千里青山台団地 Oさんの家
MUJI×UR団地リノベーション | 2016.11.4
旦那さんがモノを集めることが好きで、雑貨やCD、本、洋服等、気に入ったモノがあったら衝動買いしてしまうそうなのですが、同じ形のボックスを使って収納していたり、すぐ取り出せるようにラベリングしてあったりと、すっきりと整理整頓されているだけでなく使い勝手も考えられた、そんな工夫が随所に見られます。
リビング
大型テレビがひときわ目を引くリビングは、映画鑑賞が好きなご主人の趣味のスペースも兼ねています。
音響にもこだわっているそうですが「夜は近隣が静かなので、音量には気をつけています」。白基調の部屋のアクセントは、ところどころに飾られる木の彫刻。「端正にまとめていながら、ちょっとした遊び心を入れること」が部屋づくりのこだわりだそうです。
キッチン
キッチンまわりは、ご主人の手による収納の工夫が随所に凝らされています。シンク下のラックには鍋や調味料などが整然と収められ、壁には調理器具が置ける棚も。「棚の端が壁より少しだけはみ出しているバランス感がポイント」だそう。キッチンの使い勝手はよくなったものの「2口あるコンロの間隔がちょっと窮屈で、大きな鍋やフライパンが使いにくいこと」が数少ない悩みのひとつだとか。
ダイニング
建築士として働くご主人の本がズラリと並ぶ本棚。いずれはダイニングにオープンシェルフの本棚を置きたいと思っているそうですが、当面はモノを増やしすぎず現状を維持することを意識しているとも。
リビング・ダイニングとも照明器具は付いておらず、夜間は間接照明のみの落ち着いた雰囲気に。「最初は『暗いなぁ』と思いましたが、慣れるといいものですね」と奥様。夏場は風通しがよく過ごしやすい半面、寒さが厳しい冬場はエアコンを設置している寝室で早めに就寝。「結果的に規則正しい生活を送ることができています(笑)」。
玄関
「団地にお住まいのみなさんが困っていると思うんですけど」とご主人が案内してくれたのが、玄関に設置されたシューズラック。玄関スペースにキッチリ収まるラックは備え付けと見まちがうほど。整然と並ぶ靴は、美しさすら感じさせます。
<基本データ>
入居のきっかけ
「引っ越しを考えていたタイミングにたまたま駅のポスターで『MUJI×UR』の広告を見たことがきっかけでした。シンプルかつ機能に忠実にデザインされた無印良品の商品が昔から好きだったこともあって、『あ、こんなところに住んでみたいな』と直感的に思いました」。
満足しているところは?
「白基調のリビングは非常にのびやかで明るい。自然素材の床材と相まってとても心地よいです。キッチンのデザインもかっこいいし、備え付けのダイニングテーブルも好きな向きにアレンジできるのがいいですね。また、部屋の両側に窓があるので風通しがすごくいい。これはこの部屋に住んだ一番のメリットといえるかもしれません」。
団地の周辺環境は?
「千里青山台団地がある吹田市は緑が多く、まち全体がゆったりとつくられているので快適に過ごせます。ご近所の方とは野菜や果物のおすそ分けなどで交流があり、自治会活動も活発。人のつながりを実感できることは団地ならではの魅力だと思います」。
MUJI×UR Plan 06[Re+006]「千里青山台団地」(大阪府吹田市)/47.54m²