木の家 No.214

自然の変化を感じながら家族で暮らせることのかけがえのなさを実感しています

木の家 | 2024.7.2

山口県防府市にある「木の家」N邸は、シンプルなデザインの外観が住宅街でひときわ映えるお宅。室内も、インテリアが必要な分だけ置かれたシンプルさと、白を基調にした清潔感が調和しています。

■建物概要
ご住所:山口県防府市
竣工年月:2022年7月
延床面積:108.47m²(32.81坪)
■ご家族構成
ご夫婦+お子さま2人

Nさんご家族はご夫妻とふたりの男の子の4人家族。「木の家」で暮らし出して約1年半が過ぎました。ご結婚後、京都市で暮らしていたご夫妻は、長男を授かったことを機に、家族で長く暮らせる住まい探しを本格的にはじめました。

「子どもが、思い切り遊べるくらいの広さがある住まいに、自然が豊富な環境で暮らしたい、と以前から考えていました。タイミングとしても今がいいかな、と考えたんです」

と振り返るご夫妻は、ご主人の故郷に移住することを決めます。そして、家探しを始めたところで「無印良品の家」のことを知ります。

「ふたりとも無印良品が好きで、家具やインテリアなども多く使っていました。無印良品のお店に行った際に『家も作っている』ということを知って、興味を持ちました」

ご主人の言葉に奥さまもうなずきます。

「開放的な一室空間は、私たちが望んでいた住まいの条件にぴったりでした。早速、モデルハウスを訪問しました。住まいづくりの参考にしたい思いもあって、近畿地方にあるモデルハウスはひと通り回ったように思います」

当初は他の住宅メーカーも比較検討するつもりだったおふたりですが、実際に見て、詳しく説明を聞くことで、「無印良品の家」に気持ちが大きく傾いていきます。

「調べていくことで、断熱性や遮音性といった住まいとしての性能の高さを知り、ますます惹かれていきました。ホームページの施工事例をはじめとした資料を読み込むことで、自分たちがどんなところに住みたいかというイメージを描けたところも良かったですね」(奥さま)

「仕様などもある程度決められた中から選べるようになっていたところが、僕たちにとっては良かったです。時間的な余裕も限られている中、全て自分たちで決めていくのは、ちょっと大変だったと思います。また、担当していただいた方の対応や姿勢にも信頼が置けたので、任せられるという思いもありました。あと、可変性が高いので、暮らしていく中で、自分たちにより合った住まいにしていける、という安心感もありましたね」(ご主人)

遠隔地ゆえ、土地探しには苦労したそうですが、現地の担当者ともこまめに連絡を取って、希望にかなった場所が見つかったご夫妻は、十分に納得した上で、ライフスタイルにより合っている「木の家」に住むことを決めました。

住まいづくりは「明るく、開放感がありながら、プライバシー空間も確保すること」「ライフスタイルの変化にも対応できる可変性の高さ」を基本のテーマにして、細部を決めていきました。一例として、2階の間取りについて語っていただきました。

「階段を上がったところには僕の書斎スペースも設けました。当初はウォークインクローゼットを検討したのですが、仕事を持ち返った時に、主寝室で寝ている子どもたちのそばにいたいなと考えました」(ご主人)

「吹抜けを大きく取って、明るい住まいになるようにしました。大きめのフリースペースも設けました。子どもたちが小さなうちは彼らの遊び場に、将来的には区切って、彼らの個室にすることを想定しています」(奥さま)

検討を重ねながら「家族での暮らし」を意識した間取りで完成した住まい。実際の住み心地も上々だとご夫妻は口を揃えます。

「キッチンをはじめ、家のどこにいても、子どもたちの様子がわかるところがとても良いですね。天気の良い日は窓を開けると、家全体に気持ちのいい風が吹き渡るところも気に入っています。断熱性能が高いので、冬はエアコンをほとんど使わずに過ごせますし、夏もいったん温度を下げると、そのまま保持されているので、外から帰ってきても快適です。遮音性も高くて、雨が降っているのに気づかないこともしばしばあります」(奥さま)

「光熱費もリーズナブルに抑えられていると思います。夜にリビングで食事したりしても、寝室に光が入ることも少ない設計も助かっています。備え付けの仕切りは少ないですが、必要だったら家具などで仕切れるので、困ったことはありません。何より子どもたちが住まい全体を使って遊んでいる姿を見ると、この家にして良かったと思います」(ご主人)

お知り合いから、自分たちもこんな家に住みたいと相談を受けることもあるというご夫妻。将来的には、お子さまたちとスポーツなどを楽しめるように、庭を手入れすることも楽しみにしているそうです。

最後にご夫妻それぞれの住まいへの思いを語っていただきました。

「子どもたちと一日遊んで、ふと窓の外を見ると夕陽がとても綺麗なんです。街中に住んでいた時は外を見るなんてほとんどしなかったので、時の移ろいを感じながら家族で暮らせていることのかけがえのなさを実感します」(ご主人)

「帰宅した時に、帰ってきたな、と嬉しくなるんです。それくらい愛着のある住まいですし、私たちの暮らし方にぴったりの家だと感じています」(奥さま)

※掲載写真は取材時のものであり、現在はご採用いただけない仕様もございます