木の家 No.197
不満が一つもない理想通りの家に住めて大満足です
木の家 | 2022.7.19
大きな庭と緑豊かな木々が印象的な、埼玉県川口市にある「木の家」F邸。たくさんの植木は通りからの目隠しとしても機能しており、庭では人目を気にせず自由に過ごせるのも魅力的。ご夫婦はこの家に住んで2年半が経ちました。
建築関係の仕事をしており、もともと無印良品が大好きだったというご主人。なんと「無印良品の家」がスタートするという報道が流れた当時からその存在を知り、最初のモデルハウスを見に当時、東京都世田谷区等々力にあったモデルハウスまで足を運びます。そんなご主人が「無印良品の家」で家を建てると決めるまで、そう時間はかかりませんでした。
「初めてモデルハウスを見たときはその開放感に衝撃を受けました。『この家にいつか住めたらいいな』と思っていたので、家づくりを検討する際には真っ先に『木の家』の真ん中に大きな吹き抜けがあって、一直線のLDKがイメージとして浮かんでいました」(ご主人)
毎月のように関東近郊のモデルハウスや見学会に足しげく通ったご夫婦。とくにご主人は、その都度の計画段階でリアルな目線を持って熱心に家づくりの参考にしていきました。
この土地はもともとご主人のご実家があった場所。ご主人が中学生になってからは、しばらく更地になっていました。日当たりも抜群で面積も十分なこの土地は、まさに「木の家」にピッタリ。こうしたご夫婦はご主人の強い要望もあって「木の家」に住むことを決めました。
たくさんのこだわりを詰め込んだ「木の家」。ご主人は自分で図面を書き、理想の家を具現化するため担当者と相談していったそうです。
「目に見える場所に生活感のある物を置きたくなかったので、収納は2階のクローゼットと土間収納にまとめています。土間収納は等々力のモデルハウスを見たときから、取り入れたいと思っていました。外も室外機や物置などは隣の家と隣接している東側に集中して置き、外から見える南側、西側、北側には何も見せないようにしました。外から見える位置に何も置かないことで外観もスッキリ見せています」(ご主人)。
開放的な空間づくりのために、吹き抜けのよさを最大限生かしたのもこだわり。開放感を得やすいように腰壁ではなくスチール手摺を採用。シーリングファンのデザインにもこだわり、標準よりも羽根を大きく、ポールの長さも長くしてもらいました。吹き抜けを大きく取ったので、シーリングファンとのバランスが最適で見栄えがいい仕上がりに。
「個室が欲しい」という奥さまのため、2階の一角には仕切りをつくって奥さま専用のスペースに。ここでは奥さまの趣味の物を置き、ソファに座ってゆったりとテレビを見ているそうです。またその隣には音楽が好きなご主人専用のオーディオスペースが。個室をつくらずともお互いがリラックスできるスペースをしっかり確保しました。1.5畳大のスペースは、ご主人の趣味の一つである観葉植物スペースになっています。
「住む前は部屋がないことに不安がありましたが、住んでみると部屋がある家では部屋から出ないと会話ができないことに気が付きました。いまはそれぞれ1階と2階にいても会話ができます。この家のどこにいても空間の開放感や繋がりがあって居心地がいいので、いまとなると部屋をつくらなくて本当によかったです」(奥さま)。
「家具の配置も計画段階からイメージをしていました。脱衣所も化粧台も広めにしたので、使い勝手がとてもいいですね。また東側には多く窓をつけてもらいました。寝室や化粧台の上部にも窓をつくったので、起きたときや準備をしているときなど朝日の気持ちよさを毎日感じられています」(ご主人)。
キッチン脇の勝手口は奥様のお気に入りポイントです。
「最初は別にいらないかなと思っていましたが、やっぱり作ってよかったですね。ゴミ出しや買い物した後の持ち運びに便利ですし、キッチンから庭にいる主人に話しかけることもできます。また開けると風がたっぷりと入ってくるので、料理中に火を使って暑くなってもすごく心地がいいです」(奥さま)。
日当たりのよさからあえて少なくした照明の数やこれから日焼けして馴染んでくることを見越した床材選びなど、細部にまでこだわって建てた「木の家」。ご主人は「最初にモデルハウスを見て以来、『木の家』にはいいイメージばかり持っていましたが、住んでみるとそのイメージ以上。不満が何もなく、想像や理想を上回る住み心地です」と笑みをこぼします。
「真冬に一般的な他の家に行くと、居間だけが温かくてトイレが寒くて驚きました。そういうときにいかに自分の家の日当たりがよく、断熱性が高くて住みやすいかを実感します。寝室の1台しかエアコンがありませんが、夏は28℃ほどの緩い冷房運転で間に合っていますし、窓を開放すればエアコンがなくても十分。冬は日中はエアコンをつけなくても暖かいですね」(ご主人)。
休みの日は庭いじりをしていることが多いご主人。リビングから庭のきれいな緑を眺めることができて、日々の癒しや四季の移ろいが楽しめていると言います。「外を歩く人からも『この家、いいな~!』という声が聞こえてきますし、家を見に来た親戚からも羨ましがられるんですよ」とご夫婦は笑顔で話してくれました。