MUJI×UR Plan 06 Mさんの家
MUJI×UR団地リノベーション | 2021.12.28
「nidones(にどねす)」というユニット名で、YouTubeやSNSで暮らしに関する情報を発信するMioさんとYuさん。お二人が暮らすMUJI×UR団地リノベーションプロジェクトのお部屋は、その活動拠点にもなっている公私ともに大事な場所です。
そんなお二人は入居して一年が経ちました。お二人に入居を決めた理由やインテリアのこだわりなどを伺いました
撮影映えする白いデザインと開放感
もともと東京で1人暮らしをしていたYuさんと地方で実家暮らしをしていたMioさんは、1年前にこのお部屋で同棲をスタート。2ヶ月ほど数多くの物件を見る中で、団地リノベーションについて知り、MUJI×UR団地リノベーションプロジェクトの存在にも注目。MUJI×UR団地リノベーションプロジェクトのお部屋は2軒見学しましたが、後から見たこのお部屋に入った瞬間に二人で即決したそう。
「同棲を機にずっとやりたかった暮らしに関するコンテンツ発信の相談は彼にもしていたので、撮影しやすい部屋を探していました。映像で映えるように白いデザインで、動きやすいように小回りが利く、いろいろな画角から撮影しやすいような開放感などが素敵だなと思いました。この価格帯の家賃の物件ではなかなかないアイランドキッチンで、広々としているのも魅力的です」。
おだやかな時間が流れる団地ならではの環境
治安がよく、緑も豊富な団地の環境は、子育て世帯に最適です。お二人は子どもの元気な声で起きることも珍しくなく、道ですれ違う子どもたちに手を振るなどゆったりとした時間の中でおだやかなコミュニケーションが生まれています。また、駅を出たところにある桜並木が季節によって表情を変えるところもお二人はお気に入り。
当初はイメージしていたレトロな「団地」ではなく、まるで新築物件のようなキレイさに驚いたというお二人。ゆったりとした時間が流れる団地ならではの魅力は、フリーランスで働くお二人にピッタリなんだそうです。
木材の色も合わせることで統一感を演出
引っ越すことが決まって最初に購入したという食器棚は古道具屋さんで見つけたものです。木の色に強いこだわりがあるMioさん。なんとカラーチャートを自作するほどなんだとか。お部屋にある木目調の家具も、Mioさんが好きなくすんだ優しい色合いのものを揃えることで全体に統一感を出しています。
また食器棚隣のスペースは備え付けのベンチを置くことでゆったりとした空間作りと収納を同時に実現しました。
小物収納のためのかごも素材選びにこだわる
収納の工夫はお気に入りアイテムだというかごを利用。かご選びも木や藁などナチュラルな雰囲気になる素材にこだわっています。
キッチン、ダイニングルームとつながっている部屋には、ベッドや収納棚、デスクが。収納棚にはメイク道具やアクセサリー、趣味で集めている文房具を入れて、ドレッサーのように使っています。またデスクはYuさんが1人暮らしをしていたときに使っていたもの。「赤が入った木の色合いが素敵。このデスクに合う椅子をリサイクルショップで買いました」とMioさん。
リビングの景観を崩さないために
独立しているお部屋はウォークインクローゼットのように二人分の洋服を収納。よく着る洋服はラックにかけ、着る頻度の少ない洋服は天袋にしまうなどして、スッキリ見せることを心がけているそう。
それだけでなく、このスペースは作業用としても使うことで有効活用しています。リビングではなくこのお部屋に作業スペースを持ってきたのはお二人の強いこだわり。「外部モニターなどをリビングに持っていくと景観が崩れてしまうのでこちらに集約しました。彼女のピアノもここに置いています。スピーカーやモニターなどの機械が好きなので、リビングでできないレイアウトや、やりたいことをここでやるようにしています」とYuさん。
誰でも簡単にマネできるおしゃれインテリアのコツは?
暮らしに関するコンテンツを発信されているだけあって、お部屋全体がスッキリとキレイなだけでなく、センスが光るお部屋。お二人にお部屋を上手に見せるコツを聞いてみると「色の統一感と置き方です」と教えてくれました。
「キッチンでも家具や物を均等に同じ距離にして、高さを揃えて整列状態で置くことが大事ですね。以前、友人の部屋を改造させてもらったときに考えたのは色は3~4色ぐらいで抑えることと、素材も統一することの重要性に気付きました。その子は6畳ほどのワンルームに住んでいたんですが、カーテンもベッドもラグもすべて布で布が渋滞していました。そこでカーテンをブラインドにしてラグを小さなサイズにしただけで見え方が全然違う。素材もバランスの比率は大事だなと思います」とMioさん。
Yuさんは「おしゃれに見せる場所は気合いを入れておしゃれに、それ以外の場所は何も置かない。全部頑張ろうとするとごちゃごちゃするので、気合いと余白のすみわけもポイントですね。全部をおしゃれにしようとすると物だらけになったり何もなさすぎたりバランスが崩れてしまうので」と教えてくれました。
<基本データ>