木の家 No.149
ライフスタイルに合わせて「暮らしやすい家」に
木の家 | 2019.11.12
群馬県北群馬郡榛東村にある「木の家」M邸は、シルバーの外壁が印象的なお宅です。
Mさんご一家は、ご夫妻と長男の3人家族。1歳に満たない長男の遊ぶ声が、明るい室内に心地よく響きます。
「無印良品の家」の存在を知ったのはご主人でした。
「インテリアが好きなので、無印良品の家具のカタログを見ていて、そこで無印良品が家も展開していることを知りました。まだ学生のころだったと思います」。
そんなご夫妻の間で「無印良品の家」がクローズアップされたのは、当時住んでいたアパート近くで高崎店「木の家」モデルハウスを見つけたことでした。
「長く家族で暮らしていける家に住もう、と戸建てに絞って探しました。いくつかの住宅メーカーのモデルハウスを見学しましたが、いまひとつ『ここに住みたい』と思える家が見つかりませんでした。無印良品の家のホームページで、施工例・入居者インタビューを読んでいると『(他の住宅メーカーの商品は)決め手に欠けていた』というフレーズがよく出てきますが、私たちもまさにその状態でした(笑)」。そう振り返るお2人。さっそく申し込みをして、見学することに。そして、初めて間近で見学した「無印良品の家」に、すっかり魅了されました。
「正直にいうと、さほど期待をせずに軽い気持ちで行ったんです(笑)。でも、一目見て『ここだな』と直感しました。間仕切りが少なくて広々とした『一室空間』が心地良かったんです」。ご主人の言葉に奥さまも続けます。
「私も『建てるなら、ここだな』と感じました。吹き抜けのある明るい室内の雰囲気がとても良かったし、『木の家』の外装と内装、いずれも気に入りました。あと、見学しているときはもとより、その後も、担当の方が押し付けがましくなかったので、自分たちのペースで考えることができたのも良かったですね」。
「ここに住みたい」と意見が一致したお2人。その後は「無印良品の家」に狙いを絞って、徹底的に調べることをはじめました。
「まずホームページを熟読しました。性能面はもちろんですが、施工例・入居者インタビューも数多く読んで、間取りなどの研究をしました。初めての家づくり講座などに加え、入居者見学会にも10回前後は参加しました。実際に住んでいる方のお話をうかがえたことが、家づくりの大きな参考になりました」。そう語るご夫妻は、十分に納得いくまで調べた上で、ご家族からも賛同を得て、「木の家」を建てることを決意しました。
家づくりには、随所にお2人の希望や好みを反映させました。
「さまざまなお宅を見学させていただいたのですが、やっぱり最初に見て感動したモデルハウスの間取りを基本にすることにしました。広々とした室内になることを最も意識しました」(ご主人)。
「いままで住んでいた集合住宅で感じてきた不便を解消することに気を配りました。具体的には『冬でも暖かい室内』『広いキッチン』『室内、室外いずれも洗濯物を干せる十分なスペース』といったところです。あとは、最初にモデルハウスを見たときに感動した『明るい室内』にしようと工夫しました」(奥さま)。
そのほかにも、野球が趣味のご主人が試合や練習から帰ってきた際に、玄関からバスルームに直行できるような動線をつくるなど、ご夫妻の暮らしに寄り添った間取りを実現した「木の家」が完成しました。
実際の住み心地には、お2人とも満足しています。
「希望通り、冬でも暖かい室内になったので、エアコンを使う頻度が減りました。居心地がいいので、家で過ごす時間が楽しいです。あと、2階にあがると寝室にある大きな窓から見える夜景がすごく綺麗で、就寝前に毎回癒されています」(奥さま)。
「質感の良い床材にしたことで、室内全体が落ち着いた雰囲気になりました。外からの音が入りにくく、静かなので、落ち着いて過ごせるところもいいですね。休みの日に、庭を見ながらのんびりするのが至福の時間です」(ご主人)。
遊びに来る友人たちからも「おしゃれ」「インテリアとよく合う室内だね」と好評を博しているそうです。
「2人とも、必要以上にプライベート空間をつくる必要はない、と考えているので、いまは2階も間仕切りを少なくして、広々とした空間にしています。でも長男が大きくなったら、子ども部屋をつくることも想定しています」と語るご主人は、お子さまが安全に遊びまわれるよう、玄関にベビーゲートも自作する、高いDIY精神の持ち主でもあります。
「自分たちで何かをつくることも含めて、これからも、その時々のライフスタイルに合わせて『暮らしやすい家』にし続けていきたいですね」。ご夫妻はそう口を揃えます。