木の家 No.155
暖かい日差しのなかで、子どもを昼寝させるひとときが心地いいです
木の家 | 2020.3.17
大阪府泉南郡に広がる新興住宅街の一角に、シックな色合いの外壁が映える「木の家」S邸が建っています。Sさんご一家は、ご夫妻と「木の家」に住みだした翌月に生まれたお子さまの3人家族。明るい室内では、遊んでいるお子さまの歓声が気持ちよく響きます。
ご夫妻の間で「無印良品の家」の存在を先に知ったのは、奥さまでした。
「無印良品の商品を探そうと思って、ホームページを見ているときに『無印良品の家』があることに気がつきました。『無印良品が家を建てているんだ』と興味を持って、さらに調べていくと、当時住んでいた集合住宅の近くにモデルハウスがあることを知りました。『見てみたいな』と思って夫に相談しました」。
そんな奥さまの言葉に、ご主人も続けます。「無印良品が家を建てていることは全く知りませんでした。でも、妻が普段から無印良品の商品を愛用していたので、面白そうだなと興味が湧きました。妻との間では、まだ『戸建てに住もう』という具体的な話も出ていなかったのですが、『一度見てみたいね』という話になりました」。
お2人は、さっそく、連れ立って「無印良品の家」の見学に行きました。
「吹き抜けがあって、家の目立つところに階段があって、と、それまで持っていた『家』のイメージとは全く異なる間取りで『こんな家もあるんだなあ』と驚いたのと同時に、『こんな家に住んでみたいな』と感じました。実は子どものころの課外授業で、無印良品の店舗で職業体験をさせてもらったことがあるんです(笑)。そんなところに『縁』を感じたりもしました」と振り返るご主人。
奥さまも「第一印象で『明るくて素敵だな』と感じました。あと、広々とした室内空間にも驚きました。開放感があるところがとても気に入りました」と好感を持ちました。
そんなお2人は「無印良品の家」に触発されて「もともといつかは住もうと思っていたし、子どもが生まれるまでに住まいを決めた方がいい」(奥さま)と、戸建てに住むことを本格的に考えるようになりました。そして、いくつか他の住宅メーカーのモデルハウスを見学しました。
「でも、どうしても『無印良品の家』を初めて見たときの感動を超えることがなかったんです。妻も『どうも乗り気になれない』といっていたので、だったら『無印良品の家』にしようという話になりました」(ご主人)。
お2人はさらに、広々とした室内と木を効果的に使った「木の家」に住むことを選択。
入居者宅見学会に参加するなどして、「無印良品の家」への理解を深めながら、自分たちの住まいへのイメージを固めていきました。
「『入居者宅見学会』はとても参考になりました。いくつか拝見するなかで、畳のあるスペースをとても効果的に使っていらっしゃるお宅があったんです。もともと畳が好きだったので『自分たちの家にもこういった和室をつくろう』と決めることができました」(ご主人)。
それぞれの希望にかなった土地も見つかり、家づくりをはじめたお2人。和室を設けるほかにも、床暖房の導入や、キッチンまわりのレイアウトを動きやすくするなどの希望や工夫を随所に組み込みました。
完成した「木の家」に住みだして1年以上が経ちましたが、その住み心地にはお2人とも満足しています。
「やはり陽光がたっぷり入るので、とても明るいところが気に入っています」(ご主人)。
「冬でも晴れた日の日中の室内の暖かさには驚きました。床暖房をつけていることもありますが、日中はエアコンを使わなくても過ごせる日が多かったですね。光熱費もリーズナブルに収まっていると思います」(奥さま)。
ご両親をはじめ、家を訪れる方々からも「デザインの良さ」と「居心地の良さ」に驚かれることが多いそうです。
「この前いらっしゃった赤ちゃん連れのお母さんが、『玄関が広いので、ベビーカーをそのまま入れられるところが楽でいいですね』とおっしゃっていました。いわれるまで気がつきませんでしたが、確かにその通りでとっても楽ですね」(奥さま)。
お2人のお気に入りの場所をうかがいました。
「和室ですね。リビングの横につくったのですが、暖かい日差しのなかで子どもを昼寝させていると、本当に心地よくて私も一緒に寝てしまいます(笑)。2階に寝室を設けましたが、夜も、畳の上に布団を敷いて家族3人で寝るようになりました。布団はベランダで思い切り干しています。その時々で一番楽な暮らし方ができるような間取りにすることができたと思います」。
そう話す奥さまに、ご主人も言葉を継ぎます。
「僕はやはり、リビングですね。ここで家族と過ごす時間がとても貴重なものに感じられます」。
さらに住み心地をよくしようと、家庭菜園を設けるなど「木の家」での暮らしを満喫しているお2人。
「子どもが大きくなったら2階の子ども部屋の使い方なども変わっていくと思います。自分たちの生活スタイルの変化にも永く寄り添ってくれる『木の家』に住むことを、子どもが生まれるタイミングで選択してよかったです」と口を揃えます。