窓の家 No.27

地元にUターンして、高齢になってきた互いの両親のそばに

窓の家 | 2019.11.19

青森県三戸郡にある「窓の家」K邸は、白い壁が青空に映えるお宅です。
Kさんご一家はご夫妻とお子さまの3人家族。お2人が生まれ育った地で「窓の家」に住みだして、半年以上が過ぎたところです。

今回は、ご実家の仕事のお手伝いで留守にしていた奥さまの想いや考えも含めて、ご主人におうかがいしました。

in_entry_01

■建物概要
ご住所:青森県三戸郡
竣工年月:2019年1月
延床面積:134.14m²(40.57坪)
■ご家族構成
ご夫婦+お子さま

Kさんご夫妻が「無印良品の家」の存在を知ったのは、まだお2人が仕事で東京都内にお住まいだったころのことでした。
「私は、当時有楽町にあった無印良品で、ミニチュアの『木の家』を見ました。『無印良品が家を手がけるんだ』と意外に思ったのを覚えています。妻は、結婚する前から『無印良品の家』のことを知っていたそうです」。

そんなお2人の頭に「無印良品の家」の存在が再び蘇ってきたのでは、当時住んでいた集合住宅から引越しを考え出したときのことでした。
「子どもも生まれたので『このタイミングで、落ち着いて長く暮らしていける住まいを』と、相談して住まい探しをはじめました。当初は都内でマンションを購入する予定だったのですが、2人の地元にUターンして、高齢になってきた互いの両親のそばにいながら、自然も豊かな環境で子どもを育てたい、と考えが変わっていきました。ただ、実家周辺は、集合住宅の数が限られていることもあり、戸建てに住む方が現実的でした。そんなとき、候補に上がってきたのが、以前見て印象に残っていた『無印良品の家』でした」と振り返るご主人。

さっそく、お2人は「無印良品の家」のモデルハウスに見学に行きました。
「妻ともども、デザインが気に入りました。家のどこに立って見渡しても、いい眺めでした。レイアウトに破綻がない。そんな開放的で整った空間にいると、時間がゆっくりと流れ、自分たちのペースで物事を進められるような感覚になりました。『こんなところに住みたいね』と妻と話し合いました」。

他の住宅会社の戸建ても同時に検討していたというご夫妻ですが、「この落ち着ける雰囲気は他では味わえない」と「無印良品の家」に住むことを心に決めました。
その後、お2人は徹底して「無印良品の家」を調べました。

「青森と東京両方で『初めての家づくり講座』をはじめとした講座や『入居者見学会』に参加しました。私が行けないときは妻が一人で参加したりもしました。ホームページでも、全国のモデルハウスや、施工例・入居者インタビューを読みこんでイメージを膨らませました。あと、長く暮らすことを考えて、耐震性をはじめとする基本構造や性能もチェックしました。ホームページを見て、担当の方に質問することで、疑問点や不安点が解消していきました。担当の方も私たちのペースに合わせて相談に乗ってくれたので、納得して『無印良品の家』を選ぶことができましたね」。

木の家」にも魅力を感じていた、というお2人ですが、最終的に奥さまが最初に気に入った「窓の家」に住むことを選択、ご主人のご実家の隣に土地を確保し、家を建てることを決めました。

191119_heimen

家の間取りなどには、ご夫妻の考えや希望を反映させました。

in_entry_02

「広々とした室内空間を確保することを第一に考えて、ディテールを決めて行きました。対面式キッチンの後ろにカウンターにも使える食器の収納棚を設けたのは、妻のアイデアです。カウンターの高さは、私も一緒になって細かく調整しました。キッチンよりほんの少し低くしているので、リビングのソファに座ってキッチンを見ると、カウンターが目に入らないので、すっきりと見えるんですよ。浴室や洗面所は、ゆっくりとくつろぎたいので、できるだけ広くしました。他にもさまざまな細かい要望があったのですが、それらに可能な限り応えてくれた担当の方々に感謝しています」。

in_entry_03

納得いくまで、自分たちらしさを追求して完成した「窓の家」。その住み心地を「よくないところをあげる方が難しいですね。妻はもちろん、子どももとても気に入っていますよ」とご主人は語ります。

in_entry_04

「一番嬉しいのは、家族の気配をどこにいても感じられるところ。幼稚園生の息子も安心して家のなかで遊びまわっていますし、夜、1人で寝ることにも挑戦しています。あと、妻と話しているのは、デザインがシンプルで整っているから、インテリアのコーディネートがとてもしやすいこと。自分たちが気に入ったものを、ポンと置くだけで、絵になる。これは無印良品ブランドならではの『懐の深さ』だと思いますね」。

in_entry_05

ご夫妻それぞれのお気に入りの場所もあるそうです。
「私は、みんなで一緒に過ごせるリビングが大好きで、家にいるときはほとんどそこで過ごしています。妻は、吹き抜けのところにある窓から外をよく見ています。『立つ場所や時間によって見える景色がまるで違う。それを眺めているのがとても楽しい』といっていますね」。

窓の家」での暮らしをすっかり満喫しているKさんご一家。庭の手入れなどをしながら、ますます住み心地を良くしようと、楽しみながら日々を過ごしています。
「妻と、いつか『無印良品の家』をもう一軒建てて、カフェを開きたいね、なんて話しているんですよ」。ご主人はそう笑顔で話してくれました。

※掲載写真は取材時のものであり、現在はご採用いただけない仕様もございます