家での働き方を考える

団地再生物語 | 2020.9.15

住まいのかたちアンケート第4期第9回 「これからの暮らし」についてへのご参加ありがとうございました。今回もたくさんのご回答をいただきました。このアンケート結果をもとに、実際に間取りのアンケートを募集しますので、ぜひ最後までお読みください。

「これからの暮らし」アンケート結果をみると、これからもテレワークをしたい方が63%を占めており、これからの働き方が変化する可能性がありそうです。「テレワークのある暮らし」をテーマにして一つの住戸を例にとり、間取りを4種類つくってみました。ぜひみなさんのご意見をお聞かせください。

こちらの間取りをベースにし、アンケート結果の内容をもとに、家でのテレワークのしかたを考えてみたいと思います。面積が約63m²で、夫婦2人での暮らしを想定しました。

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Aプラン:⾃然を意識した半屋外空間の離れで働くワークスタイル

日当たりが良く、2方向に窓がある気持ちの良い南側の離れをワークスペースとしました。屋外環境に近づけるために、芝生畳を敷いています。普段の生活と少し離れた環境の良い場所で仕事をすることが出来、ON・OFFの切り替えがしやすそうです。そこにハンモックを置けば、仕事の合間に休憩をすることができます。また、テーブルを片付け、テントをもってくればキャンプ気分を味わえる空間にも出来るかもしれません。

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Bプラン:⽞関⼟間で繋がるワークスペースと⽞関が宅配BOXになる暮らし

玄関が宅配ボックスを兼ねています。宅配ボックスがない場合、置き配になることがあると思いますが、セキュリティが心配です。玄関と居室との間に鍵をしておくことで、玄関をその置き場として活用することができるかもしれません。あるいはワンタイムパスワードを使ったデジタルキーを玄関ドアにセッティングすることも考えられるでしょう。
ここでは玄関から土間が続くワークスペースを設けています。仕事の来客に対応することもできますし、広い土間であれば自転車を置いたり、アウトドア用品を置いたりすることもできそうです。

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Cプラン:壁⼀⾯本棚の専⽤ワークスペースがある暮らし

壁が多く、陽が強く入らないスペースを利用して本棚を一面に並べました。仕事の資料の置場が確保できます。また、OFFのときには、読書したり、一人こもれるスペースとして活用することもできそうです。明るすぎないスペースなので、絵をかくような仕事につかうアトリエにも向いているかもしれません。

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Dプラン:ふすまの開け閉めでON・OFFできる押入ワークスペースのある暮らし

部屋一室を専用ワークスペースにするのではなく、リビングダイニングや寝室の押入を利用してワークスペースをつくりました。畳一枚分の広さが逆にちょうどよい、仕事に集中できる空間となりそうです。また押入をワークスペースとしたことで、ふすまの開け閉めで、仕事とプライベートをON・OFFすることができます。プライベート空間のなかでテレワークを行う生活において、仕事と日常を上手に切り替えられる暮らしができそうです。

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いかがでしょうか。アンケート結果から、テレワークにフォーカスして間取りをつくってみました。
専用スペースがあれば、落ち着いて仕事が出来そうですが、仕事で使わない時間がもったいない感じもします。また、テレワーク自体も明るい場所が良いのか、陽が強くない場所が良いのかなど、さまざまなやり方がありそうです。
ぜひ、みなさんのご意見をお待ちしております。

アンケートは終了しました

実施期間:2020年9月15日(火)~9月25日(金)午前10時まで
たくさんのご回答ありがとうございました。