分ほどの場所にあります。
主要駅徒歩圏内の利便性の高い立地です。
桜田団地の看板がありました。
桜田団地は都市部の団地なので、棟が比較的コンパクトにまとまっているようです。
まず目を引くのが、外観。
なんだか不思議じゃありませんか?
…よくみてみると、廊下が各階にはないんです。
あ、<スキップフロア式アクセス>だ !
…昔、大学の建築計画の授業で学んだ事を思い出しました。
スキップフロア式アクセスというのは、住戸へアクセスするための廊下が、数階置きにある形式の建物です。地上階から廊下のある階まではエレベーターで移動し、そこから階段を使って上下の部屋に辿り着きます。
一見、少し面倒なのでは?と心配になりますが…
でも実はこの形式にすることで住戸環境にとってメリットがあるんです。
本来なら各階にある廊下を減らすことで、廊下の影で暗くなりがちなその方角の住戸への採光が取りやすくなるのです。つまりスキップフロア式アクセス=部屋の中が明るくなる!
中高層の建物がコンパクトに立ち並ぶ都市部では、特に有効な形式なのです。
やってきました、ここがMUJI×UR Plan28の部屋です。
他の住戸の扉は緑色だったのでURの職員さんに訊いてみたら、どうやらMUJI×URの部屋の扉だけが白く塗られているらしいのです。
それでは中を紹介します。
MUJI×UR Plan28のプランをみてみましょう。
玄関ホールを中心に、ダイニングキッチンとリビングがバルコニーに面していて、反対側に寝室と浴室洗面所があります。
玄関のすぐ隣の洗面所兼脱衣室。
清潔感のある白い洗面所です。
お風呂場には縦に長い窓。
明るく、しっかり換気もできる。湿気対策◎
トイレは、玄関の反対側にあります。
寝室。大きな窓から自然光が入って明るいです。
十分な大きさの押入れもあります。
収納に使うのもよし、テーブルを置いて小さな書斎にするのもアリです。
こちらがキッチンダイニング。
キッチンの上にある吊り戸棚は、もとからあったものを白く塗ってあえて残してあるそうです。
天井も高く、明るいことがわかりますね。
カウンターの奥にもちょっとしたスペースがあり、ここには瓶詰なんか並べたらきっと素敵だなあ。
そして、このタイルも前からあったものを残しています。
なんというんでしょう、クリームレモンのような色…。
真っ白なキッチンのなかで、ほんのりと優しい色使いが綺麗なんです。
キッチンダイニングと連続した反対側には…
リビングがあります。リビングにも押入れ収納があります。
梁のキッチンダイニング側には小天井があり、リビングも十分収納スペースが確保されています。
掃き出し窓のカーテンレールにも物が置けます。
ここには小物を飾りたいなあ。例えば文庫本を並べるのもいいかもしれません。
大きな窓のおかげで、かなり明るいです。
ちなみに窓の外には、道を挟んだ向こう側隣に低層の産業施設があります。少し音が気になるかと思いきや、平日の昼間なのに全然静かでした。改めていい環境だと認識。
ところでキッチンダイニングと玄関ホールの床は、この素材が敷かれています。
今回初めて見ました、麦わらパネルというそうです。
一見すると、ささくれそうなラフな床に見えますが、でも近づいてみると… おわかりいただけるでしょうか? コーティングしてあって、滑らかです。丈夫かつ掃除しやすいそうです。
このプラン、なにより特徴的で重要だと感じたのはココ。
プランのタイトルにもなっている、LDKと寝室をつなぐ麻畳のスペースです。
玄関から入って最初に目につくのはこの空間です。
この部屋に訪れた人のにとって一番に印象につくということです。
寝室とリビングの両側の窓から光と風を通す道になっており、ここのおかげで豊かな室内空間なんです。
玄関ホール・寝室・リビングをつなぐちょっとした廊下としての役割もあるので、毎日の生活はここを通って意識するでしょう。
この間取りにおける<交差点>といえるかもしれません。
広さは一畳ほどですが、このスペース使い方がここで暮らす重要なポイントなのではないかと思います。
僕なら、ここにお気に入りの絵やポスターを飾ったり、棚を置いて、みせる収納にしたいかも。
そうすれば帰宅する度、そして家のどこからでも見られるので、気分がアガります。
大きなホワイトボードをここに設置して、メモや毎日の管理のために使うのも良いかもしれません。
想像が広がりますね。笑
ここに住むとしたら、みなさんはどう使いますか?
今回も読んでくださってありがとうございます。
それでは次回をお楽しみに!
ケーシー
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