「どうにでもできる」という自由さと気楽さを持てる家です

木の家 | 2021.9.28

宮城県仙台市にある「木の家」T邸は、高台に立つ見晴らしのいいお宅。広い間口とたくさんの窓が印象的です。ご夫婦とお子さまたちはこの家に住んで丸1年が経ちました。

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■建物概要
ご住所:宮城県仙台市
竣工年月:2020年4月
延床面積:92.18m²(27.88坪)
■ご家族構成
ご夫婦+お子さま2人

最初に「無印良品の家」を知ったのは奥様。「『無印良品の家』での暮らし体験モニターキャンペーン」の存在を知り、気になったそうです。

「当時は転勤族だったので応募は諦めたんです。その後に子どもが生まれて仙台へ。転職をして転勤族ではなくなったことで、本格的に家を建てたいと考えるようになりました」(奥様)

ご主人は岩手出身、奥様は青森出身というご夫妻ですが、お互いに仙台に住んでいた期間が長かったことから家を建てるなら仙台ということだけは決めていました。さまざまなハウスメーカーも検討する中で、奥様から知った「無印良品の家」を候補に入れていたご夫妻はモデルハウスを見学したり、「初めての家づくり講座」に参加。
すると意外にもご主人がその魅力に惹かれたといいます。

「僕としては即決で『ここがいいんじゃない?』と妻に言ったら、あまりに早い決め方で驚いていました」(ご主人)

ご主人が印象的だったのは、家に入った瞬間の開放感と明るさです。「外から見るイメージと中に入った印象が全然違った」と話すご主人に、奥様も「玄関に入った瞬間に明るくてビックリしました」と振り返ります。

「もともと四角い家にしたかったので、まず形が理想通りでした。またオープンに空間を使える吹き抜けとリビング階段も魅力的でした。吹き抜けと一体で使えるので効率的にスペースを使えるので、自分の家にも必ず取り入れたいと思いましたね。見学したのは天気があまり良くない日だったんですが、それでも家の中が明るかったのもよかったです。前に住んでいた家が日当たりが悪く暗かったので、明るさは大事な要素でした」(ご主人)

ご主人は即決した一方で、念のために他のメーカーも比較検討したご夫妻。しかし、いずれもご夫妻の琴線に触れるものではありませんでした。「どこに行っても『無印良品の家』と同じようにしてほしいとなりそうだったので、それなら他でやる意味がないと思ってやめました」とご主人は語ります。

その後もご夫妻は見学会やイベントに足しげく通いました。「そのときに気になることややりたいことを見学会で見ることができたので参考になりました。夜の見学会では、夜の家の雰囲気も確認できて安心できました」(ご主人)

一方、家作りで最も苦労したと語るのが土地探しです。

「間口が広い土地をずっと探していました。土地探しは担当者の方にもたくさん相談させていただきながら、1年近くかかったと思います。土地探しと並行してプラン作りも進行していたので、今の土地がたまたま出てきてくれたらすぐに家作りに入れました。土地に合った間取りを作ったのではなく、住みたい間取りに合う土地を見つけたという感じですね」(ご主人)

こうして自分たちの理想の暮らしを実現できる土地を見つけたご夫妻。「窓の家」とも悩みましたが、最終的に「木の家」に住むことを決めました。

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間取りでこだわったのは、玄関からの動線とキッチンです。

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「玄関からキッチンや洗面所に直接行けるようにしました。家から帰ってきてすぐに手を洗ったりトイレに行けたりするので、安心感もあります。キッチンの収納扉は『扉があってもいちいち閉めないし、邪魔になりそうだよね』と夫婦で意見が一致したので、つけませんでした。収納扉がないことで奥行きを感じ、広々使えて便利です。食洗器をビルトインで取り付けたところもこだわりました」(奥様)

「洗面台はカウンターを家族みんなで広々使えるように幅の広いものを選びました。外壁のガルバリウム鋼板は最初から白を希望していましたが、メンテナンスが楽なのがいいですね。床材をメープルにしたのもお気に入り。2階のライティングレールは照明の位置を自由に変えられるので使い勝手がいいです」(ご主人)

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最近では2階でテレワークをすることも多いというご主人。仕事でもプライベートでも、家で過ごす時間はとても快適です。

「住み心地は文句ないですね。オール電化で太陽光パネルもつけていますが、電気代も高くありません。夏でも冬でもエアコン1台で快適です。ほぼ南向きなので日当たりもよく、太陽の光の熱が家の中に入ってくると暑いくらい。冬でも家の中が25℃くらいになるので驚いています」(ご主人)

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当初は一室空間に対して「素敵だけど住みこなせるかわからない」と一抹の不安もあったと語るご主人。しかし「打ち合わせを重ねていくうちに不安もなくなりました。子どもたちが自分の部屋がほしいとなっても、家具を置いたり壁を作ったりできる。『どうにでもできる』という自由さと気楽さを持てるようになった」と振り返ります。

「家族の気配を近くで感じられる家を求めていました。家族の顔が見えて、コミュニケーションが取りやすい家。それに子どもたちが走り回れるような環境を用意してあげたかったので理想通りですね。両親は青森のモデルハウスに一緒に見学に行きましたが、まだこの家に来られていないので早く見せたいです」

ご夫妻はそう笑顔で語ってくれました。

※掲載写真は取材時のものであり、現在はご採用いただけない仕様もございます