窓の家 No.7

決めてはSE構法。理にかなった工法だと思いました

窓の家 | 2010.7.27

「きっかけはドラムの練習スタジオ。スタジオ付きの家ではなくて家付きのスタジオをつくりたいと思ったんですよ。それで住宅総合展示場に行ったんですが、 ぐっとくるものが全然なくて、前に住宅の現場監督をやっていたので、大工さんを集めて自力でつくろうと考えたり……」(ご主人)。

そんな折りに、静岡県浜松市に 「無印良品の家」のモデルハウスがあったことを思い出してご夫婦で訪問。「そこで『無印良品の家』が採用しているSE構法の話を聞いて、理にかなっている優れた工法だと納得。それが『無印良品の家』を建てたきっかけですね。それから『無印良品の家』のホームページを隅から隅まで閲覧しました」。組みあがった柱や梁を見た知人は「この構造は何だ」と驚いていたそうです。
頑丈で大空間を実現できるSE構法。「無印良品の家」の構造見学会は必見です。

■建物概要
ご住所:静岡県浜松市
竣工年月:2010年3月
延床面積:118.00㎡(35.69坪)
■ご家族構成
ご夫婦+お子さま2人

Nさん夫婦は「木の家」にするか「窓の家」にするか悩んだ結果、「どちらも魅力的で最後まで迷いましたが、やっぱり『窓の家』の白くてかわいいところが気に入って」(奥様)と「窓の家」に決定。近隣の住宅とのバランスにも配慮した選択でした。

「スタジオは必須だと考えていたのですが、あとはキッチンを南面に設けること。嫁さんがいるスペースは気持ちよい空間にしたかったので。必然的にスタジオは北側になりました」とご主人。太陽光発電パネルとオール電化仕様も当初からの希望でした。

「初期投資は必要ですが、光熱費が電気代一本になるので月々の光熱費を把握しやすくなりますし、太陽光発電も前から興味があって、将来はいろいろ楽になると思ったので」(ご主人)。

N邸は3月竣工で施工は寒い時期に行われていましたが、内装工事の大工さんの仕事がスムーズに進むのを見て、外気温の影響を受けにくい外断熱の効果を実感したそうです。

N邸はインテリアの品々やフックなどの室内アクセサリーにもこだわりが。カーテンも「窓の家は壁が白いので」と色の入った透明感のあるものをチョイス。各所にセンスが光ります。
Nさん夫妻の生活スタイルはヨーロッパの住宅の本に学ぶところが大きいそうです。

「もともと無印良品は好きですし『無印良品の家』の考え方にも共感していますが、インテリアが全て無印良品の家にはしたくなかったんですよ。ヨーロッパの住宅の本が好きで、『窓の家』はイギリスの古い町並みの家が原型だと聞いていましたし、だからこそ、このインテリアが実現できたのだと思いますね」。

ご入居からはまだ3カ月しか経過していませんが、Nさんが自ら造作したキッチンコーナーやスイッチが長年使い込まれているかのように馴染んでいたのが印象的でした。

※掲載写真は取材時のものであり、現在はご採用いただけない仕様もございます