もし、これがミニマムになったら(第5回アンケート募集)
地方もいいけど、やっぱり都会に住みたいプロジェクト | 2023.5.15
本プロジェクトでは、マンションリノベーションにフォーカスをして、より多くの「やっぱり都会に住みたい」方々とコラムやアンケートを通じてコミュニケーションを行い、都会で理想とする暮らし方や住まいについて、間取や仕様・そこで使用される建具やパーツといった部分まで、みなさんと一緒に考えています。
一般的な新築マンションの計画では、ある程度浸透している”常識”があります。
こちらは一般的な新築マンションの間取りです。
4人暮らしであれば、3LDKが必要で、玄関の横には廊下があるべき、廊下には洗面室やトイレがつながっていて、洗面室の横にはお風呂があるべき。そして南側にはリビングダイニングがあり、その横にはキッチンがあるべき といったことが常識になっています。
大きさについても常識があります。例えば、キッチンは幅2.1m以上必要とか、お風呂の大きさは1.4m×1.6m、子供部屋は4.5畳以上・・・など
もちろん、それらの常識はこれまでの住宅の長い歴史の中かで育まれた文化のようなもので大切な前提になります。
一方で、それらを守りすぎることで、そこでの暮らしが限定されていることもありそうです。
戦後の住宅が足りない時代に、たくさんの住宅が必要で一つの考え方で作られていた頃とは違います。
暮らし方が多様化している現在、昔からの常識から解放されたもっと自由な暮らしを提供していく必要がありそうです。
例えば、以前の日本家屋では、トイレや台所は離れにありました。それが時代とともに技術が発達し、室内に持ってきたとしても問題がなくなりました。また対面キッチンの普及は、料理をしながらも家族とコミュニケーションを取りたいといった意識の変化もありますが、給排水や排気などの技術の発展が大きく寄与しています。
最初にトイレや台所を室内に持ってくるという判断をした時などは、今までの常識にチャレンジをしたことでしょう。
今回のアンケートでは、玄関、寝室、主寝室、キッチンの大きさに着目をしました。それぞれミニマムにするのであれば・・・という想定のもとアイディアを考えています。
玄関土間の必要性は、靴の脱ぎ履きによります。玄関での靴の脱ぎ履きのない、海外では玄関がない場合を多くみます。
寝室は暮らし方によって必要な大きさは変わりそうです。寝る以外の勉強する、収納する、くつろぐは他の部分で工夫することでも代用ができるかもしれません。
キッチンは、都会暮らしであれば、住まいの周辺にコンビニや定食屋が充実しており、一般的な大きさのキッチンまでは必要ではないかもしれません。
それぞれの大きさを見直すことで、今までの4人暮らし3LDK=70㎡のような常識は変化する可能性もありそうです。
ぜひ、ご意見をいただければと思います。
アンケートの結果を公開中です
玄関、寝室、主寝室、キッチンの大きさについて、みなさんの率直なご意見をいただきました。アンケートの結果を公開中です。
アンケートは終了しました
実施期間:2023年5月16日(火)~5月23日(火)午前10時まで
たくさんのご回答ありがとうございました。
マイルの付与は、2023年6月下旬頃を予定しています。