木の家 No.153
最初に見たときの「感動」が決め手
木の家 | 2020.2.4
埼玉県久喜市に建つ「木の家」S邸。シックな色合いの外壁が、住宅街のなかでもひときわ映えるお宅です。Sさんご夫妻と愛犬が「木の家」に住みだして、8年近い月日が経ちました。
お2人が初めて「無印良品の家」を見たのは、まだ戸建てを建てる計画もないころのことでした。奥さまがホームページで「無印良品の家」の存在を知り、モデルハウスに見学に行ったそうです。
「文房具や手帳を愛用している『無印良品』が、家を建てていることに興味を持ちました。正直にいうと、冷やかし半分で見学に行きましたね」と笑うご夫妻。ところが、実際に「木の家」を見たお2人は、衝撃を受けました。
「もう、完全に惚れちゃったんです(笑)。もともと『四角い』デザインが好きなのですが『木の家』の外観は、まさに僕の好みにぴったりでした。凹凸が少なくて、すっきりしていて、色も落ち着いている。しかも室内はシンプルで開放的。ひと目で気に入りました」。そう振り返るご主人に、奥さまも言葉を続けます。
「夫の熱量がとても高かったのですが、私も結構、盛り上っていました(笑)。素直にいいな、と感じたんです」。
その後、当時住んでいた集合住宅が手狭になってきたこともあり、ご夫妻は、本格的に戸建ての購入を考え出します。もちろん、真っ先に候補に上がったのは「無印良品の家」でした。
「とはいっても、家の購入を考え出してすぐに、他の住宅メーカーのモデルハウスもいくつか見学に行きました。ただ、どのモデルハウスを見ても現実感がなくて、自分たちが実際に住むイメージが湧いてこなかったんです。そういった体験を経て『無印良品の家』以外の家に住むという選択肢が、自然になくなっていきました」。
ご主人が語るように、結局、最初に見たときの「感動」が決め手となって、お2人は「無印良品の家」に住むことを、具体的に考えるようになりました。
「『初めての家づくり講座』などに参加しましたし、『入居者宅見学会』にも数回、参加しました。小さなお子さまがいらっしゃるのに、とても綺麗になさっているお宅がとくに印象に残りました。実際に住んでいらっしゃる方の暮らしを拝見して、お話をおうかがいすることで『自分たちはどんな家に住みたいか』というイメージがより明確になったと思います」奥さまはそう話します。
その後、希望にかなった土地も見つかり、お2人はいよいよ家づくりを本格的にはじめました。
「間取りは、自分たちで図面を引いて『こうしたらどうなるか』『どんな間取りだと暮らしやすいか』と、何度も話し合いました。その上で、担当の方にも相談して、アドバイスしてもらいながら決めていきました。自分たちの住まいのことを考える時間は、とても楽しかったですね」と口を揃えるご夫妻は、それぞれの希望を「木の家」に詰め込んでいきました。
「キッチンのスペースは広くとりました。2人でキッチンに立つこともあるので、そんなときにもストレスなく料理ができるようにしたかったんです。あと、家のなかをすっきり見せたいので、土間収納など、収納を数多く設けました」(奥さま)。
「畳が好きなので、和室をリビングの脇につくりました。親が来た際などに使ってもらうことも想定しました。その結果、当初から間取りを少し変更しましたが、違和感のない仕上がりになったと思います。インテリアに関しても、床材からカーテンに至るまで吟味しました。間取りに限らず、細かなことまで担当の方に相談しましたが、どれに対しても一緒に考えてもらえたのが嬉しかったですね。自分たちにとって何がベストな選択か、ひとつひとつ納得いくまで検討することができました」(ご主人)。
そんなお2人の、思いがこもった「木の家」が完成しました。
「住みだしてすぐのころは、家にいるのが楽しくて、毎日まっすぐ帰宅していました」とご主人は笑います。
家に住みだして、おおよそ8年が経ったいまも、お2人とも心地よく暮らしています。
「趣味の楽器演奏などで、外に音が漏れることが少し心配だったのですが、全く気にならないですね。外からの音もあまり聞こえてこず、静寂性が保たれています。この前、霰(あられ)が降ってきたときもすぐには気がつかなかったくらいです。また犬がいるので、一日中エアコンを稼働させていることも多いのですが、真夏でも1台だけで家中が適温に保たれています。だから光熱費もリーズナブルに保てていると思います」(奥さま)。
「開放感があるのが何よりもいいですね。日中は明るいので、家のなかにいると清々しい気持ちになれます。メンテナンスは、掃除を細めにするくらいで、あまり特別なことはしていないのですが、家が古びていかないところも気に入っていますね。デザインもシンプルなので、飽きが来ません」(ご主人)。
お2人のご親族も「木の家」の住み心地の良さを感じていらっしゃるそうです。
庭に植木を増やすなどしながら、自分たちらしい「木の家」での暮らしを楽しんでいるご夫妻。
「最初に『無印良品の家』を見なかったら、家を建てていませんでした。『木の家』にして良かったと思います」。お2人は笑顔でそう語ります。