木の家 No.143

家の中にいると、開放感と同時に安心感があります

木の家 | 2019.8.20

埼玉県鴻巣市の閑静な住宅街に建っている「木の家」S邸。
Sさんご夫妻と愛犬が暮らすお宅は陽光がたっぷりと入り、明るい雰囲気に包まれています。ご夫妻の間で「無印良品の家」の存在がクローズアップされたのは、戸建てに住むことを考え出して間もないころでした。

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■建物概要
ご住所:埼玉県鴻巣市
竣工年月:2017年7月
延床面積:108.53m²(32.83坪)
■ご家族構成
ご夫婦+犬

「当時住んでいた集合住宅の契約更新のタイミングがきっかけで『そろそろ、広々とした戸建てに住みたいね』と話し合って、家探しをはじめました。そんなときに、友人が『無印良品の家』を勧めてくれたんです」と話す奥さま。
一方でご主人は、「10年ほど前だと思うのですが、ひょんなことで『無印良品が家を建てている』ことを知りました。当時はまだ戸建てに住むことを考えていなかったので、そのまま進展はなかったのですが、妻から『無印良品の家』を勧められたという話を聞いて、記憶が蘇ってきました」と振り返ります。

「一度見に行ってみよう」と「無印良品の家」のモデルハウスに行ったお2人は、「木の家」を見学して衝撃を受けました。
「玄関に入ったときの広々とした開放感に『いい家だな』と感じました。デザインも洒落ていて、すごく魅力的でした」(ご主人)。
「実は私は、夫ほど家の印象が残っていない(笑)。というのも、無理強いしない、押し付けがましくない営業姿勢が、とても印象に残ったからなんです。落ち着いて『この家に住みたいかどうか』だけを考えることができたのが嬉しかったんですね」(奥さま)。
帰宅してからお互いの「好印象」を確かめあったお2人。その後も他の会社のモデルハウスを見に行くことと並行して、「初めての家づくり講座」に参加などしながら「無印良品の家」への理解を深めていきました。

「居心地の良さは、最初に見学したときにわかったので、性能面、とくに断熱性能耐震性に関して詳しく調べました。ホームページなどで調べて、疑問点は担当の方に聞く。それを何度か繰り返しているうちに、次第に私も、肩肘を張らない感じになってきたんです。担当の方とリラックスしながら話をしているうちに『こんなに落ち着いて考えさせてくれる人たちが関わっている家だったら、ここに決めて間違いないだろうな』と感じました」。
ご主人の言葉に、奥さまも続けます。
「最初はコスト面も考えて『建売住宅でもいいかな』という気持ちもありましたが、夫が『木の家』のことを調べて、いろいろ話してくれるのを聞いたりしていくなかで、『この家に住みたいな』と感じるようになりました」。

思いが一致し、「木の家」に住むことを決めたご夫妻。理想的な土地も見つかり、さっそく家づくりに取りかかりました。

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家づくりでは、お2人の希望を存分に反映させました。
「モデルハウスを見たときの感動そのままに『開放感』を優先させて、玄関と土間を広く取ったり、吹き抜けのスペースを大きくしたりしました。スケルトン階段もモデルハウスで気に入ったので取り入れました。動線にも気を配りました。玄関からリビングにすぐに行ける動線と、土間を通って洗面所へ直行する動線をつくって、回遊型の間取りにしました」(ご主人)。

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「間取りなどは夫の主導で進めていきましたが、私も、要所要所で好みや思いを伝えていきました。例えば床材は、飼い犬が遊びやすそうなものを選びました。肌触りが心地いいので、私も裸足で過ごすことが多くなりました」(奥さま)。

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完成した「木の家」。実際の住み心地も上々です。
「家にいる時間が、以前に比べて確実に増えました。綺麗にしがいがあるので、掃除もこまめにするようになりましたね。それから、冬でも暖かいところに驚きました。私は、もともと薄着の方ですが、冬でも家のなかでは重ね着をほとんどしなくなりました(笑)」(ご主人)。
「本当に冬場の暖かさは、想像以上でした。エアコンは2台設置していますが、実際に稼働させるのは1台だけでほぼ問題ありませんし、昼間は止めている時間もあったくらいです。あとは、何といっても、家のなかにいると、開放感と同時に、安心感があるところがいいですね。遊びに来てくれる友人も、吹き抜けの下に置いたソファに寝転んで『起きる気がしない。心地いい』といってくれます」(奥さま)。
他のお友達からも「開放感がある」「お洒落だね」と好評を博しているそうです。

「私の両親も『安心できるいい家だね』といってくれています。私たちがいいと感じている『木のぬくもり』も伝わったんじゃないかなと思います」と顔をほころばせるご主人。
その横で微笑む奥さまや、床でくつろいでいる愛犬も「木の家」での生活を存分に楽しんでいるようです。

「最初に見たときに『ここにしよう』とほぼ心が決まっていましたが、それでも家が建つまでは、性能面からお金のこと、そして間取りといった、さまざまなことを考えました。その都度、担当の方に相談したり、妻と話しあって決めてきました。『ここは譲りたくない』というポイントを押さえて、妻と一緒に突き進んできた結果、いまの家に住むことができた。とても良かったと思います」。そんなご主人の力強い言葉に、奥さまもその通りというようにうなずきました。

※掲載写真は取材時のものであり、現在はご採用いただけない仕様もございます