都心の団地での暮らし|東京・大阪で新プランが登場①

団地再生物語 | 2025.1.24

2012年に大阪でスタートしたMUJI×UR団地リノベーションプロジェクトは、今年で13年目を迎えました。昨年からは新シリーズ「MUJI×UR Parts Room」の住戸の供給も開始し、より多くの団地でのMUJI×URの展開に向けて勢いを加速しています。

今年は首都圏・関西の3団地にて4つの新プランが登場し、順次入居の申込受付が開始されます。
新団地としては、「金町第二団地」(東京都葛飾区)、「箕面粟生第3団地」(大阪府箕面市)が加わりました。金町第二団地は利便性の高い都心に位置した高層ツインコリダー型で、箕面粟生第3団地は自然豊かな郊外に位置したスキップフロアー階段室型の団地です。前者には玄関共用部が暗くなりがちといった課題、一方後者には、玄関側が明るいという特長があるもののエアコンが設置できない部屋があるなど、それぞれ課題がありました。

今回のリノベーションでは、これらの課題を解決しながら、それぞれの特長を最大限に活かしたプランを実現しています。
そんな2つの団地での暮らしや、新しく導入したプランの詳細について、2回のコラムに分けてお伝えしていきたいと思います。

まず今回は、金町第二団地をご紹介します。

東京都葛飾区にある「金町第二団地」は、11階建てと8階建ての2棟からなる団地です。JR常磐線の「金町駅」から徒歩で10〜12分という便利なロケーションでありながら、落ち着いた住宅街の中に立地しています。
ゆとりある敷地内に立つ住棟は、日当たり、風通しともに良好。エントランスやエレベーターホールなどの共用スペースも余裕のあるレイアウトで、開放感のある中に落ち着いた空気が流れています。
敷地内には児童館や保育園に加えてプレイロットもあり、大人たちの目が届くところで子どもを遊ばせられるのは、お子さま連れの方には嬉しいポイントではないでしょうか。

周辺環境の充実ぶりも「金町第二団地」の大きな特徴。
団地から北に向かって歩くと「水元公園」があります。都内で唯一の水郷の景観を持ち、随所にバードサンクチュアリが設けられた公園では、春の花菖蒲をはじめ四季折々の自然を愛でることができます。

そして、金町駅周辺は南口を中心に再開発が進んでおり、各種商店やドラッグストア、大型スーパー、銀行などが揃っていることに加えて、キッズスペースが設けられたコミュニティーセンター「カナマチぷらっと」や図書館などもあります。
さらに、金町駅から東京メトロの千代田線直通電車に乗れば、大手町駅まで30分弱という利便性の高さ。まさに、多世代が住みやすい条件が揃ったエリアです。

続いて、今回のリノベーションプランについてご紹介します。

もとは57.33m²の3DKといった、個室の充実したファミリータイプの間取りでした。今回のリノベーションでは、“暮らしの基本となる収納(Storage)を充実させた住まい”をコンセプトとしたシリーズ「MUJI×UR Plan+S」を導入しました。

南北を繋げるトンネル

もとの間取りは生かしつつも、南北の和室を分断していた2つの押入を繋げることで、南北に光と風を通すトンネルとしたことが一番の特長となっています。

トンネルの両側にはダンボールふすまを設け、その開け閉めによって違った使い方ができます。
ふすまを開ければ2つの和室をつなげて全体を一室的に使用することができ、ふすまを閉じれば半個室のパーソナルスペースに。
また、内部にはハンガーパイプを設けているので、大容量のウォークインクローゼットとして使用することもできますが、それ以外にもデスクを置いてワークスペースとするなど使い方は自由です。

和室を繋げるふすま

南側の2つの和室を隔てていた壁を撤去し、こちらにもダンボールふすまを採用しました。
そうすることで、ふすまを閉めて個室とすることも、ふすまを開けて(外して)、大きなLDKとして全体を繋げてつかうことも可能になりました。

キッチン

キッチンは元の位置のまま、持出しキッチンに変更しました。また、キッチンの脇にあった物入を、新たにパントリーコーナーとして設えたことで、キッチンの収納力も向上させています。
パントリー内には電源を設け、冷蔵庫を収納できるスペースが確保できたことで、元の間取りで問題となっていた冷蔵庫置き場の課題が解消され、全体的にすっきりとした印象になりました。

玄関

元のお部屋の玄関は少々手狭な印象でしたが、土間部分を広げたことで、ベビーカーもそのまま置けるような収納力のあるスペースになりました。
高さを生かした可動棚には、靴以外にも掃除用具や防災用品、キャンプ用品などなど、色々なものを収納していただけます。

いかがでしたでしょうか。都心の団地で実現する、便利で充実した暮らしのご提案でした。
今回ご紹介した住戸は、下記の日程で内覧会・入居者募集を行います。

団地(所在地) 入居募集開始時期 内覧会
金町第二団地
(東京都葛飾区)
先着順
2025年2月6日(木)
(予定)
2025年1月31日(金)・2月1日(土)
(両日とも10時~15時)

金町第二団地でのMUJI×URの暮らしを、是非直接体感しにいらしてください。

次回は、大阪府箕面市の箕面粟生第3団地をご紹介いたします。是非ご期待ください。