木の家 No.231

子どもたちの広い遊び場にもなり、北欧ヴィンテージ家具の器にもなる家

木の家 | 2026.5.12

海外から帰国後に建てた「木の家」。リノベした団地や海外の広い家などを経て、ご夫婦は家族で本当に住みたかった家の輪郭がハッキリしてきました。デザインや建築にこだわりを持つご夫婦だからこそ感じた「無印良品の家」の魅力や実際に住んでわかった快適さについてお聞きしました。

東京都多摩市にある「木の家」M邸は、たくさんの窓からたっぷりと日の光が差し込む明るいおうち。北欧ヴィンテージ家具が並ぶ室内はモダンで洗練された雰囲気で、育ち盛りのお子さまが3人もいるおうちとは思えないほど。ご家族はこの家に住んで1年弱が経ちました。

■建物概要
ご住所:東京都多摩市
竣工年月:2025年8月
延床面積:101.25m²
■ご家族構成
ご夫婦+子ども3人

団地のリノベ、アメリカの広い家に住んで行き着いた理想の家

共働きで中学生から未就学児まで3人のお子さまを育てるご夫婦。もともとは団地を購入し、リノベをした物件に住んでいました。その後は団地を売却し、ご主人のお仕事の都合でニューヨークへ移住します。そして2023年に日本に帰国。賃貸物件に住みながら家づくりをスタートしました。

「デザインや建築が好きだったことに加えて、家を建てるなら子どもたちが家で遊べる広い家に住みたいというビジョンがありました。好きなように作った団地リノベ、敷地面積も庭も広いアメリカの家に住んだので余計にそう思いましたね」(ご主人)

家具や建築に造詣が深く、「木の家」の原型でもある「箱の家」を作った建築家の難波和彦さんの考え方や美意識が好きだったご主人。家づくりをいろいろ調べていくと「無印良品の家」に行き着き、「ずっと好きだった難波さんの考え方を踏襲している」と感動しました。そこで「木の家」のモデルハウスへ。奥さまも「他の家が目に入らないほど気に入りました」と当時を振り返ります。

奥さまが気に入ったのは圧倒的な解放感、将来的に子どもたちがそれぞれ部屋を持てるビジョンが見えたこと、そしてどこにいても家族の存在が感じられる家だと感じたから。ご主人も「余計なものがないシンプルな箱を家族や人生の変化とともに変えられる」というデザインの考え方がご自身の住空間の哲学とぴったりハマりました。

「木の家」を建てると決めた後はエリアを限定して土地探し。「木の家」の魅力を最大限に活かすため、南向きに大きな窓が配置されて太陽の光がたっぷり入るよう、目の前の道路の向きなども考えて熟考しました。ご主人は改めて難波さんの本や考え方も勉強しながらこだわりの家作りを進めていきました。

大家族だからこだわった収納力

ご夫婦がイメージしたのは港北ニュータウン店。過去の施工例から真っ白な壁を参考にして取り入れました。そして随所に大家族ならではの理想を詰め込んでいます。

奥さまが特に譲れなかったのはアイランドキッチン。キッチンの後ろで作業がしやすく、前後の移動が楽に。また前方が開けているのでお子さまが2階にいてもコミュニケーションが取りやすいのも魅力です。作業台が広いので娘さんと奥さまがお菓子作りをしたりご主人が釣った魚を捌いたりしています。

「背面はすりガラスにして調理家電を隠せるようにしました。扉を閉めると何も見えないスッキリ空間になるので気持ちよく料理ができます。パントリーは食品の収納で便利なのはもちろん、私がくつろぐ一人部屋のような居心地の良さがあります」(奥さま)

洗面台の下も「無印良品」の収納アイテムでご家族の着替えが全員分入るようにサイズ設計。5人家族でも家がスッキリ見える収納力の高さに奥さまは大満足です。

お子さまたちのリクエストだったウッドデッキも導入。シートを敷いておままごとをしたりおうちキャンプでマシュマロを焼いたり大きなプールやブランコで遊んだりと子どもたちのための大きな遊び場に。お友達もこの家を「お城」と呼んで頻繁に遊びに来るそうです。

子どもたちも「この家っていいよね」としみじみする家

2階は3つのスペースを作りましたが、主寝室や子ども部屋を気分やお子さまの成長とともに変えられる自由度を残しました。1室にはガラスの扉を作ってプライベートや防音性も確保。これから部屋をどう仕切って子ども部屋を作っていくのかと、空間のレイアウトを考えるのもこの家に住む楽しみの一つです。

リビングはもちろん、子ども部屋にも並んでいるのがご主人こだわりの北欧ヴィンテージ家具や照明。「木の家」の持つミニマルで無駄のないデザインが、これらの名作家具の魅力をより際立たせる器にもなっています。

実際に住んでみると想像していたよりも広く感じたと語るご夫婦。駅から遠いものの、家という空間の快適さや落ち着きは何にも代えがたく、生活満足度は格段に上がったと笑顔で話します。

断熱性耐震性の面は想像以上で本当に驚きました。エアコン1台でも夏は十分、冬は太陽光の温かさが入ってくるのでほとんどつけていません。そしてこれだけ明るいのに結露がゼロ。前の賃貸の家は、毎朝結露拭きが日課で大変だったので余計に家事ストレスの少なさを感じますね。住む前はデザインに惹かれて、住んだ後はデザインよりも機能性の高さに感動しています」(奥さま)

「一流の設計士の息がかかっている日本でもトップレベルのデザインの家」とご主人が太鼓判を押す「木の家」。1年経っても「この家ってすごいよね」、「お留守番が楽しい」としみじみするお子さまの姿を見て、「本当にこの家に決めてよかったです」と笑みをこぼすご夫婦でした。

※掲載写真は取材時のものであり、現在はご採用いただけない仕様もございます