木の家 No.114

移住して一戸建てを持つ夢が叶いました

木の家 | 2018.1.23

岡山県倉敷市、国産デニムの産地として知られる児島の市街地から車で10分程の小高い丘の上に建つ、「木の家」M邸。Mさんご一家は、ご夫妻と10歳のお子さま、それに愛犬が2匹。
今から4年程前、ご主人の転職を機に東京からこの土地に移り住みました。
「『無印良品の家』を建てるのは昔からの夢だったんです。でもまさか本当に実現するとは思っていませんでした。今でも夢を見ているようです」と語る奥様。
ご主人は仕事の合間の昼休みに帰宅して、庭の手入れや家の掃除をするくらいこの家が気に入っているとのことです。
「家のことをやるのが楽しいですね。これまでは団地やマンションでしか暮らしたことがなかったので、一戸建てでの生活を楽しんでいます」(ご主人)。

in_entry_01

■建物概要
ご住所:岡山県倉敷市
竣工年月:2016年4月
延床面積:101.02m²(30.55坪)
■ご家族構成
ご夫婦+お子さま+犬2匹

Mさんと「無印良品の家」との出会いは2005年、「木の家」が発売されて間もなくの頃でした。奥様は当時を振り返ってこう話します。
「どこで知ったのか具体的には覚えていません。ただ、当時会社の同僚と将来どんな家に住みたいか話していたときに、二人とも『無印良品の家』が良いねと意気投合したことがあったんです。その同僚はインテリアなどの趣味がとても良かったので、意気投合したことがなんだか嬉しくてずっと頭の片隅に残っていました」(奥様)。
Mさんご夫妻は数回の引越しを経て、中古マンションを購入。岡山への移住がなければ、そこで暮らしていく計画だったといいます。

Mさんが再び住宅購入を考え始めたのは、移住して3年程経った頃。
「長い目で見ると、このまま家賃を払い続けるより購入した方がいいだろうと思いました。家を買うとしたら古民家をリノベーションするのが良いかなと考えていたんです。そんなとき、ちょうど『無印良品の家』の存在を知りました」というご主人。モデルハウスが古着屋さんなどがあるエリアだったこともあり、買い物のついでに立ち寄ってみることにしたそうです。
奥様は「まだ『無印良品の家』に住めるチャンスがあるかもしれない」と期待に胸を膨らませたといいます。

モデルハウスを訪れたときの印象ご夫妻はこう話します。
「めちゃくちゃ明るくておしゃれ。はじめての場所なのに子供がすごくリラックスしているのが印象的でした」(奥様)。
「家のつくりや雰囲気は良かったけど金額を見ると結構高い、やっぱり購入は難しいかなと思いました」とご主人。

そんなMさんが具体的に検討を始めたのは、土地の情報収集を始めてからだといいます。
「犬の散歩をしながら近所の空き地を見ていました。気になったところがあったので帰ってから調べてみると、思ったほど高くない。これなら購入できるかもしれないと思いました」というご主人。また、こう続けます。「古民家のリノベーションは、見た目はおしゃれになるけど実際に暮らすとなると手入れなど、いろいろと大変ということもありました。良い場所さえ見つかれば、新たに建てる方が良いかなと気持ちが変わっていきました」(ご主人)。

その後、「初めての家づくり講座」へ参加することで、不安なことが解消されて、3ヶ月という早さで決断。
「昔から結構即決するタイプなんです。一応考えるんですけど、自分たちの中で答えはすでに決まってることが多いですね(笑)」(ご主人)。

「土地は、まわりにあまり家が無いひっそりとした場所が理想でした。ここは目の前が畑と林で、遠くに海が見えるのが気に入りました」(ご夫妻)。

間取りは、無印良品が提案している間取りになるべく忠実にしようと考えたという奥様。
「無印良品がいろいろ検討した上で出しているとしたら、それが一番良いだろうし、デザイン的にも美しいと思いました」(奥様)。
「設備やパーツがすでに選定されているので、多くの中からひとつずつ選んでいくストレスがなくて良かったです」(ご主人)。

heimen

M邸の間取りは、1階にリビング、ダイニング、キッチン、水まわり。2階は寝室とウォークインクローゼット、子供部屋とフリースペースが繋がっています。
「細かい部分はウェブサイトの施工例を見て参考にしました。ウォークインクローゼットは必ず実現したかったもののひとつです。」(奥様)。
「スチール階段の位置にもこだわりました」というご主人。
階段の正面から遠くに海が見えるように配置されています。玄関から室内を見渡した時の開放感がお気に入りという奥様、「間仕切りの多い家で育ったので、こんな空間で暮らしてみたいなとずっと思っていました」と嬉しそうに話します。「子供からは、暮らし始めて1ヶ月目くらいに部屋に壁が欲しいと言われてしまいましたけど(笑)」(ご主人)。

in_entry_02

in_entry_03

in_entry_04

インテリアは古道具好きな奥様のセンスを生かして、ご夫妻で相談して選んでいるそうです。
「イームズチェアなど、思い出深いもの以外は東京から引っ越すときに処分しました」(ご主人)。

家の性能も実感しているようです。
「はじめは24時間エアコンつけっぱなしで大丈夫かなと不安になりました。でも、電気代は6千円〜1万5千円くらいで、以前と比べて大分安くなったので今では安心して快適に暮らしています」(奥様)。
「プロパンガスを使っていたときは、冬でも節約のためにシャワーだけでしたから(笑)」(ご主人)。

最後にご主人はこう話してくれました。
「引き渡されたときは空っぽの箱のような状態。そこからどんな風にしていこうか考えるとワクワクしました。はじめは土だけの状態だった庭も、芝生を張って植物を植えて、少しずつ自分たちの家をつくっていく楽しさがありますね」(ご主人)。