木の家 No.202
子どもたちも、家の中で過ごす時間を前よりずっと楽しんでいます
木の家 | 2023.8.22
広島市の閑静な住宅街にある「木の家」M邸は、白を基調にした外壁に、黒の窓枠がアクセントとなった外観がひときわ映えるお宅です。M家は、ご夫妻とお二人のお子さまの4人家族。「木の家」に住み出して、半年が過ぎました。
今回は、家づくりを主導したご主人にお話をお伺いしました。
「もともと『無印良品の家』のことは、登場した頃から知っていました。まだ学生時代で、家を建てることを考えもしない時期でしたが、文房具に始まり、家具なども無印良品の製品を気に入って愛用していたこともあり、シンプルなデザインがいいな、と印象に残っていました。」
そう振り返るご主人。その後、年月を重ね、ご結婚をしてお子さまたちを授かってから、少しずつ家を建てることに意識を向けるようになりました。
「最初から『無印良品の家』しかない、と決めていたんです。モデルハウスにも実際に家を建てる3年くらい前から、折に触れて訪問していました。暑い日や寒い日も訪れることで、室内の温度や湿度が心地よく保たれていることや、外からの音がほとんど入ってこないことなど、性能の高さを実感していました。だから、性能面などに関する説明も納得できたし、行くたびに信頼感も高まっていきました」
時間をかけて「無印良品の家」への 理解を十分に深めていったご主人と奥さまですが、お子さまたちの教育環境などを考慮した上で、理想的な土地が見つかったことで、一気に家づくりへと気持ちが傾きました。
「ついにタイミングが来たと感じました。3年間考えて、妻とも相談した結果、『木の家』にすることは決めていました。広々とした一室空間や、断熱や遮音の性能。デザインと機能、いずれの要素もどこかが突出するのではなく、すべてが高いクオリティでバランスが取れている。しかも、自分たちの意思で間取りを変えていける可変性の高さもある。リラックスできる雰囲気も含めて、僕たちにはぴったりだと思いました。無印良品のブランドコンセプトは『これでいい』ですが、まさに、『木の家』でいい、と能動的に考えて選びました。だから、他の会社などを調べる必要性は感じませんでした」
そう語るご主人、家づくりの際には、長年あたためてきた希望や思いを存分に詰め込みました。
「外観はシャープな雰囲気が出るようにしましたが、室内は白を基調に、床材もオークにして、明るい雰囲気になることを意識しました。吹き抜けに加えて、ウォークインクローゼットをはじめとする収納スペースを多めに設けて、広々とした一室空間の特徴を活かしつつ、子どもたちが成長した際にはプライベート空間をつくることも考慮した間取りにしました」
住まいの大枠に加えて、ディテールにも気を配りました。
「キッチンは、コンロとシンクを別々にして、広く快適に使えるようにしました。2階に設けたランドリールームも、乾燥機も設置したので、その場で乾いた服を畳めるくらいの広さを確保しました。あと、階段は、幅をやや広めにして、アクリルパネルを使って住まい全体の開放感が保たれるように心がけました。そのほかにも、細々としたところまで、気を配りました。こちらの希望や思いを伝えると、担当の方々が、プロとしての意見を加味した提案をしてくれるなど、細やかに対応してもらえたので、楽しみながら間取りを考えていくことができました」
完成した住まいには「希望どおり。家族ともども不満は全くないです」と語ります。
「長い期間、検討したので『こんな家にしたい』というイメージが明確になっていたこともあったので、期待外れだった部分はありません。逆に想像以上によかったところは多いですよ。例えば、回遊性を意識して、動線も考えたことで、家の出入りや、炊事や入浴といった動き全般がスムーズにできることで、想像以上にストレスなく暮らせるところ。性能の高さも想像以上でした。特に冬を過ごして『家の中が暖かく保たれる』ことを実感しました。エアコンも1台稼働で、ほぼ問題なかったですね。外の音も気になりません。その遮音性の高さに、妻ともども驚かされています」
嬉しそうにそう語るご主人。家具や照明器具なども、ご夫妻の好みで集めてきたデザインのものが多いだけに、清潔感と統一感がある室内になっています。今後は、観葉植物などを増やしながら、「木の家」のシンプルで飽きのこないデザインをより活かした室内にしていこう、と考えているそうです。
「何よりも、明るくて広々としているところが気に入っています。吹き抜けを大きくとったこともあって、開放感があると同時に、家族の気配をどこにいても感じられるところも心地よい。子どもたちも、家の中にいる時間が、以前に比べてずっと長くなったんですよ。長い時間をかけて完成に至った住まいですが、やっぱり『木の家』にしてよかった、と思っています」
ご主人の言葉に、奥さまも笑顔でうなずきました。