木の家 No.129
「自分たちが住んで後悔しない家は?」と考えました
木の家 | 2018.11.6
千葉県印西市にある新興住宅街の一角に「木の家」K邸があります。
Kさんご一家は、ご夫妻と2歳の長男の3人家族。「木の家」に住み始めて1年が経ちました。
はじめて無印良品の家を見たのは、ご結婚されて間もないころ。「縦の家」の見学会に参加したときのことでした。
「妻に誘われて、『趣味のサイクリングを楽しむついでに』くらいの気分で見に行きました」と語るご主人は、狭小地を縦に広く使う「縦の家」のユニークなつくりに驚いたそう。
「正直に言うと、そのころは家のことを本気で考える前だったこともあり、自分たちがこの家に住むというイメージは湧いてきませんでした」と笑います。一方で「その前から、無印良品の家は気になっていましたが、思っていた以上に新鮮な雰囲気でいいなと感じました」と好印象の奥さま。
ご主人を再び誘って、今度は「窓の家」の見学会に行きました。「『窓の家』はスマートな上にかわいらしいので、すっかり気に入りました」と振り返ります。
その後、少し間をおいて、ご夫妻は無印良品の家 松戸店で「初めての家づくり講座」を受講することにしました。
「子どもを授かったことをきっかけに、本気で戸建ての家に住むことを夫婦で考えるようになりました。見学して興味をもち始めていた無印良品の家で、まずはお金のことも含めて詳しい話を聞いてみよう、と参加しました」そう語るご主人。
当時は都心部に住んでいましたが「自然環境のいい場所で子育てを」と、ご夫妻で時間を見つけては郊外の土地や家の見学に出かけていました。
建売から注文住宅まで数多くの戸建てを見て、ご夫妻は最終的に無印良品の家に住むことを選びました。その決定に至るまでには、契約する寸前まで話が進んでいたハウスメーカーもあったそうです。
「でも、どうしても決断できなくて、無印良品の家に行って担当の方に相談したんです。すると担当の方は、いつもどおりに対応してくれたので少し冷静になることができました。そして『自分たちが住んで後悔しない家は?』ともう一度考えてみると、無印良品の家が自然に浮かび上がってきました。妻は最初から気に入っていましたが、私もいくつものモデルハウスを見る中で、広々とした間取りや明るい室内の雰囲気が自分たちの生活に合っていると感じていました。実際、他の会社にお願いしていた間取り図は『窓の家』を意識していましたから」と、ご主人はそのときの経緯を笑いながら話します。
さらにご夫妻は、無印良品の家の3商品の中から「木の家」を選びました。
「もともとは『窓の家』に住みたかったのですが、『木の家』の方に気持ちが傾いていきました。『窓の家』の雰囲気はいまでも好きですが、お互いの趣味や好みのものが、いろいろ家の中にあっても雑然とならない『木の家』の方が、私たちのように多趣味な夫婦にはあっていると感じました」と奥さまは語ります。
「始発駅から徒歩圏内で緑が多い」というご夫妻の希望にあった土地も見つかり、本格的に家づくりが始まりました。
ご主人がとくに気を配ったところは、映画や音楽鑑賞をするためのシアタールーム、そして日なたでくつろげるウッドデッキ。奥さまはたっぷりの収納と、開放感のあるオール電化のキッチン。そしておふたり共通で、広い土間と、間仕切りの少ない広々とした空間。おのおのと共通の趣味や好みのバランスをとってつくられた「木の家」。完成すると、奥さまのイメージどおり、調和のとれた雰囲気の家となりました。
住み心地は「快適の一言です」と笑うご主人。中でも、ひと冬を過ごして、家の中のあたたかさには驚いたそう。
この家に住みだしてからの変化をうかがうと「いままでに比べて、休日でも、家の中で過ごす時間が増えました」という答えが返ってきました。
奥さまは「子どもが小さいこともありますが、太陽の光がたっぷり入ってくるので、自然に早寝早起きの規則正しい生活サイクルになってきました。掃除もしやすいので夫婦でこまめにやるようにもなりました」と言います。
おふたりのお気に入りの場所は、それぞれリビングとキッチン。
「シアタールームも使っていますけれど、当初思っていたほどこもっていないですね。家族の顔が見えるリビングで、読書などをしている時間が一番くつろぎます」と話すご主人の傍らで奥さまもうなずきます。
「共働きなので、子どもも含めて家族全員がそろう時間はどうしても限られてきます。だから、広々とした明るい家の中で、家族がお互いに気配を感じながら過ごせるひとときはとても貴重ですね。子どもが大きくなっても、この空間で家族みんなが過ごす時間を持ち続けていければいいなと思っています」そう語るとご夫妻で笑顔になりました。
互いのライフスタイルや趣味を尊重しあいながら、家族として一緒にいるひとときを大切にする。「木の家」は、そんなKさんご夫妻を包み込むように存在しながら、年月を積み重ねていくこととなりそうです。