団地と暮らしとジャズ喫茶

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団地のかき氷機と中庭の夏

2021年 10月 5日

団地のかき氷機と中庭の夏

こんにちは。康介とカナコです。

今回は、この夏の北本団地中庭」での一幕を書こうと思います。

北本団地では例年では毎年夏祭りが開催され、団地住民や地域の子供達の楽しみの1つになっているようです。
昨年から続いているコロナウィルスの影響で、2年連続中止となってしまいました。

北本団地自治会から
「今年も夏祭りが開催できそうにないので、こういう状況だけれどもかき氷機を使って少しでも楽しんでもらえたら」
という嬉しい提案があり、かき氷機をお借りすることになりました。
大きなことはできないけれど、色々なことが組み合わさって楽しい夏になりそうな予感がしていました。

「中庭」にはエアコンがまだありません。
扇風機と自然の風。風がよく通るので慣れると気持ちがいい。
けれど、暑いは暑い。。。

かき氷で涼をとってもらおう!

誰がやる?
やれないことはないけれど、私たちはその時はちょっと手一杯でした。
白羽の矢が立ったのは、6月から100日ほど北本団地に滞在している東京の日本写真芸術専門学校の学生さんたち。

各々の課題と向き合っている真っ最中で忙しい彼らでしたが、快く引き受けてくれました。

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試作期間中に道を通る中学生を引き止めて食べてもらった日

話し合いや試作を重ねて、屋号は『中氷』に決まりました。
自分たちで考えたソイミルクティ、子どもサイズの50円かき氷、北本の季節の果物を使ったシロップなどを出しました。
みんなで一緒に近くのブルーベリーを摘みに行って、それをシロップにして試食して美味しい美味しいと言い合ったり、楽しい時間でした。

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自分のお小遣いで食べられる子どもサイズは、シロップかけ放題で大人気でした

食べに来てくれる人や通りすがりの人とコミュニケーションを取ると、1つの会話から色んなことを考えさせられる。

全ての要望に応えられるわけではないし、こちらも考えなしにやっているわけではない。
けれどそれを突っぱねて内と外で区切ることもまた違うのだな、と。

ここでお店をあけることで彼らもたくさん考えていました。
そしてその時間もちゃんと取る。

9月末で彼らの北本滞在は終わります。
寂しいなと思っていたら、2代目が決まりました。
近所に住んでいる高校3年生が「中庭」で何かやりたいと言い出してくれたので、彼にお願いすることにしました。

これから寒くなるので、お出しするものは変わっていくと思いますが、この場所で何かすることの意味を考えながらやってくれたら嬉しいなと思っています。

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人を知ることはとても大切なことのように思い始めています。
東京で暮らしていた頃は、分かり合えない人とは距離を取って、「自分の周囲とそれ以外」という感じがあったんだなと、離れてみて分かり始めました。
でも距離を取ってそうしていたのは、そうしないと日々の流れや自分の生活が守れなかったからだったのかもしれないなぁ、と思いました。

距離を取らなくてもいい、そうじゃない暮らしがここにはあります。
力みがほどよく抜けて来ました。
向いている人、いない人、いると思いますが、私たちには心地いい場所です。

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このブログについて

自由な交流の生まれる自分たちの場所としてジャズ喫茶をつくるべく、埼玉県北本市のUR北本団地商店街に移り住んだコントラバス奏者とごはん屋さんの落合夫妻が、団地と暮らしとジャズ喫茶「中庭」で起こるいろいろをお届けします。

お店を持ちながら暮らす、新しい団地の住まい方レポートです。

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