木の家 No.176

リビングのお気に入りのスペースにいるだけで、時間が過ぎていきます

木の家 | 2021.8.10

兵庫県加東市にある「木の家」Y邸は、L字型にたっぷりと面積をとったウッドデッキが特長。シンプルな色合いの外壁と芝生のコントラストが印象的なお宅です。

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■建物概要
ご住所:兵庫県加東市
竣工年月:2018年8月
延床面積:96.88m²(29.3坪)
■ご家族構成
ご夫婦

Yさんご夫妻は「無印良品の家」の存在を、偶然に知りました。

「私が、整理収納のアドバイザーの資格をとったことがきっかけで、定評のある無印良品の収納用品を見てみよう、とグランフロント大阪にあるお店に行ったんです。すると、『木の家』のミニチュアが展示されていました」
と振り返る奥様に、ご主人も言葉を継ぎます。
「当時は賃貸の集合住宅に住んでいて、『そろそろ永く暮らせる戸建てに引っ越したいな』と考え出しているところだったので、興味を持って見学することにしました。ひと目見て『格好いい家だな』と感じました」

その場で「無印良品の家」についての説明も聞いたお二人。
「室内の様子が、シンプルでいいな、と思いましたし、他にないような個性的なデザインも気に入りました。自分たちの好きなスタイルにアレンジできるコンセプトに加えて、安心して暮らせる性能面の高さに好感を持ちました」(ご主人)
「デザインがまず気に入りました。室内の明るい雰囲気も素敵でした。防音性も高いということだったので『静寂性が保たれた暮らしができそうだな』と感じました」(奥様)

「無印良品の家」に本格的に興味を持ったご夫妻は、戸建てへの引っ越しを視野に入れて、ご自宅の近くにあるモデルハウスにも足を運びました。
「実際の家を見ることで、自分たちが暮らすイメージがはっきり湧いてきました」
と口を揃えるお二人。入居者宅見学会にも参加することで、具体的な間取りなどを考えていくようになりました。比較検討のためもあり、他の会社のモデルハウスも並行して見学していたというご夫妻ですが、「無印良品の家」を見学した時以上の「ここに住みたい」という実感を得ることがなかったそう。

その後も、モデルハウスへ足を運ぶなどしながら「無印良品の家」への理解を深め、自分たちのライフスタイルも考慮した上で、「木の家」に住むことを決めました。さらに、それまで住んでいたエリアで、希望にかなった土地も見つかったことで、住まい作りが本格的に始まりました。

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「モデルハウスを見学して『窓の家』のデザインがとても気に入ったので、室内はそのイメージも反映させて白を基調にした明るい雰囲気を出すようにしつつ、『木の家』本来の特長を生かした開放感があって、温かみを感じさせる家にしたかったです」

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と語るお二人。その希望を反映させた家にするため、リビングやキッチンのスペースはもとより、2階も可動式の扉を多用することで壁を少なくして、広々とした空間を作り出しました。

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また、床材も肌触りが心地よく、色合いに温かみのある材質を選びました。
その他の部分も、随所にお二人の好みや希望を反映させました。

「普段から、二人とも料理をしているので、お互いに快適に作業ができるように、キッチンはたっぷりとスペースを取りました。換気扇も性能重視で、大きめのものを設置しました」(ご主人)

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「収納スペースの確保に加えて、可変性と掃除のしやすさを考えて、可動できる棚を各スペースに設けました」(奥様)
担当者も含めて、何度も相談をし、生活動線も意識しながら、キッチンから階段の位置まで一つずつ考えていったというお二人。時間をかけて完成させた「木の家」の住み心地について伺ってみました。

「暮らしやすさを実感しています。家にいる時間が以前に比べて長くなりましたから(笑)。リビングのお気に入りのスペースにいるだけで、時間が過ぎていきますね。夫婦で苦労してDIYしたL字型のウッドデッキも心地よくて、最近は庭にいることも多くなりました」(ご主人)

「二人で野菜づくりなども始めるようになりましたね。光熱費は、以前の集合住宅の頃に比べてリーズナブルになったと思います。オール電化にしたこともありますが、断熱性能の高さも大きな原因です。冬も夏も、エアコンを多用することなく快適な温度が保たれています。防音性能も高いので、外の音も気になりません」(奥様)

本当に気に入ったものを残していくという、適度な「断捨離」もしながら、常に快適な居心地が保てるように意識するなど、住まいの居心地をより良くするためのアレンジも楽しんでいるお二人。「明るさと温かみ、そして開放感がある住まい」という願いを叶えた「木の家」での暮らしを満喫されているようです。