木の家 No.187

この家が実家になるなんて、子どもが羨ましいです

木の家 | 2021.12.28

茨城県つくば市にある「木の家」S邸。のどかな景色に違和感なく溶け込むグリーンの外観が素敵なお宅です。ご家族は「木の家」に住み始めて2年が経ちました。

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■建物概要
ご住所:茨城県つくば市
竣工年月:2019年11月
延床面積:72.03m²(21.79坪)
■ご家族構成
ご夫婦+お子さま1人

アパート住まいだったご夫婦は、転校等も踏まえてお子さまが小学校を入学する前には家を建てたいと考えていました。もともと「無印良品」の雑貨やアパレルをよく使っていた奥さま。家の購入を検討し始めた頃に店舗のチラシを見たことで「無印良品の家」に惹かれていきます。

「住んでいたアパートの近くで実施されていた見学会に家族で行きました。私は建売住宅や中古物件もたくさん見ていた中で他も検討していましたが、そこで初めて『無印良品の家』を知った主人が『ここがいい!』と即決。普段はあまり物事を主張しないのに驚きました」と振り返る奥さまに、ご主人も「最初は乗り気じゃなかったのに参加したらすごくよかったんです」と笑います。

「家そのものを気に入ったのはもちろんですが、担当者さんの親しみやすい雰囲気やわかりやすく明確な説明も決め手でした。家づくりの後も寄り添ってくれる優しさを感じたので、『ここなら大丈夫だろう』と思えました」(ご主人)

対する奥さまは見学会に参加して、「木の家」に壁がない点が好印象でした。

「子どもが大きくなったり自分たちの生活が変わったりするので、家を建てる時点ではこれから何が必要になるのかがわからないですよね。一般的な戸建ては部屋や暮らし方がすでに決まっている不安要素がありましたが、見学会では実際に住んでいる方の話を聞いて住むイメージが沸きやすかったです。また暮らしながら好みの間取りに変えられるし、人と違うものが好きな私に合っていると感じました。箱だけ買ってあとはいかようにも作れる気楽さに惹かれましたね」(奥さま)

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その後は担当者にこの土地を見つけてもらってプランニングがスタート。2月に行った最初の説明会で教えてもらった土地で、4月にはすでに決まるというスピーディーな段取りでした。

こうしてご夫婦は自分たちの暮らしに合う「木の家」で家づくりをすることを決めました。

自分で間取りを考えてもみましたが、最終的には担当者から提案された間取りに落ち着いたというご夫婦。土地の広さが限られているので、奥さまはできるだけ広く開放的な空間を楽しめるように気を配りました。

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「家全体を通してなるべく高い家具を置かないようにしています。またキッチンはペニンシュラを採用するなど、なるべく壁を作らないようにしました。ただユニットシェルフは置きたかったので背面の扉は取り付けました。でも扉は基本的に開放しています。定期的にシェルフを移動させたり置くものを変えたりしてディスプレイを楽しんでいます。パントリーを作るスペースがなかったので、床下収納も作って収納面をカバー。床下も部屋と同じ温度で底冷えがないのが嬉しいですね」(奥さま)

設備はほとんど標準の「木の家」を採用。浴室乾燥機をなくしたりタンクレストイレにしたりと、細かく調整して理想の住まいを追求しました。

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「ごちゃごちゃと作り込まずに標準の仕様にしたことが逆に住みやすさに繋がったと思います。床材もあえてグレードのいいものにしませんでした。『傷も味になる素材ですよ』と担当者の方に言ってもらえたので、今も別に気になりません。無印の家具でよく使われているオークの色合いなので質感もよく、子どもの物やおもちゃを乱雑に置いても違和感がない雰囲気になっているので気に入っています」(奥さま)

ご夫婦ともに気に入っているのは家事のしやすさ。特に洗濯物を部屋干ししたときの乾きの早さには驚いています。もともと洗濯物は部屋干しにするつもりだったのでウッドデッキはつけませんでした。

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「部屋干しですぐに乾くのでまったく問題ありません。また一室空間なので掃除効率がよく、掃除のハードルが下がりました。以前よりも洗濯や掃除を手伝うことが増えましたね。仕切りがないのでどこに誰がいるのかわかり、家族の気配が感じられて安心できます。実家の戸建ては暗い部屋がありましたが、この家はどこにいても明るい。小さな家なのに無駄なスペースがないので狭さを感じないのは『木の家』だからこそ実現できたと思います」(ご主人)

一室空間のよさは光熱費にも表れています。

「リビングのエアコン1台でどんな季節でも十分に過ごしやすいです。夏はサーキュレーターで風を回せば家全体が涼しくなります。アパート住まいの頃と比べると、今は常にエアコンをつけっぱなしにしているのに光熱費がほとんど変わらないから驚いています。当時はエアコンがついている部屋に家族が集まって過ごしていましたが、今はトイレでもどこでも温度が一定です」(奥さま)

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家具や小物を「無印良品」のアイテムにどんどん買い替え、自分たちらしい暮らしを追求する楽しさを満喫しているご夫婦。今後はお子さまの希望に応じて2階に個室を作ったり今の寝室に仕切りを作って小さな廊下を作ったりといったアレンジも見据えています。

「今は隣に遮るものがないので大きな窓から見える景色も気に入っていますが、これからこの家の周辺がどのように開発されてこの町がどう変化していくのかが楽しみです。家から筑波山と富士山も見えるので、もともとインドアな家族でしたがさらに家にいる時間が増えました」(ご主人)

これからずっと住み続けていても色褪せない「木の家」のよさを感じているご夫婦。「この家が実家になるなんて我が子ながら羨ましい」とお子さまを見つめながら、笑顔で語ってくれました。

※掲載写真は取材時のものであり、現在はご採用いただけない仕様もございます