窓の家 No.12
3年待って、ようやく手に入れた「窓の家」
窓の家 | 2013.2.5
広島県東広島市、閑静な住宅地の一角に建つ「窓の家」N邸。周囲の道路や隣家との境界には塀がなく、スッキリと明るい外観が印象的。
「玄関まわりなど、これから少しずつ植栽をしようと思っています。庭いじりが趣味になりそうです」とご主人は言います。
Nさんご一家は、ご夫妻と小学4年生と2年生のお子さんの4人家族。
「結婚してから、いずれ自分たちの家を持ちたいと漠然と思っていた」というご主人。
「私は以前から家が欲しいと言っていました」と奥様。
そんなNさんが無印良品の家を知ったのは、ご主人が社員旅行先の博多を訪れたときのこと。無印良品の店舗でたまたま無印良品の家のチラシを見て衝撃を受けたと言います。
「外観にドキっとしました。自分が欲しかった家だ。待ってましたという感じでした。旅行先からすぐに妻に電話かけたほどです(笑)」(ご主人)。
旅行から帰ると早速資料請求しました。
「資料を見るとますます興味が沸きました。どうしても実物を見たくなり、旅行を兼ねて香川県にある「木の家」のモデルハウスを訪れました」(ご主人)。
「感激しました。とくに外観に惹かれました。内観もシンプルで好印象でした」というご夫妻。
「間仕切りが無いのが、住み方の自由度が高くて良いなと思いました」(奥様)。
すぐにでも購入!というくらい気持ちが動いたNさんご夫妻ですが、大きな壁が立ちはだかります。
「私たちの住む広島は、最も近いモデルハウスである岡山店の施工可能な範囲からも外れていたのです。」「それでも諦められませんでした。他の住宅メーカーは考えられない。それならば広島にモデルハウスができるまで待とうということになりました」(ご夫妻)。
「その後、いろいろな場所の『無印良品の家』のモデルハウスを見学に行きました。西は九州から東は名古屋まで。最初にモデルハウスを訪れてから3年程経ったころ、再び岡山店へ確認してみると、広島での施工が可能になったと言われました」(ご主人)。
それがきっかけとなり、土地探しをスタート。
「家の近くにちょうど良さそうな空き地ができました。気になっていると、タイミング良く不動産屋さんからその土地が売りに出ると聞き、すぐに購入を決めました」(ご主人)。
土地が決まり、いよいよ建物のプランニング。
「たくさんのモデルハウスを見た中で、一番ピンときたのが宝塚店(兵庫県)の『窓の家』でした。私たちにとって、生活をイメージしやすい建物の大きさと間取りでした。プランニング中も何度か足を運び参考にしました」(奥様)。
プランができあがり、資金計画も問題ありませんでした。
「あともう何も不安はありませんでした。完成が待ち遠しくて、建設中の現場を毎日見に行きました」というご主人。
N邸の間取りは、1階にキッチン、リビング、ダイニング、水まわり。吹き抜けからリビングへと射し込む光が、柔らかく室内を照らします。
2階は、中央のフリースペースを囲むように主寝室、子供部屋、ウォークインクローゼット、バルコニーを配置。「将来は間仕切りをして子供部屋を分ける予定ですが、今は家族4人で布団を敷いて寝ています」(ご主人)。
実際に暮らしてみて、ご主人は「全体的に気に入っています」と。「とくにキッチンの使い勝手が良い。すべてがちょうど良いサイズです」という奥様。
物が少なく、よく整理整頓されているN邸。どの収納もゆとりがあり、半分程度が余っています。「物を買うときは、主人が入念に調べてから買いますね。本当に必要な物以外は買わないようにしています。主人の実家がそうなので、その影響かもしれないですね」と奥様は言います。
「今後も物を増やすつもりはありません(笑)」とご主人。
「この家は、無垢材の床が気持ち良いです。家の中ではほとんど裸足で過ごしています」(ご夫妻)。
「冬は暖かくてびっくりしました。エアコン1台で十分。電気代も以前の賃貸アパートの3分の2以下でした」(奥様)。
「『無印良品の家』をまだ知らない友人にこの家の話をすると、無印良品の家具などを揃えただけだと思われることもあります。でも、この性能を体感すれば”無印良品っぽい雰囲気”だけではないことがわかると思います」(奥様)。
「この家の良さを多くの方に知ってもらえるといいですね」(ご夫妻)。