木の家 No.178
海外の家のような広々としたリビングに憧れていました
木の家 | 2021.8.31
海にほど近い神奈川県茅ケ崎市にある「木の家」T邸は、太陽の光がたっぷりと降り注ぐ日当たりのいいお宅。Tさんご一家は、ご夫妻と生まれて間もない息子さん、そして愛猫2匹という賑やかなご家庭です。息子さんの育児が始まって生活が一転したというご夫妻に、お話を伺いました。
ご夫妻が「無印良品の家」の存在を知ったのは、ご主人の勤務地の新宿にある無印良品の店舗がきっかけでした。「もともと無印良品の店舗には月に1回程度は行っていましたが、『無印良品の家』に関しては、家を建てる1年ほど前に二人で新宿ピカデリーを通りかかった時に初めて知りました。当時はまだ2人で同棲をしていたのですが、家の購入を考えていたときだったので候補の一つになりました」とご主人は振り返ります。無印良品が住宅を手がけていることに驚きがあったものの、好印象を持ったそう。
「将来的に子育てをしていく上では、都心ではなく郊外に暮らしたい」という思いは抱いていたものの、住宅メーカーだけでなく、住む場所や建て方、マンションか一戸建てかということさえまだ決めていなかったご夫妻。それでも、当初から家づくりでは何よりもリビングの広さを重要視していたそうです。
「結婚式をオーストラリアで挙げたのですが、式の後は1週間ほどオーストラリアを旅行しました。旅行をしている間はホテルに宿泊せずに、Airbnbを利用して3戸ほど現地のおうちに宿泊したんです。そこで20~30畳ほどのリビングがあるおうちに宿泊したことで憧れを持ち、『自分たちが家を買うときは、絶対に大きなリビングにしよう』と決めました。『これを叶えてくれるのは注文住宅しかないね』ということで、2人で意見が一致しました」(ご主人)
その後は注文住宅を想定し、ご夫妻はさまざまな住宅メーカーを見て回りましたが、「広いリビングにするには柱が必要な施工例が多かったんです。一方で無印良品の家は空間が広くて柱もないので、『海外っぽい』と感じました」とご主人は振り返ります。最終的には奥さまとも「無印良品の商品も好きだし、無印良品の家ならデザイン面、機能面でも信頼できるよね」と納得し合えたことも決め手だったそうです。
その後は、都内近郊で開催された無印良品の家の見学会にもたびたび参加したご夫妻。当時の印象としては、「『無印らしいな』と感じました。おしゃれなのに飾っている感じもなく、とっつきやすい。そうは言っても物足りなさがあるわけでもない。デザインとしてすごくいいなと思いました」(ご主人)。ウェブデザイナーをしているご主人も、無印良品の家のデザイン性をすんなりと受け入れたと言います。
また土地探しに関しても見学会が大きな参考に。「辻堂と茅ケ崎の間にあるお宅に見学に行った時に、住んでいるご家族がとても楽しそうに暮らしていたのが印象に残ったんです。夫は福島で私は兵庫出身なので縁もゆかりもなかったんですが、海も近いので帰ってきたときに楽しくなれる場所だと感じて、この茅ヶ崎にしました」(奥さま)
一方で、間取りや広々とした空間を家族でどう使っているかという点は気になっていたので見学会でも重点的にチェックしたんだとか。「小さなお子さんが区切られていないお部屋を自由に使っていたご家庭もあって安心できました。内装や広さの雰囲気、コンセントの位置や数、壁など細かいところも確認でき、リアルな住み心地を見ることができて『大丈夫だな』と感じられました」と語るご主人に、「見学会に行ったことで後押しになりました」と奥さんも続けます。「窓の家」とも迷ったものの、木が持つ温かみやデザインなど全体的なバランスを考えて最終的に「木の家」に決めました。
「わからないことや不安なことはありましたが、担当の方に土地探しからローンの手続きまで、家を建てる際の段取りやわからないことはすべてお任せできたので困ったことはありませんでした」(奥さま)
家づくりの際には、広々としたリビングのために間取りや柱の数にこだわりました。さらに奥さまが何よりもこだわったのはキッチンの収納。
「キッチンの収納は隠す人が多いと思いますが、あえて扉をつけない見せる収納にしました。プランを考えていく中で、シェルフを3台並べたらちょうど作業台になることがわかったので、「じゃあ、別に隠さなくていいね」と。もともと使おうと決めていた収納ケースに合わせて高さを調整してもらったので、『こういう収納がしたかった』という希望が実現しました。家事の中で一番長くいる場所なので、担当の方に過去の施工例を見せながら『こういうことをやっているお宅があるんですけど、うちでもできますか?』とわがままも聞いてもらえたのは嬉しかったです」(奥さま)
自由に決めた間取り、広々としたリビング、使い勝手のいいキッチンなど、ご夫妻の理想が詰まった「木の家」。実際に住んで改めて「『無印良品の家』にしてよかった」と感じているそうです。
「前に2人で住んでいた家は壁が薄くて隣の人の喧嘩の声が聞こえたほどでした(笑)。子どもが泣いていても隣を気にしなくてもいいので、戸建てで本当によかったと思います。心の余裕を持てて子育てできていますね。今は在宅ワークになったので通勤もなく、毎日仕事をしてロードバイクに乗って子どもと触れ合って、と家で幸せに過ごせています」とご主人。
奥さまも「断熱性がすごく高いです。冬は暖かくて夏は涼しいのでとても住みやすいですね。冬の日当たりもいいので、猫たちが気持ちよさそうにしているんですよ」と笑顔を覗かせます。
「私は在宅ワーク、妻は育休中なので家族3人がずっと家にいる生活。以前住んでいたアパートと比べると今のほうが部屋数も多く、部屋も広いので明らかに電気使用量は増えていますが、オール電化でも光熱費はそこまで上がっていないですね」(ご主人)
暮らしている中で「もっとこうしたい」というアイデアもいろいろと出てくるそう。「『ここにこういう収納が欲しいね』と思ったら、無印良品に行って買い足しています」(奥さま)
引っ越してからロードバイクを購入し、サーフィンやランニングなど茅ケ崎という住環境だからこそ楽しめるスポーツも楽しみにしているというご夫妻。リビングの椅子とテーブルをウッドデッキに持ち出してのバーベキューやキャンプ、子ども用のおうちプールなど、これからやってみたいことがたくさんあります。
「コロナ前は、友人家族7世帯が集まってそれぞれの家でお泊り会をしていたので『私たちもみんなを泊めたい』とずっと思っていました。たくさんの友達を呼んでのんびり過ごせるような開放的なリビングができたので、機会ができたらぜひお泊り会をしたいです。『木の家』にして本当に良かったです」と話してくれました。