「団地に引っ越しました」くらしのコツ日記

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新プラン取材! 広い青空と緑の多い多摩の百草団地

2017年 2月 23日

新プラン取材! 広い青空と緑の多い多摩の百草団地

こんにちは、こんにちは!
東京・光が丘パークタウンの住まいレポーター、ケーシーです。

今回は東京都の多摩市と日野市にまたがる「百草団地」に新しくできたMUJI×UR新プランを2つ取材してきました!
多摩といえば、新宿まで電車一本ながらも自然に囲まれた住みやすそうな印象。
アウトドアも好きな僕は、半分散歩気分で楽しみにして来ました。

百草団地の新プランは、MUJI×URのリノベーションによって「個人×繋がり」を実現した柔軟性のある間取りだと思います。建築家を志す僕から見た、URの歴史にもからめた感想を部屋の紹介レポートの後に載せているので、お楽しみに!

百草団地

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Welcome to MOGUSAのかわいい象さん

京王線と多摩都市モノレールの「高幡不動」駅から、バスで約10分。
坂を上った丘陵地に、今回取り上げる百草団地はあります。

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百草団地は、ゆるやかな坂道の多い土地に、中層の建物が散っています。
団地の建物以外では、まわりの茂った山々と広々とした青空が印象的な、ゆったりとした風景です。

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レトロな時計台

なんだか、百草団地は心地よい時間がゆっくり進んでいる印象を受けます。

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建物どうしをつなぐ遊歩道は幅が広めです。ところどころにベンチもあり、まるで百草団地全体が広い公園のようです。建物間の距離にも余裕があるので、団地内はどこも風通しも日当たりも良い環境。
僕なら百草団地内でランニングをしたり、ゆっくり散歩するのを日課にしたいな、と思いました。

MUJI×UR Plan35「南北に風が通り抜けLDK空間」

さて今回取材したひとつめの部屋、MUJI×UR Plan35を紹介します。

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部屋の外には、牛乳瓶受けがありました。
昔は牛乳の配達が多かったんですね。レトロでかわいい。

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白い扉をあけると、玄関と、手前にダイニング、そして奥に寝室が見えます。

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MUJI×UR Plan35のプランをみてみましょう。寝室がふたつあるコンパクトな2LDK。
玄関はダイニングキッチンに直接つながっており、そこから居間や寝室や水まわりなど、各部屋へアクセスする間取りになっています。

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玄関入ってすぐ右手にある寝室です。子供部屋や書斎に使うにちょうど良い広さです。

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次に奥の寝室。大人二人には十分な広さです。

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もと押入れのスペースを通ると・・・

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寝室から直接リビングに移動できます。

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そして、リビングの反対側にはキッチンがあります。
リビングとキッチンの間には収納に便利な小天井があります。

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リビングとダイニングはバルコニーに面しており、大きな窓から光が入りとても明るい。
すっきりした持出しキッチン。白い空間なのでとても清潔感があります。

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キッチン・リビングの窓の上の横板には、本や小物を飾れます。

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こうして全体を見てみると、コンパクトにまとまりつつも、リビングとダイニングキッチンが一体なので窮屈に感じません。
さらに、もと押入れのスペースのおかげで、視線の通り抜けがあり、南北に風通しの良い環境になります。

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キッチンからアクセスするトイレ・洗面所・浴室。
浴室には窓があるので、じゅうぶん明るく、換気も心配ありません。

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そして、次の物件へ移動。

MUJI×UR Plan31「キッチンを中心としたコンパクトライフ」

ふたつめの部屋、MUJI×UR Plan31の紹介です。

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玄関に入ると、奥行きのある収納と、横にトイレがありました。

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MUJI×UR Plan31のプランはこちらになります。
こちらもコンパクトにまとまった2DK。

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キッチンはバルコニーに面しているので明るく、窓からは自然の風景が写ります。
こちらにも小天井がありました。

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キッチンの隣の、リビングとしても寝室としても使える居室。
こちらもバルコニーに面しております。

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実はキッチンと居室の間は、可動式の間仕切壁になっており、このように壁を取り外すことが可能なんです。
すると一気に広く感じますね! 僕はこのスタイルがお気に入りです。

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可動式間仕切りを開ければ、こうして対面式キッチンとして使うこともできます。
料理しながらテレビをみたり、会話したりできますね。

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そして寝室には、壁一面の大容量の収納!
このプランはコンパクトながら、収納スペースはたっぷりありますね。

「個」も「繋がり」も大切にする柔軟なプラン

さて、今回取材して思ったことがありました。
それは、MUJI×URは、個を大事にするし、つながりも大事にするということです。
どうしてそういえるのでしょう?

MUJI×URのリノベーションは、部屋どうしを繋げることがコンセプトのひとつとなっています。
現代では家族構成や生活のスタイルが多様になり、仕切られた部屋よりは、自由度の高い広いスペースも求められてきたといえます。
MUJI×URのリノベーションは古い間取りの壁を取り壊して、フレキシブルに暮らせるように変化させているのです。

一方、UR都市機構の前身である日本住宅公団は、ダイニングキッチンというスペースを日本全国の住まいに普及させました。
戦後、健康的で合理的な暮らしを目指すため、食事と寝室の場所を分離した間取りとして設計しようと提案されたという歴史があります。
それでキッチンと居間を壁で仕切った間取りの住宅が広まったのです。

今回紹介したMUJI×UR Plan31のプランを見てみましょう。

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友人を招いてのパーティの時などには、キッチンと居室の間にある可動式の壁を開け、友だちや家族用または泊り客用の部屋にしたい時は占める、という柔軟性を持っています。
まさに、部屋や人のつながりも、個人のプライベートや清潔さも大事にしているといえるのではないでしょうか。

取材したこの日は、20名の参加者の方と一緒に、百草団地多摩ニュータウン永山団地のモデルルームを見学し、「団地リノベーションここだけの話」のトークイベントを永山団地集会所で実施しました。
その様子は、こちらをどうぞ!

それでは、また次回もお楽しみに!

ケーシー

レポータープロフィール

東京

光が丘パークタウンMUJI×UR Plan14に暮らすのは、建築士の青年トーリーと奥様のヨーメー。

神戸

落合団地MUJI×UR Plan12に暮らすのは、情報誌編集者のアーリーと奥様のターナー。

東京と神戸の2つの団地、MUJI×URの2つの部屋から、団地の魅力をレポートします。
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