男の城探索も3回目を迎え、今回で最終回でございます。3週にもわたって我がレポートに登場してくださったＹさん、あらためてどうもありがとうございます。人様のお家に行くのは非常に面白いので、またまたいろんなお家に行きたい所存でおま。

さて今回は、最終回と銘打っているので、今まで特集してきたリビング・寝室以外の場所を攻めてみようと思います。これまた、削ぎ落とされた男の城ならではの産物がございましたよ。キッチンの横、ここが洗面所やトイレなど、水まわり系が密集しているエリアなのですけれども…

シャ、シャ、シャ、シャワーブースだけ〜！？！？！？！？ なにゆえか〜っ！ Ｙさん曰く「お風呂浸からないのでシャワーブースだけで良い」とのことでした。そぎ落としまくっている！

そしてこの四角いシャワー、レインシャワーというそうですが存じ上げておりませんでした。頭上から垂直に水が落下するシャワーのことだそうでして、最近、ホテル業界などでも流行の兆しが見られるそうです。これさえあれば、湯船いらないわぁってなってしまうのも納得ですね。

うう、あえてラベリングを避けたバスセット…生活感がなくて最高です…。子供なんぞがいると、シャンプーどこ〜 コンディショナーどこ〜 と言った具合に泡と泡の隙間から目を凝らして所望の物を探さないのでラベリングは不可欠となってきますが、ここは男の城。焦る必要はないのです。しかもよく見たらボトルの色全部違ってましたね。配色もまた男らしい。

シャワーブースの横には洗面所。どこかぶっきらぼうでありながら、一方で繊細さもみせるこのインテリアの数々。まるでハリウッド映画のようです。

洗面台のお隣はお手洗いです。一人暮らしなのでドアがある必要がない。またもやそぎ落としでございます。

先日お伺いしたＴさん宅もこちらのトイレのスイッチだったのですが、これ本当におしゃれですね。ソリッド！ソリッド！ たまにデパートとかでも見ますが、家庭用にも最近は使われているのですね。うちもちょっとこれにしたい気分です。

Ｙさんは花を飾る習慣があるんですよね。素敵ですよね。植物が目に入るとホッとしてしまうのは、猿だった頃の名残でしょうか…

再び視点をリビングに戻します。先週お伝えしたおしゃれなリビングにズームインっ。

棚にはお気に入りのＣＤやらフィギュアやらが置いてあります。仕事終わりにあのシャワーに入り、ガウン一丁で音楽を聞きながら赤ワインを飲んでいる想像しかできません。※ガウンがあるかどうかは定かではありません。

視点を上に向けてみます。かなり印象的だったのに、一度も写真ではお目見えしていなかった部分の紹介です。新築にはない魅力を活かす、というコンセプトのもと、梁の部分をそのまま物がおけるようにしてしまおう！というお考えの中で生まれた最高に無機質で手の込んだ部分です。

まるでカフェのような素敵な空間におもわずため息が出ました。

こちらも下地のままの天井ですね。

配管なんかもむき出しですが、そこがＣＯＯＬ。

Ｙさんにこだわった場所を新たにお聞きしたところ、寝室前の廊下にある収納スペースを紹介してくださいました。配管があるので、隠さなきゃいけないスペースだったんだそうですが、そしたらそこ収納にしちゃおう！と提案されたそうです。

ちょっとしたスペースも無駄にしない工夫、リノベーションだからできる施主のアイディアの具現化、見事です。ちなみに収納内も色に統一感があって整頓されてます〜。

他、細々とした今後の人生で参考になりそうなインテリアです。いっぱい写真撮っちゃいましたよ。

配色が綺麗だな、彩度の低い家具で統一するとこんなに雰囲気がでるものなのですね。本当に勉強になります。

窓は、既存の窓＋ペアガラスインナーサッシによる「トリプルサッシ」でございます。こちらは「MUJI INFILL 0」共通仕様。リノベーションの場合、もともとある窓には手を入れられないので、内側にもう一個窓をつくっているのですよ。住宅の断熱における窓の役割は、非常に重要だそうで、窓を2重構造にし気密性を高めることによって、三鷹の家と同じような断熱効果が生まれるそうです。

今回は娘も来てくれたので、娘にも使い古しのカメラを渡して少しレポーターになってもらいました。少しだけ紹介して終わりにしたいと思います。

「時計と花」

「Ｙさんのメガネの蔓のアップ」

「はっぱ」

以上です！取材にご協力くださったＹさん、本当にありがとうございました〜　今日もこの綺麗な家で一日を終えるのでしょうか、と想像するとアーバンライフ最高って思ってしまいますね。現場からは以上です！