木の家 No.142
家に帰ってドアを開けると、ほっとします
木の家 | 2019.8.13
群馬県太田市の住宅街にある「木の家」I邸は、青空にシックな色合いの外壁がひときわ映えるお宅です。Iさんご一家はご夫妻と、ふたりのお子さまの4人家族。「木の家」に住み出して約2年が経ちました。
ご夫妻が、戸建てに住むことを考え出したのは4年ほど前のこと。それまで住んでいた集合住宅から「さらに広く居心地の良い家に住もう」と話し合い、ご主人の憧れでもあった「庭のある戸建て」の購入を考え出しました。
お2人が家探しで最初におこなったことは、「無印良品の家」のモデルハウス見学に行くことでした。
「結婚する前から『無印良品の家』の存在は知っていました。服や文房具を愛用している無印良品が手がけている家、ということで興味を持ちました。『お洒落だなあ』と感じたことを覚えていたので、戸建てを購入しようという話になったときにも、妻にそのことを話しました」と振り返るご主人。
奥さまも当時のことを振り返ります。「偶然、近くにモデルハウスがあることを知ったので、夫に伝えたら『無印良品の家』のことを教えてもらいました。私も文房具などの無印良品の商品を愛用していたのですが『家まで手がけているんだ!』とちょっと驚きましたね」。
家探しをはじめたばかりということもあり、モデルハウスの見学へも「軽い気持ち」で行ったお2人ですが「木の家」にひと目で魅了されました。
「ドアを開けた瞬間に『いい家だなあ』と直感しました」。ご主人の言葉に、奥さまも言葉を継ぎます。
「私もいいな、と感じました。というのも、長女がとっても楽しそうにモデルハウスの中を動きまわっていたんです。『子どもがのびのび過ごせる、こんな家に住めたらいいな』と思いましたね」。
その後、いくつかの住宅会社の資料を取り寄せるなどの比較検討も行ったご夫妻ですが、最終的に「木の家」に住むことを決めました。
「時間が経っても古びないデザインの家がいい、と思っていた私にとって『無印良品の家』のお洒落さは、しっくりくるものでした。耐震性も家を選ぶときの大事なポイントにしていましたが、最高の耐震等級『3』を取得していることを知ったのも大きいです。でもこういった理由は全部、後付けなんです(笑)。決め手は、最初に見学したときの印象の良さ。その直感を一番大事にして決めました」(ご主人)。
「私も直感を大事にしたと思います。私の実家は戸建てで、住み心地も良かったのですが、実は、子ども部屋に1人でいると『他の部屋にいる家族の様子も知りたいな』と感じたりしていたんです(笑)。だから『木の家』の一室空間の広々とした室内に、好感を持ちました」(奥さま)。
意見がぴたりと一致したご夫妻。それぞれの職場にも近い閑静な住宅街に土地も見つかり、いよいよ家づくりがはじまりました。
家づくりでは随所にお2人の希望を取り入れました。中でもひときわ気を配ったのは、キッチンまわりでした。
「できあがった料理をスムーズに食卓に運びたいな、と思って、キッチンとダイニングが横につながっている間取りにしました。食卓に付いている家族の様子もわかるし、リビングも見渡せるので、思っていた以上に使いやすいですね」(奥さま)。
「私も料理が好きなので、キッチンまわりにはこだわりがありました(笑)。戸建てに住むからには、自分たちがいいと感じる間取りにしたいと思って他の場所も検討を重ねました」(ご主人)。
ご主人の言葉通り、洗面所のレイアウトなどにも工夫を組み込んで完成した「木の家」。住み心地は「どこもすごく気に入っています」と、ご夫妻は口を揃えます。
「やっぱり、家全体が一つの大きな空間になっているので、どこにいても家族が見えたり、気配がわかるのが嬉しいです。1階と2階で話したりするような風通しのいい『日常』は、とても心地いいですね。夏と冬も暑くなく、寒くなくで過ごしやすいです」と奥さまは声を弾ませます。
ご主人も「朝、太陽が昇ってくるのにあわせて、寝室も少しずつ明るくなってくるんです。その明るさで自然に目覚めるのが気持ちいいですね。憧れだった庭でバーベキューをしたり、家庭菜園をするのも楽しいです。あと、この家のいい状態を保ちたいので、雑貨などを買うときもよく吟味するようになりました」と話します。
ご夫妻のご両親、そして友達や職場の同僚からの評判も「居心地がいい」などと、上々だそう。
最後に「木の家」での暮らしを満喫するお2人に「この家にして一番良かったこと」をおうかがいしてみました。
「家に帰ってドアを開けたときの、開放感のある明るい雰囲気ですね。『我が家に帰ってきたなあ』ってほっとした気持ちになるんです」。
そんな奥さまの言葉に続けて、ご主人もこういいます。「2人の直感を大事にして、この家にしました。その決断が一番良かったと思っています」。
お子さまたちが遊びまわる歓声が聞こえるなかで、お2人は笑顔になりました。