木の家 No.136
「居心地がいい」といってもらえるのが嬉しいです
木の家 | 2019.6.4
愛知県豊川市の住宅街に建つ「木の家」H邸は、黒い外壁がまわりの景色に映えるお宅です。
Hさんご一家は、ご夫妻と昨年誕生したばかりのお子さまの3人家族。「木の家」に住みだして1年以上が経ちました。ご結婚後間もなく「木の家」を建てたご夫妻。「無印良品の家」の存在を先に知ったのは奥さまでした。
「高校生のころ、当時住んでいたところの近所に『無印良品の家』が建てられているのを見かけたんです。母親がもともと無印良品が好きだったこともあって、子どものころから身のまわりには無印良品の製品がたくさんありました。そんなこともあって、無印良品が手がける家に大変興味を持ったことを覚えています」。
その後、ご結婚をきっかけに家を建てることが決まったときに、奥さまの頭に真っ先に思い浮かんだのは「無印良品の家」でした。
一方、ご主人は奥さまから話を聞くまで、その存在は知りませんでした。
「『自分の土地に建てた一軒家に住みたい』という思いを以前から強く持っていたので、結婚する前からこの周辺で土地探しをしていました。住宅メーカーのモデルハウスには行きにくい印象があったので、家選びは進んでいませんでした」。
そんなお2人が連れ立って見学に行った「無印良品の家」。その第一印象はどちらにとっても上々でした。
「予備知識なしで見学に行ったのですが、ものすごく気に入りました。『窓の家』と『木の家』の両方を見たのですが、広々とした吹き抜けや、木を効果的に使った内装が気に入って『木の家』に住みたいな、と感じました」とご主人が話すと、奥さまも「もともとデザインが気に入っていたのですが、実物は予想以上に素敵で、住むなら『無印良品の家』しかない、とその場で心に決めました。私は『窓の家』のデザインが気に入っていたのですが、夫と話して、私たちの暮らしによりフィットしている『木の家』に住むことにしました」と笑顔で振り返ります。
「木の家」に住むと決心してからは、担当者と相談しながら資金計画を固め、さらに土地探しも本格的にはじめました。
「ほかの住宅メーカーとの比較検討もほとんどしませんでした。家を建てた会社の先輩にも相談したのですが『どれだけ悩んで建てても、ああしたかった、こうすればよかった、と後で考えるよ』といわれて、あれこれ比較して思い悩むよりも、『ここに住みたい』という自分たちの気持ちに従って進んだ方がいいだろう、と判断したんです」と語るご主人ですが、気になることはwebサイトやSNSを見ながら自分たちで調べたり、担当者に直接聞くことで、ひとつひとつしっかり解消していきました。
「外の音がどのくらい聞こえるのか気になっていました。そこで、雨の日にモデルハウスを見学に行って、雨の音がほとんど聞こえないことを確認しました。あと、耐震性などの性能に関しては、担当の方から詳しく説明を受けて『これなら信頼できる』と判断しました」。しばらくして、お2人の地元で希望にかなった土地も見つかり、いよいよ家づくりがはじまりました。
間取りの基本は奥さまが決めていきました。
「まわりにいる、家を建てた人たちにいろいろ教えてもらいました。ウォークインクローゼットを設けるなど、日々の暮らしの便利さを考えた部分と、窓を設けない壁面をあえてつくるなど、デザインを優先したい部分をわけて考えていきました。窓のない壁面をつくることで、リビングの日当たりが悪くなることを少しだけ心配していましたが、大きな窓からたっぷり日が入るので問題ありませんでした」。
戸建てに住むお知り合いに、間取りなどについての考え方を聞くことも大いに参考になったという奥さま。その一方で、各地のモデルハウスも参考にしました。
「他県にある『無印良品の家』を見学に行ったときに、いいな、と感じたので取り入れてもらいました」というのが、庭いっぱいに広がったウッドデッキ。
ご主人も「見た目もいいですし、何より、ここで過ごす時間はとてもくつろげます」と笑顔で語ります。
随所に自分たちらしさを取り入れて完成した「木の家」。実際の住み心地もとてもいいそうです。
「一番驚いたのは、冬の室内の暖かさですね。エアコンもあまり使わず快適に過ごせました。あと、この快適さを維持するために掃除もこまめにするようになりました」(奥さま)。
「お互いの友人や会社の同僚を招くと、みんなびっくりしますね。『おしゃれだね』とか『家っぽくないね』といわれます。『居心地がいい』といってもらえるのが嬉しいです。私自身、家にいる時間が以前の家に住んでいたころに比べて格段に増えました」(ご主人)。
お子さまが大きくなってからのことも視野に入れています。
「私たちが過ごしやすいように考えて、2階に間仕切りをほとんどつくりませんでした。でも、将来子どもが大きくなったら、間仕切りをしてプライベートスペースをつくることも想定しています。そうやって自分たちのライフスタイルに合わせて変化させられる『木の家』は、私たちにとってぴったりだと思います」と語るご主人が、さらに「私たちはまだこの『木の家』を生かしきれていないと思うんです。これからこの家の良さを、家族でたっぷり味わっていきたいですね」と続けると、お子さまを抱いた奥さまも大きくうなずいて笑顔になりました。