木の家 No.185
暮らしながら自分たちに合うスタイルを見つけるのが楽しいです
木の家 | 2021.11.23
神奈川県川崎市にある「木の家」T邸は南側にある擁壁を生かして、プライベート空間が満喫できる素敵なお宅。ご夫婦がこの家で自由な暮らしを楽しみ始めてから、約3年が経ちました。
ご主人が「無印良品の家」の存在を知ったのはまだ独身の頃でした。「2年無料で『無印良品の家(家具付き)』に住む人募集」のキャンペーンを見て「面白い」と感じていたそう。その後、結婚後に家の購入を考え始めた際に再び「無印良品の家」と再会します。
「もともとマンション暮らしだったので、マンションと戸建てのどちらにするかで悩みました。マンションは空間が平面でエレベーターもあるので利便性の高さが魅力。しかし高齢になってからも住み続けることはきっと難しいですし、資産性や土地の所有権の問題もあります。一方の戸建ては手間がかかるけど、自分たちの好きなように建てられる自由さがあり、終の棲家としても使える。そうして戸建てに決めた頃に自然と『無印良品の家』が選択肢に入りました」と振り返るご主人に、「戸建てはやっぱり好きにリフォームできるメリットがありますもんね」と奥様も頷きます。
家探しをする中で他のハウスメーカーも検討していたご夫婦。しかしいずれも納得のできるものではなかったそうです。
「一般的なおうちによくある、壁で囲まれている階段が好きではありませんでした。開放的な空間が欲しかったんです。また生活環境や家族の状況が変わる可能性がある中で間取りがかっちり決められているのもピンときませんでした。ある程度は作ってある中の適度な自由度を求めていたので、他のハウスメーカーと比較して欲しいスペックを満たしている『無印良品の家』が自分たちに合っていました」(奥様)
「無印良品の家」で建てると決めてからは、モデルハウスにも足を運びます。初めてモデルハウスを見学した印象は「とにかく明るい」でした。
「明るさと入っていきなりリビングがあること、そして土間の広さが印象に残りました。また柱の少なさにもビックリ。吹き抜けの開放感が欲しかったので、『無印良品の家』で建てるなら『木の家』と自然に決まっていきました」(ご主人)
その後は通勤の利便性や治安のよさ、駅の近さなどさまざまな点を考慮し、約1年をかけて今の土地を見つけたご夫婦。こうして熟考を重ねて自分たちの暮らしにピッタリな「木の家」に住むことを決めました。
家づくりでこだわったのは2階部分。特にご主人の強い希望だったワークスペースの確保です。
「最初は今と図面が違ったんですが、ワークスペースを2階に提案させてもらいました。その分、ウォークインクローゼットは狭くなりますが、趣味も仕事もパソコンを使うので書斎のような空間はどうしてもほしかったです。今では在宅勤務となって仕事も集中してできているのでやっぱりこの空間を作って結果的によかったですね(ご主人)
施工例を参考にクローゼットはウォークインとし、1か所にまとめて集約して効率のよい収納を目指しました。
「担当の方からの提案で、2階にはトイレの配管だけ持ってきています。いずれ家族が増えた時に2階にもトイレをつけられるので安心感があります。また2階は主寝室だけ独立させていますが、他のスペースは将来的に部屋を分けることも可能。今は2階で映画を見たりのんびり過ごしたりしていますが、暮らしながらどうにでもできるので将来が楽しみです」(ご主人)
キッチンのこだわりは白色で統一したこと。カタログを見て奥様が「これだ!」とピンと来たそうです。
「広いので掃除も楽で使いやすいです。先日は出張シェフを呼んで料理をしてもらったのですが、プロの方も『使いやすい』と言っていました。広さもあるのでカウンター下にはワインセラーも置けて満足です」(奥様)
ご主人の趣味の自転車を置くため、土間も広めに設計。自転車を天井から吊るす収納方法にもこだわりました。また2階の寝室と他のフローリングは違う素材に。見学会で見たお宅の施工例を参考にしました。
「担当の方から『問題ないですよ』と言ってもらえていましたが、擁壁が南側にあるので日当たりは心配していました。でも実際に住んでみたら日当たりはバッチリ。しっかり日の光が入るウッドデッキは広さも確保したので、目線も気にせずランチを食べたりのんびり過ごしたりとプライベート空間を楽しめています」(ご主人)
日当たりに限らず、担当者からの事前の説明に安心感があったと振り返るご主人。耐震性などの基本性能面も説明された上で納得して家づくりを進めることができました。
「エアコンはリビングと寝室それぞれにありますが、基本的に夏も冬もサーキュレーターで風を回せばリビングの1台だけで家全体が一定の温度になります。実際に住んでいると断熱性の高さを実感します。暮らしやすさの面ではまったく不足がないですね」(ご主人)
今は少しずつ自分たちの暮らしに合うスタイルを見つけるのが楽しいというご夫婦。広々としたウッドデッキではしっかり日が入っているので野菜の育ちもよく、これからさらに家庭菜園の数を増やしていく予定なんだとか。「いずれは壁面本棚を作りたいですね。模様替えのようにどんなレイアウトがいいのか、模索しながら暮らす楽しさを感じています」とご夫婦は笑顔で語ってくれました。