第5期5回「もし、これがミニマムになったら」について

第5期 2022年〜 | 2023.7.4

「地方もいいけど、やっぱり都会に住みたい」プロジェクト(アンケート結果)

本プロジェクトでは、マンションリノベーションにフォーカスをして、より多くの「やっぱり都会に住みたい」方々とコラムやアンケートを通じてコミュニケーションを行い、都会で理想とする暮らし方や住まいについて、間取や仕様・そこで使用される建具やパーツといった部分まで、みなさんと一緒に考えていきたいと思います。

今回のアンケートでは、玄関、寝室、主寝室、キッチンの大きさに着目をし、それぞれミニマムにするのであれば・・・という想定のもとみなさんのご意見をお聞きしました。

●回答総数:回答総数:2,382名
●実施期間:2023年5月16日(火)~5月23日(火)

回答者のプロフィール

年代
世帯形態

【アイディアA】

玄関をミニマムにしたら

一般的に日本の玄関には居室部分との段差があります。それは、日本人は靴を室内では脱いで生活をするからです。段差があることで、外から持ち込んだ砂や埃が室内に入りにくくする効果があります。また、戸建住宅だと15〜20cmほどの大きな段差があり、玄関に腰掛けながら靴を脱いだり履いたりすることができます。

一方でマンションの場合10〜15cmほどが一般的な段差になります。ほとんど段差がない場合もあります。

今回は、室内を目一杯延長して、一般的に玄関をなくしてみました。玄関開けるとすぐに段差がありそこを上がった部分のラグマットで靴を脱ぐことを想定しています。こうすることで、室内が広くなり、例えばリビングを大きくとることが可能です。


[Aプラン]へのコメント

我が家のスタイルはこれです。ドア横に靴のラックを置いてあるだけ。なので自然と脱ぎっぱなしをしなくなったという効果もありました。
(南関東 50代 女性)
靴を出しっぱなしにしたくないと思えばきちんとしまう習慣も身につきいいと思いました。ですが、雨の日などはやっぱり部屋に汚れを持ち込みやすくなると思うのが何となく嫌だなと思います。
(中部 30代 女性)
リビングを大きく取れることは嬉しく理想的に思うが、雪が多く降る地域だと、長靴やブーツなどもあるので、ラグマットでは、湿気が多くフローリングもカビてしまうと思う。
(東北 40代 女性)
雨の日に濡れた靴や傘を置いておくとなるとやはり段差がある方が生活スペースを清潔に保てると思いました。
(南関東 20代 男性)
コメント
玄関土間をなくした案です。「非常に共感きる」、「やや共感できる」を合わせても30%ほどという結果となりました。やはり玄関土間は必要と考える人の割合が多くなりました。海外とは靴に対する認識が違っており、埃や砂が室内までくる可能性があることが敬遠されています。あとは、雨の日にマットが汚れたすることに懸念がありそうです。

【アイディアB】

寝室(1人部屋)をミニマムにしたら

寝室の大きさがどこまで必要なのかは、暮らしに大きく左右されそうです。ここでは、寝室で行われる暮らしと合わせて大きさを考えていきたいと思います。4つのうち、一番共感する間取りを選んでいただければと思います。

①寝る・・・寝るだけであれば、ベッドとその周辺スペースの2畳があれば良さそうです。カプセルホテルのような状態です。
②寝る+勉強する・・・個室で勉強をするということも含めれば、2.5畳あると良さそうです。 
③寝る+勉強する+収納する・・・個室に洋服などの収納まで必要であれば、3畳あると良さそうです。
④寝る+勉強する+収納する+くつろぐ・・・個室でくつろぐことも考慮すると、3.5畳は必要になりそうです。


[Bプラン]へのコメント

1.寝る
プライバシーの確保を考えると、寝る場所さえあれば問題ないと考えます。勉強、収納、くつろぐは他にシェアスペースを作れば賄えると思います。
(南関東 30代 女性)
2.寝る+勉強する
寝るだけなら2畳でも良いかな、と思ったのですが日記を書いたり、少しものを置いたり、で机くらいはあっても良いかなと思います。 また、寝るだけの部屋にした場合は、ファミリークローゼットとか、書斎とかの必要があるかなと思います。
(関西 30代 女性)
3.寝る+勉強する+収納する
Webミーティングが当たり前になってきたので、デスクは必要ですが、背景にベッドが入らないレイアウトがいいと思います。ただ、2.5畳では、カバンなど、一時的に物を置くこともできないので、3畳は必要かと思います。
(南関東 50代 男性)
4.寝る+勉強する+収納する+くつろぐ
自分だけの空間がほしい、趣味を楽しんだり考え事をしたり。インテリアにもこだわりたい。また狭過ぎる、必要最低限のベットだけでは圧迫感があり寛げない気がする。
(関西 40代 女性)
コメント
寝室(一人部屋)をどこまで小さくできるかをお聞きしました。寝る・勉強する・収納する・くつろぐといった行為と合わせてお聞きしました。一番支持されたのは③の「寝る+勉強する+収納する(3畳)」でしたが、ご意見には、「寝る+収納する」が良いというご意見が多くありました。勉強するのはダイニングでもできるという事でしょう。

【アイディアC】

主寝室をミニマムにしたら

主寝室の大きさがどこまで必要なのかも、暮らしに大きく左右されそうです。同様に、主寝室で行われる暮らしと合わせて大きさを考えていきたいと思います。4つのうち、一番共感する間取りを選んでいただければと思います。

①寝る・・・寝るだけであれば、ベッドとその周辺スペースの2.5畳があれば良さそうです。
②寝る+勉強する・・・個室で勉強をするということも含めれば、3.5畳あると良さそうです。  
③寝る+勉強する+収納する・・・個室に洋服などの収納まで必要であれば、4畳あると良さそうです。
④寝る+勉強する+収納する+くつろぐ・・・個室で二人でくつろぐことも考慮すると、6畳は必要になりそうです。


[Cプラン]へのコメント

1.寝る
寝室は雑然としがちなので寝室に特化した部屋を作るのは良いと思う。息苦しくならないように窓の設置などはした方が良い。
(北関東 40代 男性)
2.寝る+勉強する
本当は「寝る+収納する」が理想です。くつろいだり、作業するのはリビングが多いです。我が家は、家族の顔を見たいときはリビングに集まるようになっています。
(東北 40代 女性)
3.寝る+勉強する+収納する
ベッドの周辺は少し余裕があるほうが良いと思います。寝返りをうった時、寝ているので加減が分からず、頭や体が当たってしまい可能性があります。少し余裕を設けて小物収納などが出来ればベストですね。
(関西 30代 女性)
4.寝る+勉強する+収納する+くつろぐ
シングルベッド2台置けるよう、6畳はほしい。ベッドは1台だと考え小さく設計してしまうのはあまり賛成できない。
(関西 50代 女性)
コメント
主寝室をどこまで小さくできるかをお聞きました。Bと同様にる・勉強する・収納する・くつろぐといった行為と合わせてお聞きしました。ここでも一番支持されたのは③の「寝る+勉強する+収納する(4畳)」でしたが、ここでも「寝る+収納する」が良いというご意見が多くありました。

【アイディアD】

キッチンをミニマムにしたら

都会の暮らしに、大きなキッチンは必ずしも必要では無いかもしれません。近くにコンビニがあり、あるいは定食屋があるような環境で、料理をすることが少ないのであれば、キッチンをできる限りコンパクトにし、そのほかのスペースを広く取ることもありそうです。

例えば、今回は、幅90cmのキッチンでコンロなし(カセットコンロ)の想定です。跳ね上げ式の棚がついており、使う時だけ水平にします。キャンピングカーのキッチンではこのようなキッチンを見かけます。


[Dプラン]へのコメント

このスペースで家族分となると不便ですが、一人暮らし二人暮らしくらいなら良いのでは無いかなと思います。テーブルを置けるならそこも調理テーブルで使えるし。外国のように窓辺に、壁にでも小さくても良いからテーブルを置くのてすてきだと思います。
(南関東 50代 女性)
跳ね上げ式のテーブルは強度が不安なのでキャスター付きのテーブルが良いと思います。向きを変えても使えると思います。
(中国・四国 40代 女性)
水回りに余裕がないと飛び立ったりしないか心配になる。他のスペースが広く取れるのはありがたいので、どちらともいえない。
(関西 30代 女性)
全体的にミニマムな生活になったとしても、食に関わる部分については妥協したくない。せめてカセットコンロでなく二口コンロがおけるくらいのスペースはあった方が良いと感じる。
(南関東 40代 女性)
コメント
キッチンをミニマムにした案です。「一人暮らしならよい」・「料理をしないなら良い」という条件付きで共感されていました。ただ、「物足りない」とか「コンロは欲しい」といった意見も多くありました。生活スタイルに大きく左右されそうです。

みなさんのお住まいのスペースについてお聞きします

Q 現在のお住まいで、もっとスペースが小さくてもいいと思うのはどこですか?(複数選択可)

Q スペースについて工夫していることがあれば教えてください。

寝室にリモートワークスペースをつくった
(南関東 50代 女性)
あえて空間を家具で仕切って小さなスペースを沢山作り、個々が落ち着ける場所を多く設けている
(南関東 50代 女性)
シンプルな棚を並べて、高さと床面積を活用しています。また、扉を外すことで部屋を広く使っています。
(南関東 40代 男性)
洗濯機まわりの空間に着目し、洗濯に必要な小物等を、本体に取り付けたり、棚を設置し、有効活用しています。
(中部 40代 女性)
まとめ

今回は、玄関や寝室やキッチンがどこまでミニマムにできるかをお聞きしました。それぞれが小さくなることで、リビングなど他の部屋を大きくすることが期待できます。また、子供部屋=4.5畳といった固定概念はだいぶ薄れていて、必要に応じて部屋の大きさを決めていっても良さそうです。

玄関をミニマムにするのは、抵抗がありそうです。ヨーロッパやアメリカとは違って靴を脱ぐ暮らしなので、それによった感覚とも考えられます。

キッチンは、食をどう考えるかで決まりそうです。一般的なキッチンは大きさがある程度決まっていますが、都会に暮らすのにあたり、必要な大きさや機能を丁寧に考えても良さそうです。いずれにしても、ご自身の暮らし方に応じて固定概念から解き放たれた家づくりができたら、理想の暮らしができるかもしれません。

たくさんのご回答・ご意見ありがとうございました。