木の家 No.221

家づくりが「家族としてどんな暮らしをしていくか」について考えるきっかけになりました

木の家 | 2025.2.4

ご夫妻と10代前半のごきょうだい、そして愛犬たちが暮らす「木の家」。清潔感と開放感があるシンプルな間取りのお宅は、「自分たちにとって必要なもの」を選び、「家族の存在を常に感じられる」暮らしをしていきたい、という思いでつくられました。お子さまの成長に合わせて間取りを変えることなども視野に入れながら穏やかな日常を送るKさんご夫妻に、ご家族としての暮らし方について考えるきっかけとなった「家づくり」について、お話を伺いました。

鳥取県境港市にある「木の家」K邸は緑の多い住宅街に映える外観が印象的なお宅。室内は、木の質感を活かしたシンプルなデザインの家具やインテリアが並んでいて、落ち着きとあたたかみを感じさせます。
Kさんご一家は、ご夫妻と二人のお子さま、そして2頭の愛犬たち。みんなで「木の家」で暮らし始めて4年が経ちました。

■建物概要
ご住所:鳥取県境港市
竣工年月:2020年11月
延床面積:97.84m²(29.59坪)
■ご家族構成
ご夫婦+お子さま2人

必要なものだけでシンプルに暮らしたい

以前は、ご主人のご実家で暮らしていたKさんご一家でしたが、お子さまたちの成長に合わせて、よりライフスタイルに合った家に住むことを考えるようになりました。
当初は建て替えを考えていたのですが、ご実家に隣り合った土地が売りに出されたことをきっかけに、住まいを新たに建てることに方針を転換しました。

「建て替えを考え始めた頃から『無印良品の家』のモデルハウスを訪問していたんです」

そう振り返るご夫妻。初めての訪問時から土地など条件の変化は生じましたが、「無印良品の家」で暮らしたい、という気持ちは変わることがありませんでした。

「明るく広々とした一室空間に魅力を感じました。住まいが間仕切りで細かく区切られていると使わない部屋やスペースができて、そこに使わないものが溜まっていきがちですよね。そんな『滞った』空気の流れない家に住みたい、と以前から思っていたんです。

開放的なだけでなく生活動線も考えられているから、どのスペースも有効に活用できるところもいいなと思いました。『無印良品の家』だったら、必要なものだけがそろっているシンプルな暮らしがしたい、という希望を叶えてくれるんじゃないかと感じたんです」

奥さまの言葉にご主人も頷いて、話を継ぎます。
「学生の頃から好きだった無印良品の商品に通じる、統一感のあるシンプルなデザインが気に入りましたし、住まいとしての性能が高いところや、暮らしの変化に合わせて間取りを変えられる可変性の高さに好感を持ちました。

何度か相談に行き、担当の方々にアドバイスをいただきながら資金計画を立てることもできました。お金の使い方なども見直し、暮らし方について考えていくことで『ここに住みたい』という思いも強くなりました。一つずつ納得をしながら段階を踏んでいけたので、他の住宅会社との比較検討をすることもありませんでした」

家づくりから『何を優先して暮らしていくか』を深く考える

その後、住む土地も無事に決まったところで、よりお二人の好みに合致した「木の家」を選んだご夫妻。間取りや仕様を決めながら「家づくり」することが、自分たちのライフスタイルを見直す大きなきっかけになった、と教えてくださいました。

「何を優先して暮らしていくかについて、よく考えることができました。開放感のある住まいで暮らしたいから、私は空間を仕切るドアや扉も必要な分だけに抑えたいと考えていました。でも、子どもたちが大きくなったときにプライベート空間があった方がいいのではないか、という思いもあったんです。どうするのがベストな選択だろうか。そんな話を夫婦で重ねました」(奥さま)

「その結果、子ども部屋に限らず、暮らしていく中で変化することはたくさん出てくる。ならば、この家の可変性の高さを最大限に活かそう、と発想を切り替えることにしました。2階は、収納スペースを除いて間仕切りのない一室空間になっていますが、将来的には仕切りを設けることができるつくりにしています」(ご主人)

実際に暮らし始めてからも「環境を整えること」を意識しながら、折りに触れて模様替えなどを行ってきているそう。そんなご夫妻は「現状、子どもたちは今の暮らし方が気に入っているようです。私たちもどこにいても家族の気配がなんとなくわかるところがすごくいいな、と思っています」と、笑顔で語ってくれました。

様々な変化を受け入れる住まいとしての「器」の大きさ

「子どもたちともども満足しています」とご夫妻が語る「木の家」。一室空間の特長を活かした間取りに加えて、広めのウッドデッキを設けたことによって、庭と室内がゆるやかにつながり、より明るい開放感が生まれています。

住まいとしての性能の高さは、想像以上だった、とご夫妻は口を揃えます。

「四季を通じて、家全体が適温に保たれるところに驚かされました。夏の暑い時期でも、エアコンを1台稼働させてサーキュレーターを回すだけで、快適な空間になります。家の中にいると温度の変化が少ないので、みんなが体調良く過ごせていると感じます。動線もよく考えたので、料理をはじめとした家事から入浴や着替えなどの日常生活まで、ストレスなくできています」

お子さまたちのお友だちが遊びにくることも多いのだそう。「木の家」での暮らしを満喫しているご夫妻に、「無印良品の家」での家づくりを考える方々へのメッセージをいただきました。

「私たちに限らず、家づくりは自分たちの暮らし方について考える大切なきっかけになると思います。そう考えた時にデザインや仕様に関して、統一感があるセレクトがあらかじめされているので、あまり悩むことがなく選べるところがメリットになると思います。私たちは、そこにかける時間や手間が減った分『この家でどう暮らしたいか』をより深く考えることができました。
実際に暮らしていると、家族の様々な変化を受け入れる『器の大きさ』みたいなものも感じます。私たちも、必要なものを丁寧に選びながら、長く暮らしていきたいと思っています」

※掲載写真は取材時のものであり、現在はご採用いただけない仕様もございます