求めていたものは、構造的な強さと断熱性能の高さでした

木の家 | 2019.12.3

群馬県高崎市の住宅街に建つ「木の家」S邸は、シックな外観と芝の緑のコントラストが鮮やかなお宅です。
Sさんご一家は、ご夫妻と生まれて間もないお子さまの3人家族。「木の家」に住み出して1年以上が経ちました。

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■建物概要
ご住所:群馬県高崎市
竣工年月:2018年3月
延床面積:98.53m²(29.8坪)
■ご家族構成
ご夫婦+お子さま

ご夫妻の間で「無印良品の家」がクローズアップされたのは、ご結婚を機に戸建ての購入を考え出してからのことでした。ホームページで見つけて「個性的で素敵だな、住んでみたいな」という奥さまの意見をきっかけに、無印良品の家 高崎店 モデルハウスを見学に行ったそうです。

「無印良品の商品を愛用していたこともあり、親近感がありました。インターネットで見ていましたが、実物は想像以上にいいな、と感じました」と振り返る奥さま。一方でご主人は、「確かに開放感があって好感を持ちましたが、『ここだけではなくて、他の住宅メーカーの家も見たいな』と感じました」と「いまひとつ」の印象でした。
ところが、数ヶ月後にあらためて「無印良品の家」を見学に行った際に、ご主人の印象が大きく変わりました。
「他の住宅メーカーのモデルハウスをいくつか見学した上で、あらためて『無印良品の家』を見ると、その個性的な外見がとても好ましく感じました」と、最初から好感を持っていた奥さまと意見が一致しました。そこでご夫妻は、さらに詳しく「無印良品の家」について調べることにしました。

「私たちが家に最も求めていたものは、構造的な強さと断熱性能の高さでした。パンフレットやホームページを読み、担当の方に話を聞いて、SE構法をはじめとした基本構造や性能を調べました。その結果、無印良品の商品全般に共通する『シンプルで丈夫なつくり』が、家にも反映されていると感じました。もちろんデザインも素敵だと感じましたが、これから家族で長く住む家だけに、性能の高さを信頼できたことが『無印良品の家』を、最終的に選んだ決め手ですね」。ご主人の言葉に奥さまもうなづきます。

「結局、2度目に『無印良品の家』を見学した後は『ここにしたいね』となって、他のモデルハウスは見に行きませんでした。室内に木がふんだんに使われ、ウッドデッキやひさしがあるところが気に入った『木の家』にしよう、と意見もまとまりました」。
その後、入居者見学会に参加し、実際の暮らしへのイメージも高めたご夫妻は、納得して「木の家」に決めました。
並行して探していた土地も希望にかなったところが見つかり、家づくりが本格的にはじまりました。

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間取りなどは「吹き抜けのある広々とした一室空間という『木の家』の特長をできるだけ生かした住まいにしたい(ご主人)」という基本コンセプトを決めた上で、ディテールを考えていきました。

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「リビングとダイ二ングの間に扉の仕切りをつけて、両親が来た際などに客間として使えるようにしました。もちろん、普段は扉を開放して広い空間にしています。扉を収納した部分のスペースは、2人共通の趣味のオートバイやアウトドアなどのアイテムをしまう土間収納として使うことにしました。あと、キッチンは作業スペースを確保するために幅広のタイプにしました。背面をオープン収納にしたことも合わせ、大好きな料理がしやすい空間にしました」(奥さま)。

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「2階は寝室の他に、フリースペースを設けました。将来的には、子ども部屋として使う予定で、家族構成に応じて、何通りかに仕切れるようにしています。寝室にはウォークインクローゼットを設けず、ユニットシェルフで間仕切りをすることで、スペースを確保しました。お互い衣装は必要な分だけ持つタイプだから、収納で苦労はしていないですね」(ご主人)。

ご夫妻の希望をしっかりと詰め込んだ「木の家」。実際の住み心地も上々です。
「遊びに来た両親も驚いていましたが、冬の暖かさは想像以上ですね。夏も過ごしやすいです。キッチンのカウンターを広くとったことで、ミルクをつくったり配膳したりするのも楽ですね」(奥さま)。
「実は書斎が欲しいな、と少しだけ思っていたのですが(笑)、この広い空間で過ごす時間が楽しいので、いまではつくらなくてよかったなと思っています。食事の後などに、リビングのソファでくつろぐひとときがとても貴重に感じます」(ご主人)。

暮らしにあわせて、さまざまにアレンジもしているそうです。
「子育てが少し落ち着いたら、子どものころから続けていたピアノを弾きたいなと思っているんです。実は照明の位置もそれに合わせて配置しているんですよ」。そう話す奥さまに、ご主人も
「もともとの住み心地がいいので、もっと良くしたい、とあれこれ工夫するのが楽しいですね」と続けます。

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木の家」での暮らしを満喫しているご夫妻。
「住みはじめて1年以上経ちましたが、間取りや仕様をあれこれ試行錯誤していたころを懐かしく思い出します。施工例・入居者インタビューなどを見ながら、どのような家にするかイメージを明確にしながら、家族や担当の方と検討を重ねることで、自分たちの暮らしにあった家ができるのではと思います」とこれから家づくりを考えている方たちに、アドバイスをしていただきました。

※掲載写真は取材時のものであり、現在はご採用いただけない仕様もございます