木の家 No.115
一番気に入っているのは大きな窓
木の家 | 2018.2.20
岡山県岡山市、JR山陽本線 庭瀬駅から車で10分ほどの住宅地に建つ、「木の家」Y邸。
Yさんご一家は、ご夫妻と5歳のお子さまの3人家族。以前は、同じ分譲地内に建つご主人の実家で暮らしていたそうです。
「この土地は、いずれ私たちが家を建てられるようにと、義母が見つけてくれたんです」と笑顔で話す奥様。土地の購入から数年を経て、Yさんの家づくりはスタートします。
Yさんが「無印良品の家」を知ったのは、家づくりを始める3年程前のこと。
「もともと無印良品の商品が好きだったので、どんな家なのか興味がありました。でも、そのころはまだ家を建てる計画はなかったので外から眺めただけでした。まさか将来その家に住むことになるとは考えていませんでした」というご夫妻。
家づくりの検討を始めて、まず頭に浮かんだのが、以前見た無印良品の「木の家」だったといいます。
早速、モデルハウスを訪れたYさんご夫妻。そのときの印象を振り返ってこう話します。
「スッキリして、開放的な空間。できれば三角屋根の家が良かったけど、それ以外は全部好きでした」(奥様)。
「広々した感じが気に入りました。でも、それほど急いでないし、一応他のメーカーを比較してみようと思いました」(ご主人)。
住宅展示場にも足を運んだYさん。
「いろいろ見たんですけど、正直、何を基準に選んで良いのかわかりませんでした」とご主人。
その後、地元の工務店なども含め、約1年かけて検討を重ねたそうです。
そして、最終的に「無印良品の家」を選んだ理由をこう話します。
「実は、他の工務店で図面までつくってもらうところまでいきました。でも、自分たちの希望を伝えているうちに、自分が無意識に『無印良品の家』に近づけようとしていたことに気づいたんです。それで、やっぱり最初に気に入った『無印良品の家』にしようと思いました」という奥様。さらにこう続けます。「主人はずっと、きっと最初に戻るよっていってたんですけど、本当にその通りになりました(笑)。ずっと家づくりを応援してくれていた両親も賛成してくれて、気持ちが完全に固まりました」(奥様)。
一方ご主人は、「他の工務店で『無印良品の家』と同じようなスペックにしようとすると、かなり高額になりました。構造や性能を考えると『無印良品の家』の価格は決して高くないことがわかったんです」と納得してご購入を決められたようです。
間取りは岡山店 モデルハウスやウェブサイトの施工例を参考にしたというYさん。
「家のサイズはもう少し大きくすることもできたけど、私はコンパクトな家が好みだったので、これで十分だと思いました」(奥様)。
「駐車スペースも2台分確保できるし、デザイン的にもこのくらいの大きさがちょうど良いと思います」(ご主人)。
Y邸の間取りは、1階にリビング、ダイニング、キッチン、水まわり。ゆったりとした玄関土間にはお子さまの自転車を格納するスペースも。
「家の真ん中に吹き抜けがくるようにしたいと思ってこの間取りにしました。2階と1階がつながっていて、家中どこにいても家族の声が聞こえるのが良いですね」(ご主人)。
「室内も日当たりが良くて、購入前にシミュレーションした通りです」(奥様)。
家具は、ほとんど無印良品で統一されていますが、奥様がこだわったというダイニングテーブルとチェアは岡山県産のヒノキを使用したもの。存在感がありながらも木の家の空間とマッチしています。
2階には寝室とフリースペース。書斎スペースとお子さまのプレイスペースが緩やかにつながります。衣類の収納には無印良品のポリプロピレン収納ケース引出式を活用。ラベルを貼って綺麗に分類されています。
一番気に入っているのは大きな窓、という奥様。
「はじめは外から家の中が見えるんじゃないかと思って不安でしたが、レースのカーテンがあればほとんど見えません。むしろ、家の中から外で遊ぶ子供の様子が見えるので安心です」(奥様)。
ご主人は「家に入った瞬間に感じる空間の広がりが好きです」といいます。
夏と冬の暮らしについて、Yさんはこう話します。
「エアコンは24時間稼働させて、室温を一定に保っています。夏、部屋に入ってモワッとする感じがないのが良いですね。冬は底冷えする感じがない。フローリングも冷たくならないんです」とご主人。
また、奥様は「前の家と比べて電気代が本当に安いんですよ。家の性能によってこんなに違うんだなと実感しています」と嬉しそうに話します。
暮らし方にも変化があったようです。
「持ち物の量が3分の1くらいになりましたね。以前は物が捨てられなくてどんどん溜まっていってしまいましたが、中が見える収納が多いので、いかに上手に整理整頓するかを考えるようになりました。あと、本当に必要な物以外は買わないように、できるだけシンプルに暮らすように心がけています」(奥様)。