ノイズのない空間で、可変性を愉しむ暮らし|リノベ動画編集後記
リノベーションルームツアー編集後記 | 2026.8.31

無印良品がリノベーションした藤沢市の団地のお部屋で、2年間「住まいモニター」として暮らしをレポートしていただいたnidones(にどねす)に無印良品のリノベーションのルームツアー動画を撮影・編集していただいています。
このレポートでは、nidones(にどねす)のおふたりから見たお部屋の様子などを「編集後記」としてお伝えします。
こんにちは。nidones(にどねす)のミオです。
今回お邪魔したのは、築40年・広さ80平米ほどのマンション。二人暮らしのお部屋です。
一歩足を踏み入れると、思わず息をのんでしまうほど洗練された圧倒的な統一感…!
そしてどこか凛とした静けさが広がるお部屋です。

こちらのオーナーさんがお部屋づくりで大切にされているのは、使う色を絞り、ノイズとなる情報を減らすことだそう。
そうしてモノトーンを基調に整えられた空間は、まるでギャラリーのようでありながらも、日常の暮らしやすさも見事に調和していました。「そんなアイデアが!」と目から鱗が落ちる工夫の数々を拝見してきたので、皆さんにもご紹介させていただきますね。

あえて木を選ばない。フラットに繋がるグレーのリノリウム
「無印良品のリノベーション」と聞くと、ぬくもりのある木のフローリングを想像される方も多いかもしれません。こちらのオーナーさんが選ばれたのは、あえて木を使わないグレーのリノリウム床。
広い一室空間をよりフラットに見せ、モノトーンで統一感を出したいという想いから採用されたこの床。継ぎ目のないフラットな仕上がりが、空間全体にすっきりとした洗練された印象を与えてくれていますよね。
そして見た目の美しさだけでなく、お掃除などお手入れがしやすいという機能面の高さもリノリウムのメリットです◎

お気に入りを引き立てる、徹底した色づかい
リビングの壁面でひと際目を引く、スタイリッシュなスチールシェルフ。
こちらはデザイナーのディーター・ラムス氏が手がけたヴィンテージの壁付け棚(606 ユニバーサル・シェルビング・システム)です。

いつかこの棚を取り付けたいという長年の想いが、家を購入してリノベーションをする大きなきっかけになったのだそう。
パーツを自由に組み替えられ、50年以上変わらないデザインだからこそ、これからの変化にもずっと寄り添ってくれる素敵な選択ですよね。
ディスプレイの工夫にも深く頷くことばかり。棚に並ぶ本は背表紙が白っぽいものに限定し、色の強い本は小口を見せるように収納して色のノイズを消しているんです。
実は文庫本などはカバーを外して色味を揃えているので、やっぱり色の統一感って大事ですよね うんうん…!!と心の中で大きく頷いておりました。

固定観念を捨て、緩やかに変化する一室空間
お部屋の半分ほどを占める広いリビングとワークスペースには、配置を変えられるモジュール式のソファーや、キャスター付きで自由に動かせるワークデスクが置かれています。
その日の気分や、趣味である映画鑑賞に合わせてフレキシブルに使い分けられているのがとても印象的でした。


壊せない構造壁を境に、奥のエリアは寝室とクローゼットへ。
ここもドアではなくカーテンでゆるやかに仕切ることで、風と光が心地よく通り抜け、床の一体感も保たれています。

ベッド下には無印良品の連結できる台車を忍ばせ、防災備蓄品などを収納されていました。
台車なのでとてもスムーズに出し入れができて、これは便利…!!限られたスペースを美しく使い切るスマートなアイデアに感服です。
MUJI HOUSEのスタッフさん方も「こんな使い方ができるんですね!真似しよう〜!」と感激されていました。

機能性と美しさが共存する、ストレスフリーな動線
対面式のキッチンや広々とした洗面スペースも、ノイズレスな美しさが徹底されています。

洗面台は洗濯物を畳めるよう横幅を広く取り、すぐ横の浴室乾燥へ繋がる家事動線も完璧。
生活感の出やすい日用品は無印良品のシンプルなコンテナやボックスに収め、タオルの色味まで統一されています。
本当に細かな部分まで徹底されていて、見ていて気持ちがいい…!


作り付けの扉付き収納を作らず、ユニットシェルフや台車を活用することで、ライフスタイルの変化に合わせて組み替えられる余白を残しているのも見事でした。
この家と歩む、これからの時間
暮らし始めておよそ2年。
「これからも植物を増やしたり、棚を拡張したりしながら変化を愉しみたいです」とお話ししてくださったオーナーさん。


ご自身の美学を貫き、少しずつ手を加え工夫を凝らしながらお部屋を育てていく… 暮らしへの真摯な姿勢が伝わってくる、とても素敵なお住まいでした。
より詳細なルームツアーをYouTubeでもご紹介しています。
細部までこだわり抜かれた美しい空間や、日々の暮らしに寄り添う機能的な動線は、映像で見ていただくとよりリアルに伝わってくるかと思いますので、ぜひ楽しんでご覧ください!



