木の家 No.188
土間を部屋と一体化するように使えるようにしました
木の家 | 2022.1.11
茨城県つくばみらい市にある「木の家」A邸。広いお庭と均一の取れたシルバーの外観が洗練された雰囲気を醸し出すお宅です。ご夫婦は「木の家」に住んでから3ヶ月が経ちました。
街づくりに関連するお仕事をされているご主人と建築関係の仕事をする奥さま。奥さまが「無印良品の家」を知ったのは、大学生の頃に「2年無料で『無印良品の家(家具付き)』に住む人募集」キャンペーン」の広告を見たことがきっかけでした。
「設計事務所に頼んで注文住宅を建てることも考えていましたが、労力や手間暇を考えるとハードルがとても高いと感じていました。『無印良品の家』はデザイン、性能、環境とすべてのバランスがよかったです。入居者見学会やモデルハウスもいろいろと見ましたが、他のハウスメーカーでは作れない家だと感じていました」(奥さま)
家づくりを検討して他のハウスメーカーも考えましたが、全体的なバランス感から「無印良品の家」で建てると決めたご夫婦。その中でも最もデザインが好きだった「木の家」にすることにしました。
「外を歩いていてもなかなかこんな家はないなと感じます。『木の家』はなによりもデザインが格好いいところが気に入りました」とご主人も「木の家」に決めた時の心境を振り返ります。
ご夫婦ともに建築の知識があるからこそ、その良さに惚れ込んで選んだ「木の家」。家づくりはこれから増える家族の未来のことも考えながら進めていきました。
広い土間はキッチンにもダイニングにも繋がる動線を確保しました。こうすることで昔の日本家屋のようなモダンな雰囲気と利便性を実現しています。
「土間を部屋と一体化するように使いたかったので、奥行きも広くしてリビングにダイレクトに繋がるようにしました。キッチンとも繋がっているので家に入ってきてすぐに水周りが使えます。買い物帰りに食材をすぐに冷蔵庫にしまえたり溜まったゴミも土間から裏に持って行けたりしますし、備蓄食糧を土間に仮置きすることも。とても使い勝手のいい空間になりました」(ご主人)
土間にある窓を覗くと、菜園を見ることができます。この窓の高さにもこだわりました。また土間とダイニングの間には、お酒好きなご夫婦のためのお酒コーナーの棚も設置。神棚代わりにしたりお酒の瓶を飾ったりして、土間の雰囲気とマッチした空間演出を楽しめています。
「キッチンは『木の家』の標準であるステンレスを採用。これは見学会で見て迷わずに選びました。長さや幅を調整して、より自分たちが機能的に使いやすく作業できるようにしています。床の色も見学会で見て気に入ったものにしました。梁も白く塗ってあり、白すぎずクリアすぎない色合いが気に入っています」(ご主人)
2階は吹き抜けをなるべく大きく取って開放的に。ワークスペースにある壁一面の本棚はご主人のたっての希望です。吹き抜けの開放感を感じながら心地よく仕事ができているそう。
「北側の部屋は真ん中で壁を設置できるよう、天井には補強材を、ドアには建具をつけてもらいました。将来的に子ども部屋にする予定です。寝室にはカーテンレールを設置しました。今はプロジェクターを置いて映像の投影を楽しんでいますが、収納スペースとしても使えます。今はウォークインクローゼットですべて収納できていますが、いずれ家族が増えたり大きくなったりした時に、ここに収納を移動することも考えています」(奥さま)
水周りは広い庭を持つA邸ならではの工夫も散りばめつつ、手作り感が溢れる温かみのある空間に仕上がりました。
「子どもが思いっきり庭遊びをして汚れて帰ってきたら、すぐに洗えるようにお風呂場の脱衣所に勝手口をつけました。洗面台と洗濯機の間にできた少しの隙間がもったいなかったので、洗濯機の横には自作した収納棚を置いています。鏡の下の収納スペースに使っている木材は、もともとは神棚に使おうと思っていたもの。細かい物を置くのにちょうどよくて便利です。お風呂場は南側にあるので、朝の日当たりもとても気持ちがよくて気に入っています」(奥さま)
広い土地を活かして外構も広くしたことで、建物の存在感が一段と際立つおうちになりました。家全体の梁をバランスよく見えるようにしたのも、建築の知識があるご夫婦ならではのこだわりです。
建設中に地盤改良の話も出るなど、紆余曲折もありながら無事に建った「木の家」。「南向きに立っているので『木の家』の特性を生かせています。断熱性があってとても温かく、光がたくさん入ってくる気持ち良さがありますね」と語るご夫婦。住み心地も上々です。
「子どもが大きくなったら今は授乳や子ども用のスペースとして使っている部分にダイニングテーブルを持って行き、リビングをもっと広く使う構想もあります。もっと低木を植えてお庭全体に広がりを持たせたり庭いじりをやったりと、広いお庭を有意義に活用していきたいですね」と今後の暮らしに夢も広がります。ご夫婦は「『木の家』にしてよかった」と笑顔で話してくれました。