窓の家 No.38

玄関を入ってすぐにグランドピアノを置く間取りにこだわりました

窓の家 | 2023.5.16

栃木県宇都宮市にある「窓の家」A邸は、日当たりのよさが白い外観をより美しく際立たせているお宅。シンプルながらも均整の取れた三角屋根と、外構に敷き詰められた砂利とのコントラストもユニークです。ご夫婦はこの家に住んで約1年が経ちました。

■建物概要
ご住所:栃木県宇都宮市
竣工年月:2021年12月
延床面積:101.02m²
■ご家族構成
ご夫婦+お子さま2人

もともとシンプルで機能的なデザイン性から「無印良品」のアイテムが好きだったというご夫婦。「無印良品の家」の存在を知ったのは数年前に有楽町店のモデルハウスを見たことがきっかけです。ともに愛知県出身のご夫婦は、名古屋店のモデルハウスで「窓の家」を見学して「このモデルハウスそのままの家に住みたい」と直感的に思ったそうです。

「上の子が幼稚園に入るタイミングで定住する土地を決めたくて家作りを意識し始めました。結婚直後はふらっと住宅展示場に見学に行ったこともありましたが、本格的に家を建てるとなったら『窓の家』以外は考えられませんでした。やっぱり建てるなら個性があって自分たちの好みのデザインや他にはない暮らしやすさを求めましたね」(奥様)

「窓の家」を選んだ決め手は吹き抜けの持つ開放感でした。ご主人は「隈研吾さんのデザインということを後から知り、有名な建築家の方がデザインした家に住みたい気持ちも強くなっていきました」と語ります。

その後は「木の家」の入居者見学会にも参加したご夫婦。そこでは一室空間の開放感や木の温かみを感じつつも、よりシンプルでほどよく仕切られた空間に住みたいと、自分たちの目指す家の方向性を定めていくこともできたと振り返ります。

こうしてモデルハウスでの運命的な出会いを経て、ご夫婦は「窓の家」に住むことを決めました。

「窓の家」の前は賃貸の一軒家に住んでいたことから、戸建てに住むイメージはつきやすかったそうです。間取りでこだわったのはグランドピアノを置く位置です。

「今は専業主婦ですが、結婚前はピアノの先生をしていました。将来的には復職して家でピアノを教える可能性もあるので、玄関を入ってすぐにピアノを置くような間取りにしました」(奥様)

デザイン関係の仕事をしているご主人。内装や家具の配置には強いこだわりを見せて家づくりに臨みました。

「壁が塗り壁にできたことや柱の制約がなかったので自分たちの作りたい家ができました。他の家だと柱の関係で間取りの制限がありますが、『無印良品の家』は自由に設定ができる。それに加えて耐久性も高いという点は嬉しいですね」(ご主人)

なんとご主人は小さな家の模型を作り、図面を決めるまでに窓の大きさや光の入り方、前の家から持ってくる家具の配置などを緻密に計算。今もその模型はリビングに飾って、家づくりの記憶を物語る素敵なオブジェとなっています。

以前の一軒家では冬の寒さや結露を気にすることがありましたが、この「窓の家」では気になることもなく過ごせています。家づくりに際して抱いていた予算面の不安も、「担当の方に丁寧に対応いただけて納得できるかたちになりました」と笑みをこぼします。

「オール電化に変えましたが、光熱費は前の一軒家に住んでいたときとほとんど変わりません。実質的には安くなったと感じていますね」(奥様)

お子さんたちのパジャマを買って以来、大人用のパジャマも買い揃えるなど以前にもまして「無印良品」のアイテムを愛用されているご夫婦。プランターを使ったガーデニングも楽しむようになり、自分たちらしい暮らしを追求しています。

「家の不満はまったくないですね。この家を建ててから家で過ごす時間が大好きになりました。今後は子ども部屋をどのように仕切ろうかと子どもたちの成長とともに考えていくのが楽しみです」とご夫婦は未来の暮らしに思いを馳せてくれました。

※掲載写真は取材時のものであり、現在はご採用いただけない仕様もございます