広がる「麻畳」と「組合せキッチン」の使い方事例集

コラム | 2016.6.28

MUJI×UR団地リノベーションプロジェクトも今年度で5年目に入りました。
1年目は大阪の団地のみでしたが、今では関東、関西、名古屋、九州と全国に広がっており、現在までに約400戸のリノベーション住戸を展開するまでになりました。
陽当り・風通しの良さ、豊かな自然環境といった団地暮らしの良さを再発見し、「生かす」「変える」「自由にできる」の3つの考え方によって、団地が理想の住まいになるような新しい賃貸の住まい方を提案してきました。
今回は、その中でもURと無印良品で共同開発した設備アイテムについて、いくつかご紹介したいと思います。

麻畳
麻畳は、畳とは思えないすっきりとした外見と、独特の足触りを兼ね備えた新素材の畳。床座でも椅子座でも自由にできる素材です。MUJI×UR団地リノベーション住戸の使い方を見てみましょう。

昔ながらの床座の暮らしをしているモデルルームです。麻の素材感を楽しむことができます。洋風のラグを引いても違和感がありません。

椅子座の暮らしです。麻畳は、机やソファなどの洋家具を置いても、脚の跡がつきづらい、へたりにくい素材です。

もちろん麻畳の上に、直接布団を敷けますが、ベッドを置くこともできます。

麻畳は、敷き方も自由です。左の写真は方向を合わせて一方向に畳を敷いて伸びやかさがでています。右の写真は従来の畳の敷き方をしています。

MUJI×UR団地リノベーション住戸以外でも麻畳が広がっています。無印良品の家では、三鷹の家大使の「木の家」でも使われています。

こちらは、フローリングの上にも敷ける、厚み約15mmの薄畳を使用してるので、部屋の模様替えも簡単にできます。体にフィットするソファと組み合わせてくつろいだり、赤ちゃんを寝かせたりしていました。

また、建築家の作品の中にも麻畳は採用されています。
縁のある畳は和室でないと合いませんが、麻畳の場合は和室ではない様々な空間にも合うデザインになっています。

組合せキッチン
組合せキッチンは、キッチンカウンターとテーブルの組合せ方で使い方を変えることができるキッチンです。収納をあえてなくし、ご自身で収納をカスタマイズできる仕様になっています。
素材は強度のある高圧メラミンを使っており、色は白で統一しています。
横につなげてテーブルとして使ったり、前につなげて大きなキッチンとしたり、T字に組み合わせたりすることで使い方を変えられます。

戸建ての無印良品の家でも入れています。
無印良品の家 浜松店モデルハウスでは、壁付けキッチンにしています。
テーブルを壁際に組合わせて家電や家具をコーディネートし、キッチンやテーブルの下にはごみ箱や、ユニットシェルフを組み合わせて入れています。

無印良品のリノベーション「MUJI INFILL 0」でも採用しています。

幅が2.4mのキッチンで3口コンロのタイプもあります。キッチンの背後を壁面収納として引戸で隠しても相性が良さそうです。

このように、MUJI×UR団地リノベーションプロジェクトで開発された商品が、4年間で団地以外にも少しずつ広がってきました。「団地暮らし」というと、一見限られた暮らし方に感じられますが、暮らしの本質を見つめることで、決して特殊ではなく、団地以外の戸建住宅やマンションにも違和感なく合わせられるアイテムになりました。
今年度もさらに、新たなご提案をしていきたいと考えております。ぜひご期待ください。